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麗蘭・磔磔Vol.29[ROCK&ROLL Hymn]2024.12.28DAY1 /12.30 DAY3個人的備忘録


最終日には背信配信行為もあったのでいまさらここ読みに来る人は全員現地にいたか配信見た人だと思って基本的には初日のことメインで最終日との違いとか、配信に映ってない部分に触れつつやらしてもらいます
ここで言う「今年」とは2024年のことです

今回運良く初日と最終日の2日間見ることができて、座り指定席と立ち見席の両方を体験することができた
正直立ち見ってどうなんだろう?
ぜんぜん見えないんじゃないか?って心配だったんだけど結論から言うとめちゃくちゃ、めっっっっちゃくちゃ良かった!
なんなら座りより良かったと思ってる

磔磔の立ち見席について私みたいに不安な人がここを見に来るかもしれないからちょっと詳しく書いとくけど基本的にはあの奥の一段高くなったとこのうち段の手前は座り席の腰掛けるスペースでその後ろからが立ち見スペースです
初日は段の上のみ、最終日は段の下のサイドにも人がいたけどこの下の部分になるとスタンディングになったらもう全てを諦めるしかなさそう
記憶が確かじゃないけど50周年の時はPA卓の前にも立ってる人がいたような気がする
公演によるのかもしれないけど入場番号順にスタッフさんに誘導されるので我先にと好きなとこにポジショニング取る、というのは無理だと思う
足元に格子状にラインが引いてあってそのひと区画に1人づつ立つ
手前側奥から粛々と並べられていく感じなので立ち見番号1番の人が壁側の立ち見席1番前って感じ
伝わります?
1列あたり何人くらいいたかな?
10人はいないと思う
7、8人くらい?
あのちっちゃい座敷席にはちゃんと後方に行くにつれて階段状の段差がついていて前によほどデカい人が来ない限り後方でも見えないと言うことはないと思う
ここに段差あったんだ?ってびっくりしたけど今回は開演前も終演後も会場内の写真撮影が禁止だったので写真ないんだけど、5月に来た時45周年の弁天様の写真撮ったやつ見返したら段差がないので割と最近つけられたのかもしれない
コレはナイス!

5月に撮ったやつ
ちなみに弁天様の看板は今は50周年の時の看板になってて、ちょうど公平さん、Jah-Rahさん、早川さんのサインが入ってたとこが段差に隠れて見えなくなっちゃってた〜
金子マリさんと一緒のとこに書かれたサインというより署名「チャボ」はバッチリ見つけた


ただし桟敷席自体が奥の公平さん側にあるので場所によってはあの柱が干渉してチャボさんや早川さんが見えないということがあるのかもしれない
なので公平オンリーファンにとっては穴場と言っても良いのでは
なぜならステージの公平さんとほとんど同じ目線の高さに我々がいるから
公平さんて演奏中めちゃくちゃこっちを見てくるというか、目が合っている!という夢を我々にくれるじゃないですか
それがバッチリ後方立ち見席にもありました
マジでびっくりしたけど完全に【私に】向けて指差しand頷きファンサが何度もあった(と思い込んでいる)
立ち見席全員がそう思っていたとしてもアレはきっと【私に】向けられていたに違いない(と思わせてもらえた)
そしてチャボさんからも「見えてるぞ!後ろの方!前の奴らはどうでもいい、後ろにむけてやってやる」という発言があった
麗蘭のBillboardの時も、先日のマンダラでのDJイベントでも「後ろの方見えてるぞ〜」と言ってくれていたけど、アレ実際に後ろの方にいる時に言われるとめちゃくちゃ嬉しいんだよね
目の前にいたらぜったいできないけどこっちも見えてるよ〜〜ってめちゃくちゃ手を振ってしまうw
そして実際チャボさんて1番前の席に座ると演奏中ほとんど目が合わない気がする
後ろの方にいる時の方が目が合っている!という錯覚をさせてもらえる事が多いと思うんだけどどうでしょう?
わたしは今回たまたま立ち見の中でも良いポジションに行けたので4人ともぜんぜんよく見えた
Jah-Rahさんに至っては奥にいるから座ってるとほとんど見えないからね
後半のオールスタンディングになった時なんてステージの前方5列以内の席でも一気になんにも見えなくなったのに立ち見席はスコーンと抜けた視界で最後までほんとによく見える
わたしにとって立ち見で1番良かったのは座らなくて良いということ
磔磔の椅子のケツへの攻撃力は相当ヤバい
容赦なくケツの肉を削いでくる
前回2日くらいケツの鈍痛が取れなかったので今回座りの時は下に敷くもの用意したんだけどそれでもやっぱり痛かった
じっと座って見ている方がウズウズしちゃってヘンに疲れるわたしみたいなタイプにはむしろ立ち見の方がもってこいなのかもしれない
あと立ち見の特権として楽屋の演者さんが自分の頭上すぐのところを歩いていく足音がするんですよね
あなたは自分の頭上に推しの存在を感じたことがありますか???
コレはなかなかアガりました
以上、立ち見レポでした

座りの座席レポについては50周年の時に詳しく書いといたんだけど今回その時とちょっと番号がズレてた気がするんだけどどう変わったかはよく分かんなかったw
もしかしたらあの時は柱が視界に干渉する部分には椅子が置いてなかったんだけど今回はぱんぱんに入ってたのかも
ということは柱で見えない!という人がいたのかもしれない
のでアレは参考程度までに

会場に入ると流れている客入れ曲でイキナリ心を鷲掴みにされる
磔磔50周年の時よく知ってる曲が流れているけど歌っているのはぜんぶ女性?もしかして女性シンガーによるカバー曲縛りか?って気づいた時カッケェ!って思ったんだけど、今回は入場した瞬間に分かった
男性シンガーによるカバー曲縛りダー!?!?
カ、カ、か、カッッッケェ!!!(ただし2日間かけて聴いたら女性シンガー曲もありましたwチーン)
また選曲がおもしろかった
チャック・ベリーの「ジョニー・B・グッド」をビートルズのカバーで、かと思えばビートルズの「GET BACK」をアル・グリーンのカバーで
ナンシー・シナトラの「As Tears Go By」(ストーンズ)のあとにストーンズの「It's All Over Now」(ヴァレンティノス)というカバーの交差
ドアーズの「ハートに火をつけて」に関しては前回はアーマ・フランクリン版だったのが今回はクラレンス・カーター版で
クリーム版の「Born Under a Bad Sign」(アルバート・キング)は「悪い星の下に」としてRCでもカバーされてる
ヤバい
客入れだけでもうかなりワクワクが高まる
カバー曲の世界ってほんとに奥が深くて面白いな〜
で、やっぱりこのあと演奏されるセトリにちょっと関連性も含まれているという
公平さんにとってはこういう作業も苦じゃなさそうだけどJOY-POPSの合間にこういう準備もしてたと思うとほんとスゴいなあ〜

開演時刻を少し回って「浪路はるかに」が流れるとあの楽屋へ続く階段から4人が降りてくる!
最初にJah-Rahさん、早川さん、公平さん、最後にチャボさん
だけど初日のチャボさんは久しぶりのメガネスタイルだった

(初日)チャボ衣装
黒地にカラフルな南国テイストのボタニカル柄
ちょっと着物柄みたいな和風みもありのシャツ
キャスケット

アンコールではメガネなし
配信の時と同じ薄ピンクにバンダナみたいな柄のシャツ
グレーのハット
中に麗蘭Tシャツグレー

(初日)公平衣装
配信の時と同じ濃いブルーのナポレオンJK
中に麗蘭Tシャツ黒(チャボさんみたいに襟周りを切ってあったかも)
おでこにJOY-POPSの時みたいな太めのガッツリタイプの汗止め

下手側の狭い狭い通路を抜けて4人がステージへ
去年の年末、今年の磔磔50周年の時は極力手の届く範囲のみんなの手を握ったり、グータッチしながら通っていったチャボさんだけど今年は飛ばし飛ばしの控えめファンサービス
この日は大阪、京都にインフルエンザの流行が警報レベルという発表があったので客席もコロナ禍ほどではないけどマスク姿の人が多かった
これからNEWアルバムのリリースイベントも控えた74歳のチャボさんにとってコレは出来うる最大限のファンサービスだったと思う

1. R&R Hymn
やはり1曲目に歌われるのは公演のタイトルソング
近年の公演ではほとんど毎回歌われてきたロックンロールの讃美歌
でも今年は今まで聞いてきたロックンロールという音楽を讃える歌とはまた少し意味が違って聞こえた

傷つけあう愚かさ
いたわりあう尊さ
君はなにで知るのだろう?知ったんだろう?

音楽の力で人はそれらを知るべきだ、音楽にはそういう力があるはずだ
音楽の流れない世界でどうやって人はそれらを知ることができるのか

最初に書いちゃうけど今年の選曲や演出は今までの磔磔年末公演とはひと味変わっていたと思う
去年もそうだったけど、お馴染みの定番となっていた曲のいくつかは演奏される事はなかった
いつもだいたい本編のラストかアンコールのラストに歌われてオールスタンディングの盛り上がりを届けてくれた「ミュージック」はアンコールの中盤に演奏され、代わりに本編とアンコールのラストにはSEとしてある明確なテーマを持った曲が流された
このテーマこそ今年の麗蘭からのメッセージに尽きると思う

2.年末SONG
 
3.Oh Load
4.R&B~ケ・セ・ラ・セ・ラ
磔磔で新曲として披露してから演奏される機会の少なかった曲を引っ張り出してきたんだ、と言ってこの2曲をやってくれたの、ほんとに嬉しかった〜
わたしは2005年以降、つまり19になる上の子が生まれて以降の麗蘭は長らく販売される音源や映像だけで見るもので生で見るものではなかった
それを目の前で、磔磔で見ることができるなんて!
もちろんそういう曲は他にもたくさんある
いつか生で聴けるかな
ホットシチューとかさ
4曲目、初日にはサビの「ラ・ラ・ララ ケ・セ・ラ・セ・ラ」の時公平さんのohとかyehとか磔磔っていう合いの手が入ってそれがめちゃくちゃ可愛かったんだけど配信された3日目にはなかった…エーンあれもう一回見たかった〜
またなにか失うんだろう
そんな夜にはこんな歌を
チャボさんの歌って初めて聴いた時はそうでもなかったのに5年後、10年後のある日ギューーーンと心に刺さる時があるんだよね

5.スペードのクイーン
すっかり公平さんのソロ曲として定着してるけどこれも元々麗蘭で発表されたんですっけ?逆ですっけ?
この頃のことがほんとに曖昧なんだよな私の記憶は

6.クッキーと紅茶
曲名が告げられた瞬間の盛り上がり!
これもほんとに嬉しかったな〜
やっぱり「Welcome home‼︎」に入ってる曲を磔磔で聴けるって事はわたしにとって中学生くらいからの変わらない憧れだ
Jah-Rahさんのパーカッションは鈴木さんのそれを思い出させてじんとした

7.誇りと喜び
タイトルのモチーフになっているのはマーヴィン・ゲイの「Pride & Joy」
「運」とか麗蘭のナンバーで何曲かある公平さんとチャボさんが交互にメインボーカルを取るタイプの曲がわたしはすごく好きなのでこれも聴けて嬉しかった

8.わらべ歌
去年の磔磔で新曲として披露されて、Billboardで聞いた時、この曲はやっぱり磔磔に似合う曲だなぁと思っていた
立ち見席から見ると本当にあの提灯のお月様に向けてチャボさんが語りかけるように歌っているのがよく見えてグッと来た
で、配信でどうしても見直したいシーンがあったんだけどなんと!ほとんど映ってない!
まじでーーーー
なんでーーーー
曲間のチャボさんのスライドギターソロの後、公平さんのソロに移る瞬間、Billboardでの「あこがれのSouthern Man」の時のようにチャボさんはスライドバーをノールックでポーンと放り投げた
それを袖のマチャミさんが見事にキャッチ!
だからそれめちゃくちゃカッコよすぎんだろうが〜〜!!!!
以前磔磔ならどっかにぶつかって見失うとか書いちゃってすいません
さすが元野球少年のコントロールは現役だ
あのハイパーカッコいい瞬間が映ってないなんて!
エーーン
配信をよく見ると一瞬でチャボさんの手元からスライドバーが消えるのでそれはそれでおもろいw
たしか初日ではこの曲だけ、3日目にはもう一回ゼブラの後にスライドバーキャッチがあって、どれも見事にキャッチを決めていた

9.光るゼブラのブギー
初日にはチャボさんから「もう一曲公平にぶちかましてもらう!」って紹介された時公平さんが企み顔でいたずらっぽく笑いながら「やっちゃうよぉ?」って言ったのがあまりにもカッコ可愛いくて死ぬかと思った
先日のJOY-POPSでハリーが「何度でもやっちゃうぜ?」って言った事に影響受けたのかな?
JOY-POPSと麗蘭を比べること自体が野暮だとは分かってるけど麗蘭の時の公平さんはよく喋るチャボさんに釣られてステージ上でもよく喋るしちょっとだけパーソナルな部分を垣間見せてもらえる気がする
で、そのやっちゃうよぉ?のあとにジャーーーン!とこの曲が始まった瞬間ほんとにやっちゃわれてブッ倒れそうだった
この夏散々公平さんのソロで浴びてきたこの曲
ソロ版での殺傷能力エグめのメガゼブラに殺されるたびに私の心のどっかにこの曲をまた麗蘭版で聴きたいなって気持ちが常にあった
ソロ版がカッコよければカッコいいほどいやでも麗蘭版も好きなんだよな、あっちはあっちの良さもあるよなって密かに思ってた
なんていうか、チャボオタと公平オタを兼任する者として公平さんがカッコ良ければカッコいいほどでもでもチャボさんだってカッコいいモン!という謎の対抗心がメラメラと沸いてしまうw
この曲を今回のセトリに入れようって言ったのどっちなのかすごく気になるな
ソロで演奏してるうちに麗蘭でもやりたくなった公平さんからなのかソロのステージでラオウの愛馬黒王号くらいデカくなったゼブラちゃんを見て負けてられないぜって奮起したチャボさんからなのか

黒王号伝わらない人への参考画像
人間を踏みつぶすよ!

チャボさんてけっこう負けず嫌いなとこあるからな(おそらく公平さんのソロツアーの最終日をチャボさんは見に来ていたと思う)
以前にも増してキレッキレのチャボさんのスライドギター!壮絶な2人のツインリードの掛け合い!公平さんがまるでソロツアーの時みたいに今にも客席に飛び込んできそうな勢い
黒王号に羽生えて飛び回っちゃうんじゃないかくらいのネオゼブラの進化に会場全体の盛り上がりがピークに向かっていく
ちょっとお〜〜
まじでスゴない?
まじでスゴすぎない?
あんなにスゴいソロ版を見せられた直後にこんなことしてくるのスゴすぎないですか?
演奏に関してはやっぱり3日目の方がキレキレだったと思うけどわたしはとにかく「やっちゃうよぉ?」の可愛さの暴力に脳をやられてなぜアレを配信に乗っけてくれないんだ!5万回リピートしたいのに!と思いました
せめて音源化する時にあそこの音声だけでもいいから入れて欲しい
5億回リピートするので

10.紅(く・れ・な・い)
冒頭の語りにバックで演奏が入る感じはCHABO BANDでの 「逃亡者'69」での演出を彷彿とさせた
あのバックのサイケデリックな雰囲気がアレっぽい…ホラあの…なんだっけ…あの…アレ……ってぜんぜん出てこねえ〜〜
シタールっぽいああいう雰囲気のやつありますよね?
なんだっけ?クリーム?ビートルズ?まだ思い出せてない
実は初日はこのバックの演奏の音がデカすぎてチャボさんの語りがよく聞こえなかった
でも3日目にはしっかり調整されたらしくムード満点
麗蘭の「25」にレコーディング版としてもリリースされているしライブ映像のリリースもされているし比較的ライブで演奏される機会も多かった曲だ
でもわたしは今年の磔磔で演奏されて初めてこの曲が「反戦歌」だったのだという事に気付かされた
もしかしたらリリース当時はそういう意味で書かれた曲ではなかったのかもしれない
でも今年この曲は磔磔で確かに「反戦歌」として歌われた
紅という色は夕焼けや朝焼けの空の色
夕凪や朝凪の海の色であるべきだ
決して流された誰かの血の色であってはならない
美しき空や海の紅が失われる事があってはならない

さあ今振り返れ 人間という自惚を
さあ今省りみろ 人間という自惚を
さあ もう 人間という思い上がりを捨てろ

紅に燃える照明の下で2人のツインリードが、そして4人の魂が絡み合う
間違いなくこの曲がこの日のセトリの核だったと思う

11. Harlem Shuffle
独自の日本語詩をつけたカバー曲を配信にのせたり音源化するのは権利の関係上難しいとの事だったので初日に聞いた時はコレ3日目もやるのかな?って思ったけど無事演奏されて一安心
もしかして音源化もされるのかな?
今までされた事ないですよね?
音源化できるできないの線引きはイマイチよくわかんないけどぜひされて欲しい
この曲って2005年以前もやってましたっけ?
わたしはずっと麗蘭版を見たことがないと思ってたんだけどいざ演奏が始まったら記憶の奥底からめちゃくちゃ見たことある気がしてきた
あるとすれば東京なんだけど見たことあるのかな?わたしは?誰に聴いてんだ
まじで昔のことなんも覚えてない
ちゃんとどっかに書いとけば良かったんだろうな
普通にストーンズの曲として知ってるからそれに対する既視感(既聴感)なのかな
わたしにとってはストーンズの曲だけどこの曲もBob&Earlのカバーだ
チャボさんがつけた日本語詩は麗と蘭で訪れたこともあるハーレムという街について歌われているけど、ストーンズ版で聴いた時コレは自慰行為の歌だって何かで聴いたか読んだ覚えがあるんだけどな

12. HUSTLE
ワー!これもつい先日チャボさんが出たラジオでHUSTLEが流れて久しぶりに見たいと思ってたやつだったのーー!
めちゃくちゃ嬉しいんですけどーー!
ほんとに次から次と予測してなかった聴きたかった曲をやってくれて1曲毎にウワー!ウワー!って声出てた
この曲の公平さんのコーラスがめちゃくちゃ好きなんですよね
ほらご覧よ 流れる雲 あの青い空を
そのうちなんとかなるだろう……【か?】
この疑問符にやはりこの日のテーマが込められている

初日も3日目も本編ラストの曲を紹介する時
チャボさんはポールのスピーチを引用した
「ボクタチハモウイカナクチャナラナイ」
この時の公平さんの顔が配信に映ってない!
アーーン!
あれもう一回見たかったーー!
まあでも喋ってるのはチャボさんだからしょうがないか

実は初日にこの曲の時ではなかったと思うけどチャボさんが楽器替えの時スタッフのマチャミさんに向けて「アリガト!」っていういつもチャボさんがよく言う【ガ】にイントネーションをつけた言い方でお礼を言った
チャボさんが時々やるこの外タレのイメージはいったい誰がモチーフになってるんだろ、って常々思ってたんだけど、公平さんがすかさず「なんですかそのインチキ牧師みたいなキャラ、いいですねそれ」って突っ込んだのだ
インチキ牧師www
それやwww
さすが公平さんwww
常々思ってたけど言語化できなかったやつwww
え?
もしやROCK&ROLL Hymnってインチキ牧師による讃美歌でした?
日本を代表するハイパーレジェンドギタリストでありながら結構天然な部分もあるあのチャボさんにそんな風に突っ込める人は今となってはそう何人もいないだろう

で、チャボさんがポールのマネをしてるあいだ
公平さんがめちゃくちゃニヤニヤしながら客席を見てきたのだ
ぜったい(インチキ牧師がまた降臨してるぞ)って思ってたんだろな

ここでめちゃくちゃ脱線しちゃうけど初日のMCで
「今年は麗蘭でも5月に磔磔に来たんだ、公平くんは自分のソロで…?」
公平「秋に来ました」
「僕はこの間リクオくんと、それから金子マリちゃんに呼ばれてやらせてもらいました
早川くんもあれだよね?自分のバンドで何度も来てるんだよね?」
って急に話を振られた早川さんが

「……?」
↑ほんとにこの顔だった


って宇宙猫状態になっちゃって、その時も公平さんが「忘れちゃったの…?」って早川さんのことおじいちゃん扱いしたのがすごく良かった
そういう事言える相手はなかなかいないと思う
34年一緒にやってるんだもんな

あともう一個、脱線ついでに配信では語られなかった初日のMCに出てきた話題もついでにここに書いておくと「僕の家は高齢者夫婦だってバレてるらしくて、よく詐欺の電話がかかってくるんだ!僕はそういうのをぜんぶシャットアウトしてる!関係者からの大事な連絡もぜんぶシャットアウトしてる!」
まじかー
チャボさんちに特殊詐欺を仕掛けるとはまじ許すまじ
ロックの神さまからバチが当たるぞ

13.麗蘭メッセージ2024
2023年版と大きく変えられた歌詞はない
込められた意味もおそらく去年とそう大きく変わってはいないのだろう
でも今年はこの曲のラストに被せるようにThe Beatlesの「All You Need Is Love」が流され、そのままフィナーレ
4人がステージで軽く挨拶をするとあの狭い通路を通って楽屋へ戻っていく
アンコールを待っている間も会場にはその曲が大音量で流され続けた
「愛こそはすべて」
でもここで言う【愛】とは決して恋愛のことではない
君が救える人で、救えなかった人はいない
何もできなくたって、どうすれば君らしくなれるか、学ぶことはできる
君が必要とするのは愛、愛なんだ、愛こそすべてさ
この曲の背景にあったのはベトナム戦争だ
Johnは戦争反対という言葉を一言も使わずに「LOVE」というメッセージを人々に届けたのだ

〜encore〜
アンコールに応えて出てくる時のチャボさんはいつも帽子を被ってない事が多い
わたしはあの一瞬がめちゃくちゃ大好きだ
いつもメガネの人がちょっと外した時とか、いつもビシッとしてる人がたまたま無精髭生えてた時とか、オタクというのはそういうレアカードにヨダレたらしがち

じゃあ残業やるよ〜とチャボさんが話してると公平さん「チャボさん、配信があるんで新曲やりましょう」ハイパー棒読み
「どんな曲ですか?チャボさん」ハイパー棒読み
公平さんのこういうとこ良いよね
スライダーズでもソロツアーでもJOY-POPSでもMCは基本ほとんど棒読み
でも相手がチャボさんだと少し崩れて普段の話し口調が出てくる
初日は例の天然を発揮したチャボさんがガチ忘れしたのか「あれ?公平なんだっけ?」って聴いたら
公平さん「新曲です」
チャボさん「あ、そうか!」
常に冷静沈着なバンドマスターである

新曲のタイトルは
14.ポコペン
若い人は知らないかもしれないけどみんなポコペンて知ってる?と客席に投げかけられた時、わたしは高らかに手を挙げたかった
でもわたしはそんなことができるマインドの持ち主ではない
なぜ知ってるかってわたしはチャボさんの娘であってもおかしくない世代だから
子供の頃に親から聴いていたので知っていた
でも友達同士で遊んだって記憶はちょっとないかな
わたしが知ってるポコペンで合ってるのかなってググってみたらポコペンの語源とそれが差別用語であるという事をこのたび初めて知りました

先日チャボさんが出演したラジオで「わらべ歌」を紹介する時に自分にとってのソウル、日本のソウルは民謡とか演歌っていうのはピンと来ない
強いていうならこういうわらべ歌が自分にとってのソウルミュージックなんだ、と話していた
おそらくこの曲もそういうチャボさんにとってのソウル
幾つかのわらべ歌がモチーフになっていて、そのままの流れで今までも年末に歌われてきた「お正月」が演奏された
たわいもない子供の遊び歌を絶やす者がいない事を願って

15.ロックとロール
光るゼブラとこの曲
この日のセトリで公平さんの曲が担っていたのは全体のテーマに対してシリアスになりすぎないようにという清涼剤的一面だったのではないかな
シリアスなメッセージを伝える時、あえて暗くなりすぎないセトリというのは去年も感じた事だ
公平さんの書く歌は基本ハッピーなものが多い
Bluesの根幹にあるのは過酷な労働環境からの逃避手段なのだ

16. Hello Good-bye
チャボさんに椅子が用意され
公平さんに12弦ギターが手渡されるとそれだけでもう涙が滲んでくる
磔磔にトレモロが響けばもう今年も終わってしまう
何年も歌われ続けてきたこの曲は聴く側にとってその年が良い年だったとしても悪い年だったとしても全てを受け入れてまた新しく始まる年が良い年であるようにと願わせてくれる

17.ミュージック
もちろん会場はオールスタンディング
定番曲のいくつかは演奏されなかったとしてもやっぱりこの曲は外す事ができないだろう
救いの神様
それはやっぱり音楽、ミュージックなのだ

18.ミステリー
ここでもあのフィナーレのような盛り上がりのまま終わらなかった事がCHABO BANDでの雨上がりの夜空にのあとを思い出させた
夏の甘い調べ近づいてる
眠ってるマジカルなミステリーの中
世間のざわめきの音もしない. . . . .
3行の詞がリフレインされメンバー紹介と共にそれぞれのソロプレイが演奏される

そしてついに終演
今までならエンディングで流される曲はルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」
でも今年流れたのはマーヴィン・ゲイ「What's Going On 」

戦争は答えではない
愛だけが憎しみに打ち勝つ事ができるのだから
何が起きている?
ただ何が起きているのか知りたいんだ

この曲が流れる中4人が何度もハグを交わし、手を取り合って声援に応える
わたしの場所からはまるでチャボさんが早川さんの頬にキスしたように見えてドキっとしたんだけど、配信には耳元で何か話す様子が映されていた
最終日にはチャボさんが後ろを向いてマスクを着けていたけど、初日にはチャボさんは最後までマスクを着けていなかったと思う
この時の声援に応える公平さんの表情は磔磔50周年の時見せていたあのなんとも言えない表情に近かった気がする
Jah-Rahさんと早川さんが先にステージを降りると同じように帰りかける公平さんが捕まえられて毎年恒例の看板の前まで連行される
蘭丸猫を指差し公平さんを指差す
チャボ猫を指差し自分を指差す
初日にはなかった4人のサインが入れられた看板にはチャボさんのサインのところに矢じるしがしてあって「これがオレ」と書いてあった
SEがそのままスコット・マッケンジー「花のサンフランシスコ」に変わる
この曲もフラワー・ピープルを歌った反戦の応援歌である
公平さんが楽屋へ戻る階段を登る時は必ず立ち見エリアに身を乗り出すようにして手を振ってくれる
そしてチャボさんだけがそのまま直接店の出口を出て帰って行く

後で確認すると、この「花のサンフランシスコ」までがフルで配信に入れられていた
会場ではその後「この素晴らしき世界」が流された
印象的なSEは全てその曲調は美しく穏やかだけどテーマは一貫して「反戦」だった
これがそのままこの日の麗蘭からのメッセージなのだと思った

今までの麗蘭ならこういう時に歌われたのは「アメリカンフットボール」「悲惨な争い」「時代は変わる」「平和Blues」
もっと直接的に愛と平和を訴えかける曲はいくらでもあったと思う
だけどそれはしなかった

「世界平和」なんて顔をしてみても、朝起きて天気が良かったら気持ちがいいな、なんて思っちゃってる日常がある
音楽の力を信じたいなんてずいぶんロマンチックな事を言ってると思うけど、歌としてはそういうロマンチックが必要なんだ
これも先日のラジオでチャボさんが語っていた事だ
でもそれで良いはずだ
何もできなくたって、どうすれば自分らしくなれるか、学ぶことはできる
必要とするのは音楽、音楽なんだ、音楽こそすべてさ

開場時刻が早かった最終日は磔磔を出るとまだうっすらと明るい時間
おそらく今年はチャボさんだけでなくお客さんやスタッフも含めて遠征組が日帰りできるようにという配慮があったのかもしれない

コレをライブ納めとして余韻を噛み締めつつわたしも帰路に………

帰路につかないのがわたしである

そのままの足で西院「ネガポジ」に突撃
3時間しか寝てないのに
推しの芸人がやってるバンドの演奏とお笑いの融合イベントがあったのだ

ぜったい磔磔をライブ納めにするべきだろ

因みに初日の昼にも大阪でお笑い見てから磔磔に向かっているし最終日の磔磔は前日の夜から朝にかけて芸人さんがバーテンやってるバー営業に行ってて3時間睡眠で乗り込んでいる
麗蘭をど地下芸人で挟むな

3時間しか眠れなかったとしてもどうしても行ってみたかったんだよね
あのお蕎麦屋さんに

しかしこの写真のお2人スタイル良いなあ?
64歳と74歳ですよ?
え?64歳と74歳ですよ???
元気でいてくれるだけでも尊いのに一生カッコいいとは何事ですか???
去年はインバウンドの大行列で泣いちゃって
湯豆腐屋さんは休みだって知ってたけど行ってみたら恐怖写真が撮れて泣いちゃって
今年はGoogleマップでは営業日になってたのに行ってみたら臨時休業で泣いちゃった

うそやん

エーーーン
朝ごはん食べないで来たのにーーー
でも良いんだオタクだから
同じ場所に来てみるだけで満足
どうせ事前に休みだって知ってたとしても写真だけ撮りに来ちゃうんだわたしは
また来年も京都に来いよって音楽の神さまが言ってるんだ、きっと

おまけ
この先は全く麗蘭のこと関係ないです

結局わたしは東京と大阪を毎週往復してるオタクの友だちと同じお宿を4泊取って磔磔の麗蘭2日間見てお笑いのイベント4本見て朝まで飲み歩いて観光もした
やっちゃうよお?
オタ友と飲んで同じお宿に帰ってみたら隣の部屋でワロタ(完全に別々に予約して別々にチェックインしてるのに)
そしてもう1箇所
わたしには行かなくてはならない場所があった

去年(ここで言う去年とは2023年のことね)タワレコでスライダーズのバカデカ本買った時のポイント使ってなんとなく買ってみた【タワレコ推し活お守り】
スピの類いに全く興味もなく信仰心のカケラもなかったわたしに2024年ちょっと恐れ慄くほどのチケ運をもたらしたこのお守りの総本山
「車折神社」へご利益のお礼参りに行ってきた
ここ読みに来てる人ってやっぱりほとんどがスライダーズのファンだったりするのかな?
きっと武道館や野音の映像をタワレコで買ってますよね?
そこそこのポイントついてますよね?
内緒にしておきたい気持ちもあるけどまじでご利益がエグいので騙されたと思って買ってみて下さい
わたしのチケ運が引くほど凄かったのでバンギャの妹(義理)も買ってみたら明らかにご利益を感じるチケ運を発揮したので

お礼参りついでに来年の分も買っちゃった
まじで負ける気がしねえ


車折神社から歩いていけそうだったからなんとなく某有名観光地にも行ってみたんだけどバカ寒い中バカ高い食べ物にバカ並んでバカ混んでる橋をバカ歩くというわたしには何ひとつ楽しみ方がわからない観光地でした
以下は大阪、京都、神戸となんとなくいっぱい写真撮ったけど特に披露する場もないので観光の記録として載っけておくのでよかったら見てやってください
楽しすぎた
また来年もここに来れるように一年頑張ろうと思えるほどに

みなさんご存知ピン芸人の村橋ステム
あの有名なピン芸人シーチキン佐野
伝説のピン芸人POØPY藤原
鈍器ノ様ナ者の鈍器ノ様ナ者


最後に客入れふんわりメモ( )は原曲
同じ曲を色んな人がカバーしてたりするので違うとこはあるかも

・Alvin Robinson/Let The Good Times Roll(Apple musicで検索してもググってもめちゃくちゃ色んなバージョン出てくるけど原曲誰なんですか??)
・クラレンス・カーター/Light My Fire(The Doors)
・ミーターズ/Come Together(The Beatles)
・ジャクソン 5/Stand!(スライ&ザ・ファミリーストーン)
・クリーム/Born Under a Bad Sign(アルバート・キング)
・アル・グリーン/Get Back(The Beatles)
・スティーヴィー・ワンダー/We Can Work It Out(The Beatles)
・ビートルズ?/Carol (チャック・ベリー)
・ビートルズ/ジョニー・B・グッド (チャック・ベリー)
・Booker T. & The M.G.'s/Sunny(ボビー・ヘブ)
・ナンシー・シナトラ/As Tears Go By(ローリング・ストーンズ)
・ザ・ローリング・ストーンズ/It's All Over Now(ヴァレンティノス)
・デレク・アンド・ドミノス/Nobody Knows You When You're Down and Out(Jimmie Cox)




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