美の巨人たち
重厚な深みのある男性の声で以下の文章を脳内で再生ください。
(NHKの美術番組のように)
昨夜、noteに一枚の顔絵を投稿した海老原由梨だったが、実はその前にもう一枚描いたイラストがあった。
しかし載せるのを辞めた。
それは、顔だけではなく体も描いてしまったからだ。
顔絵レッスンと命名したマガジンには、基本、顔だけと決めている。
であるのにもかかわらず、なぜ体も描いてしまったのだろうかと海老原は考えた。
体を描くというのは動作が加わる。
その動作が示す何かを描きたかったのだろう。
描いているうちに、長い髪を振り乱した子供とも大人ともつかない人物が、
三輪車に乗って得意になるイラストが完成した。
これだけ髪がなびいているので爆走にちがいない。
この人物は実在はしない。
しかし、このイラストには海老原由梨のこんな熱いメッセージが込められている。
「図に乗ったもん勝ちだ」と。