失敗するぞ、するぞと囁く「悪魔」のプライミング効果
失敗するぞ、するぞと囁く「悪魔」のプライミング効果
失敗するかも?ダメかも?この心の中の悪魔のささやき。実は1日500回ぐらい無意識に繰り返しているらしいです。
心配性ならなおさら・・・「遅れて乗れないかも?」と毎日電車に乗る時も10分は早く着くように家を出たり。
「閉め忘れたかも?」と家を出てから、鍵のことが気になったりして戻ったり。
「ピザ」って10回言ってくださいのことをお話しますね。
子供の頃、「ピザ」と10回言った後で、肘を指差して「ここは?」と
聞いたり聞かれたりしたことがあったんじゃありませんか?
「ヒジ」だとわかっているのに、つい「ヒザ」と答えてしまい
一緒に笑いあう。
時には「笑う」ためだけに、わざと間違えたりして。
子供が大好きなあの遊びは、プライミング効果の一例で、事前に印象付けられることで、わかっていても間違う現象です。
肘が膝になっちゃう「プライミング効果」。「プライミング効果」は、
潜在意識によって脳の行動が、変わるという理論です。
ノーベル経済学賞を受賞した心理学者ダニエル・・カーネマンの著書「ファストアンドスロー」で紹介し有名になった理論ですが、
実は身近な遊びを通して、誰もがその効果を経験しています。
少し専門的な心理学の研究では、あらかじめ「ライオン、象、キリン」
といった単語を見せておき「スピードの速いものは?」と質問されると、とっさに「チーター」と答えてしまう「つられちゃう」効果。
「光、新幹線、飛行機」など、動物よりも速いものを知っていて、分かっていてもつられちゃう。
先に「ライオン、象、キリン」とかの、動物の単語がインプットされると
答えをなぜだかつられて動物に限定してしまうのです。
「ピザ」を10回言うと、体をの部分を指されると、肘や膝が答えになるのも
2文字の短い言葉で、とっさに脳がつられてしまうから。
ピザをはじめとして、パ行は、プリキュア・パフィー・パラダイス・ペコちゃん・ピリ辛・ポパイ・パタゴニアなど、言いにくいのに覚えやすい。
ぱぴぷぺぽって、言霊的にとても気持ち良いから、ぱ行はご用心。
こんなふうに暗示が、脳に与える力はとても強くて、ネガティブなニュースばかり見るとつられて、気分が落ちこむのは、当たり前なことなんですね。
けれど反対に紙に書かれた、明確な目標やあなたに関わる事は、それを日々目にしていると「つられちゃう」プライミング効果が、プラスのほうに自動的に働きます。
書かれた言葉を目にすると、潜在意識をコントロールできる。
日記やメモを書いていて、読み返すと、あれ、こんなこと考えていたんだと気づくこともできますよね?
私たちの意識は潜在意識が97%に対して顕在意識は3%だと言われています。
繰り返し書かれた言葉を目にすると言う事は、このつられてしまうという
プライミング効果を利用できるということです。
ぜひ、神様のお告げとして運気の流れの鑑定書を読んだら、繰り返し寝る前にでも読む事をお勧めします。
運気の流れに書かれている神様のメッセージは、脳を「つられちゃう」ほうへと自然に導くプラスの暗示。
つまり「つられちゃって」人生が変わるメッセージなのです。
脳はそこに書かれたことにつられる。つられちゃう「プライミング効果」、上手に使いましょうね!
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