あの山に登りたい
俺は57歳の誕生日に突然思い立ち、会社をやめて、登山をやることにした。その山の頂上に立つのは熟練者でも難しく、過去、多数の遭難者を出している。
周囲の人々は、みな、反対した、初心者でしょ?危険だ、無理だと。しかし俺は、登ることに決めた。山に行く前日、壮行会が行われたが、俺の勇気を褒める者もいれば、無謀だ、まだ間に合う、考え直せと迫る者もいた。
大して装備を持たずに出発しようとする俺を非難する者もいた。
山に登り始めた日は猛吹雪で、俺は一日で30歩しか動けなかった。俺は雪をかきわけ深い穴を掘り、その中で寝た。
二日目は晴れたのでずいぶんと登ることができた。しかし頂上は遥か彼方で、雲より上空にある。俺はこれからの道のりを想像し、ため息をついた。
足が痛い。登山靴が足に合わないのだろう、足の指が靴と擦れて傷付いていた。夜、近くで獣の唸り声が聞こえたため、朝まで一睡もできなかった。
足の痛み、夜の恐怖、吹雪、孤独。
辛い、逃げたい、山を降りたい。しかし、応援してくれた人たちのことを思うと、前に進むしかなかった。
天気がよい夜は、星空が美しく、星が掴めそうなくらい近くに見える。食糧はだいぶ無くなってきた。果たして、この食糧で間に合うのか。
10日目、俺は9合目まで登ることができた。頂上はすぐ近くに見える。
あと少し。全く無謀な登山だったが、なんとか登りきることができそうだ。応援してくれた人々に感謝を込めて、一人一人にお礼を言いたいという、その気持ちが、俺をついに諦めさせなかった。
ついでにいうと、次回はもっと準備をちゃんとやりたいな。食糧の量については見積もりが甘かったし、靴もイマイチだった。
明日、俺は山頂に立ち、俺の人生で初めてぐらいの達成感を味わうことができるだろう。
今回の苦しい経験により、俺の精神はますますタフになった。世界一頼れる男を目指してこれからもがんばるっす、ごっつあんです。え?次は何を目指すって?
角界入りして横綱を目指します、最近、横綱が一人減ったのでチャンスです、ごっつあんです。
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