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土屋公平 LIVE 2024「Blue & GO-GO TOUR」 10/5(土)水戸NINETY EAST 個人的備忘録

ライブのあった夜は基本眠れない
これはお笑いライブであっても音楽のライブであってもだいたいそう
脳からアドレナリンじゃぶじゃぶ出まくってるからヤコバだろうがバンギャ義妹宅だろうがホテルだろうが眠れないものは眠れない
浅い眠りに落ちたと思ったらパッと目覚めてまた眠る
しかしこの日は仙台からそのまま水戸まで駆け抜けるぜ

これってもしかして演者さん側もそうだったりするのかな
遠くまで旅してたくさんのお客さんの前で演奏してアドレナリンじゃぶじゃぶ状態でお家じゃないオフトンで仮眠もそこそこにまた次の街に旅立ったりしてるんだろうか

ナビに示されたルートが2時間ちょいって出て「近っ」って思ってしまった
高速で2時間(約3時間)を近いと思える事が既に狂っている
ま、帰りは5時間かかるんだけどね
どうせのんびりクルマ旅
眠くなったらどっかに停めて仮眠もできるし
行ったことないとこ行ってみよ!
わたしは基本どっか出かけるとなったら割と事前に下調べしておきたいタチ
色々調べてる時間も旅行に含まれてるから
でも流石にこのペースで遠征してると下調べもクソもない
行き当たりばったりの旅
もともとライブが目的なんだから何をしてもいいし何もしなくてもいい
こういう旅も今までほとんどしたことなかったな

公平さんの「The Shadow Of My Rhythm」を爆音で鳴らして愛車でGO !
GOした途端にいきなりエマージェンシーな警報と共に緊急車両が追い越していきそのまま事故渋滞に巻き込まれる
コワ〜
自分が事故ったわけじゃないけどクルマ移動はコレが怖い
やっと抜けた〜と思ったら今度は大雨だ
全くドライブ日和ではない
けどKoheyキャラバンもおそらく同じ工程を走ってるんだよね
天気はイマイチだけど海沿いを走る高速道路を時々横目に海を眺めながら走るのは気持ちいい

海岸線を南に 車走らせてるとalright
ウー・ラララ alright
yeah 気分は hey hey heyってなもんだ

特にどこに行くとかは決めてなかったけどそのまま会場に向かうには早すぎるし、遠征しまくりお母さんの免罪符として家族にお土産も調達しなければならない
クルマ旅のいいとこ
それは荷物がめちゃくちゃ乗るということ
普段使ってる化粧水をボトルごと持っていけるし当日暑いのか?寒いのか?その両パターンを想定した着替えも持っていける
そしてドデカ保冷BOXに保冷剤パンパンにしたものだって運べるのだ
ググったら那珂湊おさかな市場ってとこがあったので行ってみたら駐車場入るのに大渋滞
そしてとにかく雨雨雨で写真もなんも撮ってないし屋台もいい匂いはさせてたけど雨の中食べる気にもならずお土産用に牡蠣とか魚とか干物とかバンバン見繕って氷パンパンに詰めて20分で買い物終了
まだちょっと時間はあるけど水戸市内がどの程度渋滞してるか読めないので結局そのまま会場へ向かうことにした
今までライブオンリーとんぼ返りの弾丸遠征をいくらでもしてきたわたしにとって20分でもコレは充分観光だ

唯一撮っていた写真
え?ホンモノ?ホンモノ?
と思って見てたらホンモノの鳥さんでした
写真だとわかりにくいけどめちゃくちゃデカい

ナビ見ながら会場に向かったけどパッと見わからなすぎて1回素通り
なんとなく今の建物に人集りあったな?と思ってぐるっと回って戻ってみてやっと到着
目の前にタダの駐車場があるライブハウス神すぎないか?
雨の中傘さして誘導してくれたスタッフのお姉さんもなんだかイイ人で到着しただけでここぜったいいいライブハウスじゃんと思った
大阪から会場の近くで何度かお見かけしてたメンバー車も停まってて同じとこに停めることへのなんだか謎の緊張が
ご本人たちがいるわけじゃないんだけどね
駐車場の向こうにはちょっとした林も見えて雨の感じも相まってスワンプのように見えないこともない
建物の感じだともともとは自動車整備のガレージとかなのかな?

壁の一面はシャッターで中に入ると手作り感のある防音材が張り巡らされて壁にはコーヒーの麻袋やジム・モリソンやイギー・ポップの絵が飾られている
市松模様のステージやカウンターの雰囲気がいかにも昔のブルースマンたちが旅公演で立ち寄ったクラブハウスみたいだ
前日の仙台を縦にしたような大きさでステージが小さいのでメンバー3人の距離も近い
ステージを見渡せるカウンターの中までが客席という感じで中のスタッフさん達も観客と一緒に楽しんでいるのがよく見えて、途中で公平さんが言っていた「みんな身内みたいなアットホームな会場」というのがまさにその通りだった

開演前にわたしの心を支配していた感情

ついさっきもライブ見てた気がする


2日間空いた横浜→埼玉でも情緒がおかしくなったのに2日連続で見るなんてわけがわからなくて色々追いつかない
昨日の感動が上書きされてしまうような不安
もったいない
もったいなすぎるよ
埼玉では何を見ても号泣するという謎のフェーズに突入したけどこの日のわたしは何を見てもなんか楽しいという謎のフェーズに突入

この日のお席
なかなかおもろい席でしたw
神席とか良席とかそういうレベルのことではないおもろ席
何を持ってしておもろかったかは説明できないけどそのおかげで後半酒も飲んでないのに謎のナチュラルハイに陥ってすっごい楽しかった
そして翌日普段使ってない部位の筋肉がハイパー筋肉痛になったしふくらはぎにデカアザできてた
あとはJah-Rahさんが足元までよく見えたのでSo happy
あの四肢と目と耳がぜんぶ別々に動いてるのはほんとになに?

この日の客席
なんだかやっぱりおとなしめ?
関東圏に近づけば近づくほどお上品になっていくのかな
もしかしてわたしも含めて普段抑制されて娯楽に飢えてる地方民の方がここぞという時ハメ外しがちということなのかもしれない
楽器替えのシールドの抜き差しの音すら響いてしまうような静寂
観客が静かになると公平さんのMCも自然と囁きスウィートヴォイス
(おーい、ダイジョウブかー?)
(hey、調子はどうだい?)
ほとんど消えそうなくらいの小声でこちらの様子を伺ってくる

この日の公平さん
前日のバースデー当日もご機嫌モードではあったけど、またそれとは違ったテンションでなんだかご機嫌だ
ある曲のMCで思わず吹き出したように笑ってしまってそこからしばし笑いを堪えるという珍しいシーンがあった
ナチュラルな笑顔ステキすぎるんですけど〜〜!
あの一瞬でどれだけのハートを掻き乱したことか

あの笑ってしまった原因
なんとなくわたしは分かっちゃった気がする
もちろんわたし自身も含まれてるんだけどこの日の客席
基本的には人の顔も名前も全く覚えられんでおなじみ追っかけビギナーのわたしですら
あら、あの方以前にもお見かけしたかな?
あの方以前にもいらしてたかな?
というなんとなく見覚えのあるお顔ぶれがそこここにお見受けできた
少し郊外の会場とはいえ都内からも十分に日帰り遠征可能な場所だ
複数公演を追っかけてるのはもちろん私だけじゃないだろう
公平さんから客席見た時にある程度どの会場でも偏りがないように調えた内容のMCしているのが(おれは同じような顔ぶれに同じような話を何回してるんだろう)というツボにハマってしまったのではないか

お笑いライブの客になった時のわたしは基本【ゲラ】である
笑い声が他人よりちょっとデカいタイプ
わざわざ金払って笑いに来てるんだし目の前でわざわざ面白いことして笑わそうとしてくれてるんだからこっちも面白い時は面白いよって反応したい
声のデカさはともかく笑いのタイミングが周りとズレてしまうとなんとなく妙な空気になって周りが笑えなくなってしまう
周りと笑いのタイミングを合わせる
コレはお笑いの客にとって重要なスキルなのだ

公平さんがMCしてる時
こちら側はこちら側で同じ話しを何回聞いても嬉しいし、オチを知ってたからってヘンなタイミングで笑ったりしないように微妙に耐えてる状態だ

おれらなにしてんねん

という気持ちになってしまったとしてもおかしくない
ついにいつもナオティがいじられるあのMCのあと
「ハイ、そんな芸もほどほどにしてね」ってもう完全に【芸】言うてしまってますやん

たとえMC芸だとしても14年前の話しが始まると私の感情にはスイッチが入ってしまう
まじでわしずっと泣くやん
今なら天才子役になれそう
この曲聴いたらすぐ泣けるカラダになってしまった
でも毎回どこの会場でもわたし以外にもぐすぐすしてる人はいる
14年前の公平さん
ほんとに名曲だよ
作ってくれてありがとうございます

ある曲の中に公平さんがギターで猫の鳴き声出すとこあるよね?
あの「ニャ〜〜ン」を完全にカウンターの中のスタッフの誰かに向けて鳴らしてたのが印象的だった
なんだか音もすぐ近くに聴こえて物理的距離を越えてステージとの距離が近く感じる

そしていよいよ客降りタイム
パッと見た感じだと上手側の通路にしか降りてくるようなスペースはない
やはり上手側に降りてきたかな?と思ったらそのままカウンターに腰掛けてお客さんに混ざって弾き始めた
公平さんが腰掛けて弾いてるとこ久しぶりに見た!
え?いつ以来?ちょっと思い出せないくらい久しぶりのような気がする
そのまま奥まで行くのかと思ったらすぐステージに戻っていく
そしてえ?ここ???
という下手側の普通の客席に降りてきてどんどん奥まで進んでいく
そこにない通路を作り出してしまうモーゼ神
しかし本来の通路ではないからほとんど客席のお客さんの中に混ざって弾いている状態
と、溶け込んでいる…!
次の客降りではもうイッパツ上手側の通路へ
でもそのまま奥には行かない
客席の列毎に立ち止まって両サイドにオラオラ!とギターを見せつけながらじわじわと奥まで
そしてとうとう1番奥、なんとPA卓より後ろまでやって来て天を仰いでJUMP JUMP!
たたたたた楽しすぎる
こっちもおもろ席のナチュラルハイで脳みそぶっ飛んでるから一緒になって飛び跳ね暴れてヤバ盛り上がり!
いや〜スゴかった

前日の仙台ではアンコールで出てきた時にケーキとSEでのお祝いがあったけど
今回も一旦メンバーが下がっていった後にカウンターの中で何やら準備が始まった
この時もカウンターの様子が見えてるからなんだか一緒になってサプライズの準備をしているようなワクワク感
そしてメンバーが出てくるとロウソクを灯されたカワイイケーキが登場

わ〜!おめでと〜!
と歓声は上がるけど特にSEもなくここで先陣切って歌い始める人はいない
そんな空気を察してかここでも公平さん自らバースデーソングの演奏が
そしてナオティ、Jah-Rahさんもちゃんとそれに合わせてくれる
こ、公平さん…!
ご自身の誕生日すらも観客側が楽しめるように演出してくれるのか
「なんか祝わせちゃってゴメンね 昨日64になりました!もう少しがんばります」
もう少しどころではないだろう
10年後の姿と言ってもいいチャボさんがあれだけまだまだ現役で生涯バンドマンを貫いているのを間近に見ていて全く意識しないという方が不自然だ
10年後も20年後も
まだまだずっとここに立っているべき人だと思う
ハイパー余計なお世話だけど連日ケーキ食って64歳の血糖値大丈夫なんかな
ってのはちょっと思った
いつも最後の曲になるとグッと寂しさが押し寄せてくるけど、今日ほど終わってほしくないと思ったこともなかった
このあと5時間走らなきゃならないから
ってのは嘘で本当に会場や客席のアットホームな雰囲気が素敵すぎて離れ難かった

でも終演後の他のお客さんのハケ方は早かった!
一応サイン欲しい人は会場内に残ってねってアナウンスだったんだけど前日の仙台の行列がウソみたいにサーーっとお客さんがいなくなった
もしかしてアレですか
複数公演追っかけてるみなさんは今さらサインとか握手でもなくとっとと帰られる感じですか
わたしは何度でももらうよサイン
煩悩の塊だから
今回たまたま追っかけてるだけで普段抑制された娯楽のない生活を送ってるど地方民だから
この日のサインはお店の出入り口の真横で行われた
普通にサインもらわない人でも公平さんにお見送りされてしまう状態

いい加減ツラを見せるのが申し訳なくはあるけど今回また横にかずみさんがいてくれたおかげでなんとなくまともな日本語が話せた気がする
かずみさ〜〜ん
もうずっとそこにいてくれ〜〜
クルマだって事を話したら(話すな)
だって…だって…「なんか言いたいことある?」みたいな顔どころかほんとに「あとは大丈夫?」って言われたから……言われたから……
ずっと大丈夫では全くないけども「気をつけてね」って言ってもらえて(言わせている)「ハイッ」て返事して店出る瞬間入り口の段差に足引っかけてコケかけた

だから気をつけろや

もう脚なんか上がらんのよ
ちょっと動揺が凄すぎてとてもじゃないけどこのまま高速には乗れない
でもこのままずっと駐車場にいるわけにもいかない
なぜならすぐそこにメンバー車があるから
まるで待ち伏せしてるみたいになってしまう
ちょっと離れたとこに停め直して一旦呼吸を整える
ナビをセットすると4時間48分と出た
そうですか〜
とっとと帰るか〜
ガソリン満タンにして高速乗ったとこでハタと思い出した

わし飯食っとらんな

一人旅の気ままさ故に腹が減ったらなんか食うし減らなかったら別に食わないでやってたら気づいたら朝ごはんに前日の鯖の残り食べて来る時の途中のSA でシュークリーム食べてそれきりだった
胸いっぱいすぎてぜんぜんお腹は減ってないけど運転中にエネルギー切れになっても困る
1時間くらい走ったとこでひとまず休憩

せっかく遠くに来てるのにその土地のものでもない養分としての食事摂取するのも淋しいな〜と思ったけど普通に喜多方ラーメン美味すぎた
実際の身体は飢餓状態だったのか五臓六腑に染み渡る
そして64歳の血糖値を心配してる場合じゃなく急激に血糖値上がった途端に爆裂に眠気が来た
この眠気を逃してなるものか
今のうちに仮眠してから出発しよう
スライダーズ新潟の時も途中で疲れ果てた時の為に車中泊の準備はしてあったけど結局そのまま帰宅できた
今回はさすがに2日連続のライブでぜったい耐えられなくなるだろうと思ってバッチリフルフラットになるように車中泊の装備を揃えてたのだ
夜行バスでも寝られるようになったわたしにとってフルフラットになった自分のクルマなんてほぼ自分ちだ
横になった途端に秒で寝落ちてハッと目覚めた時には最初に入れたナビが示した自宅到着予定時刻を余裕で回ってた
夜行バスなら寝てる間にも目的地に連れてってくれるのにな〜
でも一旦熟睡したおかげでスッキリ
そこから3時間ちょい
公平さんの音源鳴らしまくって夜が明けて行く景色を眺めながらノンストップで走り抜けて無事帰宅

さすがにそのままエクストリーム出社は無理だったと思うけどその日は日曜日だ
買ってきたお土産の海の幸たちはほとんどその日のうちに昼ごはん、夕ごはんのおかずになった
さすがに疲れてゴロゴロしてる間にダンナが洗車してくれたらしく翌朝見たら雨の高速で虫とかいっぱいくっついてたのが中も外もピッカピカになっててワロタw
特に洗っといたよとのアピールもなかったのでこいついいやつかもしれん

いずれ離別か死別したら三鷹にオタ活ハウス建てようって君の妹と盛り上がっていたとも知らずに


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