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WWD×LUMINE ネクストリーダーに選出して頂いた理由について
トップの写真は3月2日にLUMINEゼロで行われた、授賞式の様子です。
こんにちは!この度、EBRU Inc.佐藤は、WWD×LUMINE MOVE ON ネクストリーダー2022に選出していただきました。
元AKBの小嶋陽菜さんや、Makuakeの坊垣さん、ヘラルボニーさんなど、そうそうたる面々が選出されています。
なぜ知名度もないEBRU Inc.を選出いただいたのかというと、私たちが解決しようとする、アートやファッションなどの作り手が根深く持つ問題、文化芸術産業の不健全な実情について、審査員のLUMINEの方々が同じ課題感を感じていたことにありました。WWD JAPANで、「怒りだ。」というセンセーショナルな言葉から始まる記事にしていただき、その問題については深く話しています。
EBRU Inc.がアーティストや工房などと共創する、EARMINDはそれを解決する糸口になるかもしれないと、アート×イヤホンという変わった角度からの事業の取り組みを評価していただきました。
ネクストリーダーの選考会では、エモいか というスタートアップのピッチでは見ることがない視点の審査基準がありました。エモを盛り沢山にしつつ、真面目に数値目標も示しながらプレゼン。そこで改めて、アートやファッションは数字だけでは表せない領域だなと感じました。
では、エモさとは何か。ずばり、
”見えないものが見えているか”
”そのモノから感じ取れているか”
ということだと思っています。どう感じるべきかという正解も決してありません。
EARMINDのSound art pieceは誰かの琴線に触れたい。エモさ(アート)を身につけて音楽を最高に楽しんで欲しい。そんな温度があるイヤホンがEARMINDなのです。
エモさも一つの言語だと思っています。EBRU一同は美大出身のため、ネイティブな言語ですが、この言語の理解を「アートってわからないな」という人に、わかり易く楽しく製品を通じて伝えていくことがEBRU Inc.のミッションだと思っています。
ちなみに以前、スタートアップの界隈の方に、このエモに関して、”ノイズ”と言われたこともあります。(笑) 言いたいことは重々理解しています。でも、EARMINDが提供する価値はそこにあるんです。
また、EARMINDのInstagramのプロフィールでは、アートで”ノイジー”なマインドを表現しますと書いています。では、”ノイジー” とは何か。
EARMINDのノイズの正体、それは ”あそび” です。
ホイジンガが定義した自由にあそぶ生き物が人間である、という考え方があります。私はこの考え方がとても大好きで、アートやファッションに関わる者として昔から大切にしている価値観です。
人として生きる楽しみが、アートやファッションに関わる者として、この日本ではあそびの総量が減ってきていると感じています。それに伴って、アートやものづくり産業、ファッション業界が元気がなくなっていると考えています。
日本から世界中にも、もっと ”あそぶ人” を増やしていきたい!
アートという、わかる人だけわかればいいよという世界から一歩踏み込んで、アートの需要を増やしていきたいという強い想いを持っています。EARMINDのSound art pieceから、アートへの興味に繋がり、アートへの理解が少しずつ拡がっていくように。その結果、アートやものづくり、ファッション業界などが少しでも元気になって欲しい!
そんなEBRU Inc.の想いを拡げるべく、日夜EARMINDの事業化に取り組んでいます。アートでノイジーなスタートアップEBRU Inc.をぜひ応援してくださると嬉しいです!
2022.03.18 EBRUInc. 佐藤