神社のソーシャルキャピタルとは?
神社のソーシャルキャピタルとは?
ソーシャルキャピタルとは
人と人との関係性や繋がりを、
資源=豊かさとして捉える考え方です。
「つまり、幸せを感じる」のは
ヒトが「社会的動物」だからということ。
それが神社とどういう関係があるの?
子供のころ近所に神社がありましたか?
あなたが小学生の頃、通学路や
自宅の近所に神社・寺院・お地蔵さんが
ありましたか?
「はい」と答えた人は、
一般的に人を信頼し、
人から恩を受けると返したいと思い、
利他的な傾向が高いらしいんです!
もう少し正確に言うと、
神社とお寺には少し違いがある。
神社が近くにあった人は、
人から恩を受けたら返したいという
互恵性をもっている可能性が高い。
一方、お寺かお地蔵さんが
子供の頃近くにあった人は、
一般的信頼、互恵性、利他性の
いずれも高い傾向がある。
レムリアン・コミュニティの影響か?
お寺・地蔵・神社が小学生の頃、
近所に存在したということが、
互恵性に影響を与えるのは、
そのような地域で、
コミュニティ活動がもともと
活発だったことをあらわしています。
小学生の頃、その地域に子ども会、
夏休みのラジオ体操、地域の運動会、
地域の清掃活動、盆踊り、お祭りが
あったかどうかで
ソーシャルキャピタルは全く違うの。
特に、子ども会、夏休みのラジオ体操、
地域の清掃活動、盆踊りの存在は、
ソーシャル・キャピタルを高めていました。
つまり、神社が近くにあったことが
ソーシャル・キャピタルを高めていたのは、
神社そのものというよりも
神社が地域コミュニティのハブとして
機能してきたため、
その地域でコミュニティ活動が
活発だったからということなのね。
しかし、お寺やお地蔵さんは、
コミュニティ活動の存在とは無関係に
ソーシャル・キャピタルを高めている。
スピリチュアルな世界観?
神社や寺院が小学生の頃、
通学路や自宅の近所にあることが、
スピリチュアルな世界観に影響を与え
ソーシャル・キャピタルを
高めているとみられています。
私たちは、
「どのような悪事も、天には必ず知られている」
「神様・仏様がいる」
「死後の世界、来世の存在を信じる」
という世界観が不思議にできあがるの。
寺院や地蔵は、神仏や死後の世界の存在
というスピリチュアルな考え方を
高めることを通じて、
互恵性、信頼、利他性を高めていると
推測されています。
誰かに見られているという感覚
人々は神様や人から見られている感覚を
もつようになる可能性が高いの。
ごみの不法投棄を防ぐために、
鳥居のミニチュアやお地蔵さんを
設置することが各地で行われており、
効果が認められている。
人から見られている感覚をもつと、
人々は利他的な行動をとったり、
正直な行動をとる傾向があることが
心理学の実験で確認されています。
神社はそういう意味で私たちの
心を浄化して波動をあげる仕組みに
なっていたんですね!
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