斧 仕上げ編
皆様 お疲れ様です。えびたむです。
今回はイラストの仕上げについて説明していきたいと思います。
参考画像 ↓
ポイント
1:色全体の調整
2:映り込みなどのマテリアルの再度描写
3:ハイライトの加筆
です。
まず、初めに新規レイヤーを作成して、オブジェクト全体に1色ベタ塗りでトーンを入れていきます。今回は逆光で全体の色のトーンを落ち着かせたかったので、レイヤーの種類は乗算で、色は暖色でまとめてみました。
全体に1色のトーンを乗せることで、オブジェクトを構成している各パーツの質感やマテリアルなどを一時的に抑えることができます。
次に再度質感やマテリアルを描写していきます。この時に大事になってくるのが、主張したい箇所にだけ描き込むことです。
一度整えたものに再度描き込みを加えることで、描き込みにもディティールの差をつけることができます。この 「描き込み→色調整→描き込み」 の過程を行うことで、全体から細部にわたる描写が可能になります。
そしてハイライトをシルエットに入れていきます。または乗算レイヤーを消しゴムで部分的に消してハイライトを表現するのも良いかと思います。
また、消しゴムは、「消す」道具ではなく、消しゴムで「描く」描く道具として使用すると上手く消しゴムツールを扱うことができますよ。
さらに、再度キワや稜線を描くとより全体に重量感やリアルさを表現できます。↓
上記とプラスで反射光や映り込みを加筆すると下記のようになりました。↓
こうして、斧の武器イラストが完成しました。
ここまでの制作時間は1時間になります。
線画から仕上げまでの全体の制作時間は6時間30分です。
ここまで読んでくださった方誠にありがとうございます。
そして、読者の皆様のイラストの技術の向上に少しでも自分が力になれたのならとても嬉しいです。
また、違った作品でイラストの制作過程を紹介できればと思います。
では、失礼いたします。
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