●タワー・オブ・パワーのベース奏者、ロッコ、69歳で死去~独特のパーカッシヴな奏法で人気
●タワー・オブ・パワーのベース奏者、ロッコ、69歳で死去
【Rocco Bass Player Of Tower Of Power Dies At 69】
(本作・本文は約4000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字換算すると、8分から4分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと13分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)
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●タワー・オブ・パワーのベース奏者、ロッコ、69歳で死去
【Rocco Bass Player Of Tower Of Power Dies At 69】
訃報。
フランシス・ロッコ・プレスティア Francis Rocco Prestia Jr. タワー・オブ・パワー(TOP)のベース奏者、2020年9月29日、入院中のラスヴェガスのホスピスで死去。69歳。
(本人のフェイスブックページから)
ベイエリア・ファンク・バンドの雄タワー・オブ・パワーをドラムスのデイヴィッド・ガルバルディとともに屋台骨を支えた。数日前に体調が悪化し入院していた。多くの人に「ロッコ」と呼ばれ親しまれた彼は、1968年TOP結成時からのベース奏者。2014年に腎臓移植。2017年の来日が最後。(グループとしてはその後、2018年、2019年にも来日)
https://cbsloc.al/34hnGXK
TOPのほとんどすべての大ヒット曲(「ホワット・イズ・ヒップ」、「ドント・チェンジ・ホーセス」、「~ヤングマン」他)でベースをプレイしている。
日本語ニュース→
http://amass.jp/139710/
「ホワット・イズ・ヒップ」→
https://bit.ly/3n77Ibq%E3%80%80
https://bit.ly/3n77Ibq
1974年の初来日以来、90年代以降はほぼ毎年来日。日本のタワー・オブ・パワー・ファンクラブの調べによるとタワー・オブ・パワーとしての来日は2019年で28回。
グループ創始者でもあるエミリオ・カスティーヨとのハイスクール時代からのクラスメートで、バンド結成以来のメンバー。最初はギターを持ったがまもなくベースに転向した。
「スクイブ・ケイクス」→
https://bit.ly/34c3QgK
28回の来日の中で個人的に印象に残っているのは、ブルノで2時間半ぶっ通しでやった2008年5月のこのライヴ→
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10100178315.html
1977年シカゴで収録されたライヴ映像。3曲(約10分)ドラムスがガルバルディ―ではなく、ロニー・ベックとみられる。ベースはロッコ→https://bit.ly/3kZYTyf タイニーコンサートもやっていたが、ロッコが不参加だった
Legendary Tower of Power bassist Rocco Prestia dies aged 69
GUITARWORLD.COM
Legendary Tower of Power bassist Rocco Prestia dies aged 69
The fingerstyle funk master was one of the most influential bassists of the past 50 years
フランシス・ロッコ・プレスティア⑧ 追悼。Francis Rocco Prestia なんと、「ホワット・イズ・ヒップ」をゆっくり弾いてくれないか、という司会者の求めに応じて、ゆっくり弾く。
https://youtube.com/watch?v=at2OZjrxQZA (約6分)
「どうやるというより、どう感じてやるかかな」とも。「他の奏者より強く叩く」。
⑨ 追悼。Francis Rocco Prestia これも指元をアップにした動画→
https://bit.ly/2Guasik (約9分)
みんなあのベースはどうやって弾いているのか知りたがっている。「JB、スライ、スタックス、モータウンなどのソウル・レコードから学んだ」
Francis Rocco Prestia Fingerstyle Funk 1 7
https://www.youtube.com/watch?v=cyubZ5F1G70
Francis Rocco Prestia - Fingerstyle Funk
https://www.youtube.com/watch?v=W_Hk5_2eyA4
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フランシス・ロッコ・プレスティーア・ジュニアは、1951年(昭和26年)3月7日、カリフォルニア州ソノーラ生まれ。当初は、ギターを弾いていたが、学校の同級生でもあったエミリオ・カスティーヨのバンドのオーディションを受けた時にエミリオの勧めでベースに転向した。1968年のこと。当初はモータウンナーズと名乗っていたが、グループ名がよくないということで、タワー・オブ・パワーに。当時はその名の通り、モータウンやスタックスのソウル・ヒッツのカヴァーをやっていた。その後、1978年まで在籍。1985年復帰。
2001年、体調を崩しライヴ・ツアーから引退気味に。その後、2014年12月に腎臓移植の手術を行った。
ロッコのスタイルは、「フィンガースタイル・ファンク」と言われ、非常に強い力でプレイしパーカッシヴな音を作る。その独特のリズム感が、タワー・オブ・パワーのドラムスのガルバルディ―と抜群の相性を見せ、二人で強烈なリズム隊を刻むことになった。
ロッコは、ジェームス・ジェマーソンらのモータウンのベース奏者、ドナルド・ダック・ダンなどのスタックスのベース奏者、アンソニー・ジャクソン、スライのラリー・グラハムなどソウル・ミュージック系のベース奏者に影響を受け、自身のスタイルを築き上げた。その後、ロッコのスタイルはジャコ・パストリアス、マーカス・ミラーなど後輩のベース奏者に影響を与えるようになった。
1999年に『エヴリバディ―・オン・ザ・バス!』という自身のアルバムを出した。教則ビデオなどもだしている。1970年以降、しばらくグループを離れていた時期を除いてほとんどのタワー・オブ・パワーのレコードのベースを担当している。
多くのベース奏者からも追悼の言葉が寄せられている。
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音楽評論家、萩原健太さんのブログ。ロッコ追悼
The fingerstyle funk bass master Rocco Prestia dies aged 69
2020.10.02
https://kenta45rpm.com/2020/10/02/rip-rocco-prestia/
僕もこの中で描かれているワーナーの2枚組サンプラーを買った。980円だった。あれはいいコンピだったなあ。
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