私は「ニッポン教」
日本人は自分たちのことを「無宗教」ということ多いですよね?
特別な信仰心は持っていないし、特定の宗教に属していないと感じている場合は特にあいまいにそう思い込んでいるのではないでしょうか?
ところが、無宗教といいつつ私たちはケッコウ神社やお寺に出かけていきます。
日頃の散歩に神社やお寺をコースに入れていることも少なくないでしょう。
それこそ、毎日習慣化していて朝いかないと気持ちが悪いという社長さん方がとっても多いように感じています。
インスタグラムなどでも御朱印集めを趣味にしている方多いですよね?
私も15年以上御朱印集めをしています。そういう楽しみがなくても、旅行した時には神社やお寺を訪れることが多いと思います。
世界遺産や観光地巡りには神社仏閣が定番中の定番。宗教上の理由でそこの神社やお寺には行きません、ということは滅多にないのではないでしょうか?
旅行、観光自体が神社・仏閣巡りということが多いのも「無宗教」だからこそ可能だとさえいえるでしょう。特定の信仰を持っていたら、その宗教とは無関係、もしくは敵対関係とさえいえる神社やお寺には行けなくなってしまいます。
でも「無宗教」だったら「行けない」「行かない」という制約はありません。自由にどのお寺でも神社にでもお参りできるのです。
どんな制約も受けずに好きな神社やお寺に行くのは
「ニッポン教」の信者だからではないでしょうか?
ずっと昔から伝えられている霊験があるといわれる神社、好きなぶつぞうを見ることのできるお寺をめぐるのが好き、というのは「ニッポン教」の信者として当たり前のことではないでしょうか?
初詣は明治神宮、川崎大社、伊勢神宮、でも大晦日は永平寺、延暦寺で除夜の鐘!
これこそ私たちが「ニッポン教」だからできることですよね?
そしてそれは「無宗教」ではなくって「どんな神様も仏さまもOK」とするあり方だと思います。
「縁起担ぎ」の大好きな「ニッポン教」いいじゃないですか!
「厄落とし」も大好き「御祈祷」も大好き、そのうえお寺でプチ修行も好き、それでいいんです。
私の場合は年末はクリスマスが終わったら伊勢神宮に御札を納めて新しいのをいただく。
年末は近所の複数のお寺の除夜の鐘をききながら、夜中にお向かいの住吉神社に初詣。
元旦は家族写真を撮るために国府宮神社。
2月は稲沢の難追神事の「裸祭り」はその期間中お茶会なども楽しみます。
春は桜の名所のお寺や神社をめぐり、夏は夏越の祓いをあちこちの神社でして茅の輪をくぐり、秋は紅葉を見に京都に行きたいし、冬は高台寺の「夜咄」にも行く。
弘法様の縁日があるお寺には出かけていき、写経会があると聞けば出かけていく。
それもこれも「無宗教」なのではなくて、ある意味「どんな仏様も神様」も好きというミーハー的ニッポン教の「ありかた」だと思っています。
そして中でも「ゑびす様」は唯一日本生まれの七福神、大好きに決まってるじゃありませんか!