アラフォーからのヴィジュアル系19 <闇子光子>
はいこんばんわ。
今週も先週もライブにはでかけない週末でした。
4月はまだ1本しかライブに行っておりません。
ほんとうにこのままあがってしまうのではないかという具合。
いえ、4月の末からライブラッシュで、6月には遠征が待ってます。
もう少しだけバンギャル続けるし、なんならヴィジュアル系好きなのは変わりませんからバンギャルのままではないかと思います。
今日はそんなバンギャルの光属性闇属性についてお話したい。
光と闇を行ったり来たり、どちらかというと闇属性、ライブ以外のところで飲みに行っても「たまき氏からは闇しか感じない」とかゆわれるわたくしだからこそ、明るいところのことも暗いところについてもちょっと落ち着いてお話できるところもあるんじゃないかなと思う。
そんな話聞きたくねえわというひとは、今日はそのまま戻ってください。
面白くない話も多分あると思うからさ。
<そもそも光と闇とは>
まあ治安悪いとかどうとか言いますわな。
バンギャル怖い、みたいな。
一番わかりやすいというか「あっそうか」と思った出来事が最近ありましての。。。
オタクの感情を赤裸々に描く漫画家・蟹めんまさんから学ぶ、人を理解するための「観察眼」の鍛え方
蟹めんまさんのインタビュー(聞き手は神谷敦彦さん)で、
「当時は「バンギャル」と検索すると、上位に表示される記事がゴシップっぽいものばかりで、「なんだこれは」と憤りまして(笑)。」
っていうの。
わたしの好きな藤谷千明さんも、このことについて同意なさってたんですけども。
いわゆるその「ゴシップ的な話題」がどうしてもヴィジュアル系の闇部分として面白おかしく注目されがちなんですよね。
そして、それに対して「そんなんばっかりじゃないよ!」と光を照らして、ヴィジュアル系の健全性をアピールしてくれているのが、めんまさんだったり藤谷さんだったりすると思っています。
では、じゃあそのゴシップ的な面は「アレはうそなんだ、そんなものはないんだ」っていうかっちうと、あることはある。
これはわたしの個人的な感情ですけれども、あることをないフリするのは好きじゃない。
だからといって、闇の部分をことさらに強調することで大人気なくワルぶるのもダサい。
なので、なんとなく「通常は健全に楽しめるですけど、中にはこういう悪いところもあるよ」というのをちょっと触れてみようかなと思った次第。
フタ開けてみたら「なんだそんなことだったのか」みたいなところもあるかもしんねえしさ。
<規模が違えば距離も違う>
結論から言うとこれでしかない。規模が違えば同じ「ヴィジュアル系」でも距離感が違う。
バンギャル、とひとつにカテゴライズしてもそのバンギャルが見ているバンドマンというのはそれぞれ違う。
動員一桁から数万人をすべて一緒に語ろうとするのがちょっと乱暴って話でさ。
そこからそれぞれの「常識違い」とか「解釈違い」が生じて、そのうえでズレていき「ヴィジュアル系こわい」ってなるんだったらもったいないですよ。
距離が近ければ近いほど、人としてのコミュニケーションというか「対個人」としての接触は増えてくる。そうなると「お客さんとバンドマン」っていう距離感がちょっとあやふやになってしまうことっていうのは皆無じゃないです(絶対にあるとも言いませんよ)。
それは、バンギャルだからとかバンドマンとかだから、ではなくてもう個人の問題なんですよね。。。
だから、もし「ヴィジュアル系って治安悪くてバンドマンから騙されるような女子がたくさんいて、お金を貢ぐために夜のお仕事についたりしてるんでしょ」みたいなイメージを持ってる人がいるのであれば「いやそれはあくまでも一部であるから、そういうのが嫌なら規模の大きいところへ行ったらいいですよ、そうしたらそんなようなことはないから」と答えます。
ライブハウスの規模として、ワンマンライブを500人以上の箱でやってるようなバンドであれば、ファンとメンバーが直接コミュニケーションをとる機会というのもほぼほぼないと思うんですよね。
インストアイベントの内容によっては握手会とかやるかもだけど、あくまでも「バンドマンとファン」という距離感ですよそうなると。
なので、なにもかもを一緒くたにしないで、健全に楽しみたい人はその距離感があれば楽しめますよ、という話。
逆言うと、上を目指してるけどまだ始動したばかり、とかあくまでも趣味の延長なのでお客さんとも密にコミュニケーションを取りたい、というバンドであれば距離感はぐっと近くなる。
物販でお話することもあれば、LINE交換したりすることもありましょう。
そん時に「あくまでもお客さん」なのか「お客さんであり友達に近い面もある」なのか、グレーゾーンが発生するのも事実。
そのグレーゾーンが「繋がり」と呼ばれるやつになり「お客さんなんだけど個人的に連絡が取れる(からわたしって特別かも?)」という存在が生まれる。
ここがこじれてしまった状態が増えると、いわゆる「治安悪い」になる。
むずかしいっすね。
「ファンと繋がるバンドマンなんていない!」とは言いません。
「(自分のバンドの)ファンじゃないバンギャルと繋がる」ケースもあるでしょう。
活動資金足らなくてどうしても援助してもらわないといけなくて、みたいなことも時にはありましょう。
そん時に援助してくれた人が、彼女にしてもらいたくて出すのか、個人的な欲はなくタニマチ的な気持ちで出すのか、あとはまあ金額面にもよると思うが、貸した貸さない、もらったあげたわけじゃない、つきあってるつきあってない、他にもいるだからどうした、ネットにさらしてやる!
みたいなこじれ方をするとまあ、うん、いろいろ問題になったりはしますわね。
だけどそんなのもあくまでも一部なんだよ。
言ってしまえばビジュアル系に限った話じゃないからさ。
Vじゃないバンド、役者、お笑い、アイドル、どこでも発生する話。
ことさらにヴィジュアル系治安悪い、となってしまうのは見た目の問題かなという気もします。
着飾った男女だから目立つし、スイッチがオフになったら普通(むしろ普通より地味なこともある)だからそのギャップも面白おかしく取られがちだしね。
なので「ヴィジュアル系だから治安悪い」と思っている人がもしいたら、そうじゃないから安心してほしい。
健全な現場が大半です。
あなたの関わり方次第です。
<ネットでたたいてやる!>
ネットねえ。掲示板でたたかれるとかまあそりゃありますわ。
これも別にヴィジュアル系に限った話じゃねえんだけどな。
まあけど、なんでか匿名掲示板の話題は尽きない。匿名だといろんなこと言えるからね。
ちなみにわたしも探せばいくつかで名前出てくるよ。。。
個人のスレッドが立っているバンギャルのことを「個スレギャ」なんてゆって「個スレだから害悪!」みたいに思われたりもしがちなんですけど、実際蓋開けたら実はデマばっかり書かれてたり、身内でも何でもない人が、目立っている人をうらやんだり勝手に敵視していやがらせで立ててたりすることもあるんだよね。
バンドのスレッドも、確かに事実がリークされてることもあったりするんだけど、情報元はどこかなんてそんなのわからない。
人の口に戸口は立てられぬので、複数の人を介してリークされることもある。
絶対に言わない、という話が微妙に漏れたりすることもございます。
だから、あんまり気にしてない。
全部話半分に思ってる。
なので「あのバンドはネットで評判悪いから」とか」「あのバンギャルは個スレギャだから」とかっていうので判断するのも早計かなと思ってます。
なお、わたしも通っていたバンドや好きなバンドマンについて「評判悪いよ」と言われ「あそこに通っているとえびさんも人から避けられるよ」みたいゆわれ、実際疎遠になった人もいますけれど、そうじゃない人もいますので。
わたしはわたしの目で見たことを判断材料にするし「~みたいだよ」という噂が本当であれ嘘であれ「それは自分にどう影響するのか」ということを考えたいですなあ。。。
ネットでたたかれるからおとなしくしないと、というのもアホらしく。
ネットでたたかれたからあのバンド通うのやめよう、とかも意味がなく。
好きなことを好きにすればいいじゃないか(ただし人には迷惑をかけず)。
犯罪行為はだめよ。
<あくまでも一部ですから>
今回言いたかったのは、闇ばっかりじゃありませんので。ということ。
一部どうしても規模が小さくなるといろいろあるかもしれんけど、それはあくまでも一部であって、自分のかかわり方次第で、規模が小さかろうか大きかろうが健全に楽しむことはできますよ、と声を大にして言いたい。
闇はね、とらわれるとどこまでも行けますから。
もしかしたら、規模のでかいところでも踏み込んでいけばなにかあるのかもしれないしね。
だけどそれは別にヴィジュアル系に限った話じゃなくてなんでもそうなので。
怖いもの見たさくらいで、ちょっと誇張されたものを離れたところから覗くくらいでいいと思います。
別に実地体験しなきゃいけないことはない。
わたしもきかれりゃ答えるが、ことさらに面白く人に話して聞かせるようなことはしないです。
だから、あるかなきかもわからないことで怖がるのはもったいないから、楽しめるところは楽しんでね、という感じです。
<次回予告!>
バンギャルの仕事の話をしよう!
たまに言われるんだよ「みんな風俗とか水商売なんでしょ」とか。
いや、それ、偏見ではないのか。
ううむ。
すごい難しいんですけど、これ二重にも三重にも偏見というかイメージというか、なんかフィルターがかかってるんですよね。。。
そこんところちょっと掘り下げようかと思います。
今回のことに含めるにはちょっと長くなりすぎたんで。