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斧 描きこみ編

みな様お疲れ様です。えびたむです。

今回は描きこみのやり方についてご説明させて頂ければと思います。

では、説明していきます。

参考画像↓

まず始めに
1:物と物が重なり合うキワを描く。
2:面と面が切り替わる線(稜線)を描く。

この2点になります。

キワ↓

各要素の重なり合う箇所に落ち影や、明度の低い色をのせることで、その物に立体感と重量を表現します。

面と面の切り替わる稜線↓

この稜線を描くことで、オブジェクトの1番手前にくる箇所を描き出すことができます。
また、稜線を描く際にそのモチーフを構成している色の中で彩度(色の鮮やかさの度合い)の高い色を置くと、モチーフの質感をより上手く表現することができます。反射光やそのオブジェクトのマテリアルを上手く参考資料などを利用して、観察して描き加えるとさらに良いです。

トーンカーブや色調補正でイラスト全体の色を整える。
参考画像↓

明度や彩度をPhotoshopやクリップスタジオペイントなどの調整レイヤーを作成して色を整えます。
そしてさらに、キワや稜線を再度描きこむと、より立体感や各オブジェクトの重量感などを表現することができます。

ポイントとして、調整レイヤーで色の調整や補正を行うことでレイヤーの管理がとてもしやすくなります。もし途中で色を変えたい場合でも、個別に色調整ができるのでとても便利です。もちろん、そのまま直接レイヤーにイメージからトーンカーブや色調補正を選択して調整を行っても良いのですが、後々修正したいとなった場合にとても手間がかかります。なので私は調整レイヤーで色の修正、補正を行います。

加筆、修正を試行錯誤するうちに上記のような描きこみになりました。
だいたいここまでで描きこみの制作時間は3時間になります。

次回は仕上げについて記事を書かさせて頂きたいと思います。

ここまで読んで頂いた方誠にありがとうございます。

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