ドラマの中の筆跡②煽る女『ミスターサンシャイン』エシンの字、惚れられる女
ヒロインのエシン(キム・テリ)、3人のイケメンに
愛されまくっていてうらやましいわぁぁぁ。
『ミスターサンシャイン』
3人のイケメンだけ紹介するわね。
No.1.ユージン・チョイ 9歳でアメリカに密入国、アメリカで体張って海軍将校になって祖国朝鮮に30年 ぶりに戻る。イ・ビョンホン
No.2. ク・ドンメ 子供のころ親に命懸けで逃がされた最下級白丁の出身。子供のころヒロインに一度助けられる。日本に渡り柔道と剣術を極め、10年後朝鮮に戻る。知的暴力組織の若きドン。ユ・ヨンソク
No.3キム・ヒソン、.ヒロインの婚約者。日本に留学10年して「バカ息子」をしているが相当なインテリ。ピョン・ヨハン
ヒロインのエシンが出した手紙をなんとユージンは読めなかった!
奴婢の身分だったユージンは9歳でアメリカに密入国したため、
ハングル文字を習ったことがなかったのだ。
だからハングル文字が読めない。
ユージンは馬鹿正直に読めなかったと言っているのにエシンには
想定外の事だったため、「返事を出したくなかった」と誤解してしまう。
両班出身の彼女には「字が読めない人がいる」ことすら
理解できないことなのだ。
英語は読み書き堪能だから、まさか母国語が文盲だとは想定外の
出来事であって、ユージンが「手紙を無視した」としか思えないのね。
最終的にはユージンがハングル字については文盲なんだと
わかるのだけれど、彼がそのことを悲しい事実として「恥」の感覚を
持っていることがイ・ビョンホンの演技からはよくわかる。
しかし、
無垢なヒロインにはわからないの!男の気持ちが・・・
なんとなく、これはわかるよね!
しかし、そのハングル文字がわからないユージンが愕然とするのは、
奴婢の自分よりもっと階級の低い白丁出身のク・ドンメが
読み書きスラスラできることだった。
そりゃそうでしょうよ!
ユージンはアメリカ密航、海軍育ちのアメリカン。
ペンでは書類書いてました・・・英語はお手の物だから。
恋のライバル、しかも自分と同じように海外歴が長いク・ドンメが
読み書きができる。
このことに対する劣等感や悲哀がイ・ビョンホンの表情から
よーくわかります。本当に演技派だと思います。
一方、ク・ドンメは日本で10年を過ごし、柔道と殺人剣を極めてきている。
日本は筆文字の国、だから150年前なら漢文も読めたと思う。
だからタロットカード占術をするホタルの仮名交じり筆談もわかるの。
そのうえ、文房具屋で店主に「その紙よこせ!」と脅しつけて、
手に入れたエシンの筆跡がパッとわかるのね!
エシンの手紙はハングル文字だった!
そしてノブナガと同じ連綿型、情熱的で頑固者なんですよ!
縦線のすべてに起筆ひねりが効いていて、相当な強情さんの文字です。
横線も長く、行動力も抜群の字、エシンの役柄上の性格そのものが
出ている文字!
左ハライを跳ね上げていないから、華やかさをワザワザ控えている
ということにもなります。
このドラマの演出用の小道具とはいえ完璧!
そのうえ筆でスラスラッとつなげて書いてるの。
情熱を内に秘めたファムファタールのの文字!
これだけで男心を煽る煽る!
文面は「互いに合意した計画に問題が生じた」
これは「LOVEしよう」という、LOVEの言葉の意味を知らなかった
エシンが、LOVEの意味を知ったからこそ出した手紙だった。
婚約者がいるし、エシンには義兵としてスナイパーの役を全うしたい
という強い意志があったから。
それに自分の方から言葉の意味を知らなかったとはいえ
「同盟」ぐらいに思い違いしていた単語が「愛」だったら、
自分からLOVEしようと提案したことすら恥ずかしくて
消え入りたい気持ちだったと思うの。
エシンも必死に英語を習う。恋するゆえにね!
ユージンの名前はアルファベットで書いていて、英語を習いに行って
好きな男の名前を一番最初に必死に覚えるの。すてきな純愛だなぁぁぁ。
しかし、ユージンの部屋に押し入ってこの手紙を手にしたク・ドンメ、
頭から湯気が上がっているのが見えるようでしたよね!
中身だけ抜き取って封筒だけユージンに返す。
今後紙を持っていたら殺すからな!とにらみつけて出ていくの。
部屋に帰ってからすぐに文字の筆跡を確認するところが良かったわぁ!
「あぁぁ、やっぱりお嬢様の字じゃねぇか!バカ野郎!
あいつ、いつかブッタ切ってやる!」と嫉妬の炎を燃やすのよ!
ラブレターって響きいいわね!
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