勝つための判断と情報、より良い選択のために

凛として海老でございます。

はじめましての方はよろしくお願いします。
最近天鳳に復帰したので、ちょっと思いついたことを考えてみます。
お付き合いいただければ幸いです。

そもそも判断と情報ってなんぞや、という話なんですが
判断するためには情報が必要で、情報から判断するわけです。(進次郎構文みたいですね

昔、手組について論議したことがありました。

麻雀の手牌は攻守一体であると。

今回のキーワードは
・麻雀に対する全体的なアプローチ
・視点によって得られる情報の打牌に対する影響
・不完全情報ゲームである麻雀でどのように勝利を目指すのか
・対局中の時間経過と状況の変化

でお送りします。


さて、LukcyJとかを見ていて思うのは
そもそも、NAGAやSuphxのように人間的なアプローチで打牌をするのがそもそも正しいのか、という疑問が生まれます

テンパイ(和了)へ向かおうとするということは同時に大抵守備力が犠牲になり、受け入れもどんどん狭くなります。これ自体がそもそもどうなのか。

漫然と手を進めるということは、アプローチとしてただリスクを増やしているのではないか、という気もします。

大抵の手は、普通に進めても良いんでしょうけども、実際はリードしているから被ツモぐらいは受け入れられる状況も多い気がします。

点をやみくもに増やそうとしても、配牌には差がありますし、ツモはランダムです


麻雀が進んでいく上で
序盤、中盤、終盤、とタイミングがあるとして(これは常に一定ではないですが

考えなければいけないのは
・他家の速度
・他家の動向(ex-色の偏り、タンヤオ、役牌
・単純な時間経過

となりそうです。
自分の視点から見て打牌に影響する情報の一種と考えられます。


不完全麻雀ゲーム

である麻雀において、勝率を最大まで高めるにはどうすればいいのか?

麻雀は動的な不完全情報ゲームに分類されるそうです。確かに。

・勝利条件は点数の多寡である
・点棒の移動する状況は4種である。(ツモ、ロン、被ツモ、テンパイ料)


ここからは一般的な話です。

ツモるためにはテンパイをしなければならない→牌効率、押しを考える必要がある
相手にロンされれば点棒を失う→オリを考える必要がある
被ツモは仕方ないと受け入れ消極的に、けれどカウンターを狙うような打ち回しもある
テンパイ料であれば、終盤のダマや他家の攻めを考えながら狙うこともある(漫然とテンパイを維持せず、他家の動向をみる

麻雀の技術介入は自分の選択のみですが
では選択に至るまでに自分でどのように判断材料を得ることが出来るのか、というところに思いを馳せてみます。

まずは配牌が配られます、ドラが表示されます。
その後打牌が行われます。河にあるのは不要牌です。
不要牌から牌姿を想像できる部分もあります。
手出しが発生します。中盤以降や副露時、最終手出しが特に重要でしょう。

では、どのように打っていくのか。
私であれば

・方針を決める
・不要牌を見極める
・ターツの生成効率を考える
・手役と天秤にかける

こちらが主に自分の手作りに関連すると考えられます
誰でも覚える手牌構成技術ですね。

では今度は相手のほうに目線を移してみましょう

・相手の初打は何か
・数牌はいつ切れたか、何枚切れたか
・どこまでが序盤か、中盤か、終盤かの見極め(相手からの視点も然りです
・河の濃さはどうか
・欲しそうな牌はどれか
・待ちはどのあたりか

序盤、中盤、終盤の訪れ方は局によって変わります。
天和、地和、人和なら次局ですし、ダブリーがかかれば一瞬で終盤です。

麻雀も長く打ってると、肌感覚で相手のテンパイはわかる気もしますが、そんな抽象的なことを言っても仕方ないので序中終盤の意識と、副露数のテンパイ率を覚えておけば良い気もします。


ただ、ここまで考えてみて思うのは、やっぱり押し返しの手組だな、ということです。手役より通りそうなターツ残して追いかける、とか。

・攻めのための選択(自分の手牌中心
・守りのための選択(相手の動向次第

牌で会話する、ではないですが
同じ卓を囲み、互いに影響させあっているわけです。
これが面白さにも繋がっている気がします。

といったところでしょうか。このあたりをよりよくミックスさせたいですね。

では最後に、和了抽選のステージ化、という表現を用いたことがあるのですが、そちらはこちらをご参照ください。

結局
・攻めのクオリティ
を考えながらも、かといって情報を拾うことを忘れず、様々に切り替わる場面に対応するのが麻雀なんだな、と思いました。
情報ゲームであるがゆえに、結果に影響のあるものはできるだけ知識としてインプットする必要がありそうです。

様々な技術がある中で、総合力を試されているような気がします。

内容を掘り下げると技術に向かわざるを得ないのでこれくらいで。

読んで下さった方はありがとうございました。

年内に七段戻るぞ~

海老