介護うつ、薬の副作用で「拒食症」モドキ・・
介護うつ、薬の副作用で「拒食症」モドキ・・・
介護ウツになった時は、心療内科も受診しました。眠れないし、食べられなくなってしまって、体重が激減して、ふらふら~だったので。
で、眠れるようにというお薬と、気持ちが沈まないお薬など何種類かいただいて、服用しました。しかし、わたしは薬が効きすぎちゃったのか眠れるどころか「ハイ」になったりして、夜中に机の引き出しを全部出して「片付け」を始めたりして、途中でエネルギーが突然なくなって、引き出しは床に広げっぱなしのまま「片付けもやれないなんて、なんてダメな私」と白む空を見上げながらどよよーん。
腰痛も悪化していて、鎮痛剤も服用していたため、痛みを紛らわす脳の近所にある「満腹中枢」もしびれちゃったらしく(影響されて)全然お腹が空かなくなったんです。
朝から何にも食べてないのにもう夕方の4時。これはマズイと自分でも思って、薬も止めて、「心療内科」もいくのをやめてしまいました。他の薬に変えてもらうこともできたかもしれませんが、診察前のカウンセリング、延々30分の質問攻め、それが毎回同じで「家族関係」の説明を繰り返すだけだったの。この、「ほとんど同じ質問」を何度も繰り返されるのは、本当に苦痛でした。
そして、診察は2分ぐらい。「食べれるようになりましたか?眠れていますか?」の二つだけ!そりゃぁ、その二つができていれば命の危険はないから当たり前かもしれないけれど、心のフォローはゼロでした。
家庭で介護している方たち、要介護3からは、急激に介護時間の割合が増えてきます。特に要介護4は54.6%、要介護5も65.4%、「ほとんど終日」を介護にあてているのです。
2人に1人以上が、一日中ずっと介護をしている状態だということがわかりますね。要介護度が高くなればなるほど、介護者はどんどん疲弊していきます。
こういう情報すらも、「両親は年を取っているけど、未だ介護認定はされていない」わたしには、未来に必ずやってくる「恐怖」だったんです。
介護認定を受けさせるまでは、どこの誰に何を聞けばいいのか知らなかったんです。
それで、かかりつけの内科の先生に「ケアマネージー」さんを紹介してもらって、ケアマネージャーさんが、地域包括センターに連絡して担当者を決めてくださって、3人で話し合い、両親の介護認定が下りるように市役所のほうに連絡する。市役所からは「介護認定」をする職員さんが来て、両親の普段の生活ぶりや、認知度、体の不自由度など面接してくれる。というところまで「漕ぎつけ」ました。
しかし、ネックは両親。
自分たちは年は取っていても健康だし、ボケていないし、誰にも迷惑かけずに暮らしていける、と自信満々なので、市役所の面接の初回は、途中から母が逃走。
父は「ひとりで爪も切れます!そこのコンビニも歩いていけます。新聞も読んでいますし、ボケてはいません」と「何も問題はありませんアピール」母のことも「面接で認知老人にされたくないからコンビニにでも行ったんじゃないかなぁ」と連携しちゃったの・・・・
よくある話らしいのですが、認定をいただけると「デイサービス」の「楽しい1日通学・ランチと入浴付き」が受けられるようになるの。
私としては、両親が1日、ストレッチ体操したり、お絵かきや、給食、入浴できたら、1日は母の家事が減るし、父も母と密室に居なくて済むと思っていたのですが、両親は違ったの。「ホームに入れる準備の最初の一歩」だって考えていた。
無理やり入れられると思い込んでいたので、ケアマネージャーさんのご尽力で、面接のやり直しと、今後「楽しく利用できる」「健康マシーンがあって、骨を丈夫にできる食事も出る、まったく学校とは違って時間割はない」ということを、あちこちの施設を見学させてくださったの。
それで、元気な方ばっかりの「デイサービス」に行っても良いかな?という気持ちになって、認定を父は要介護1で受けられたの。母の方は、要支援がもらえたので、お試しで「デイサービス」に行って「楽しいから、通う!」になったんです。
ここまでたどり着くのに、ほぼ5年・・・
父が免許を返納していたから「出かけて気分転換」と「介護の方々に優しくしていただける」「碁の先生が来ていて、碁が好きなだけできる」母は「パステルアートの先生がいて習い事ができる」「ランチが美味しい」と2人の意見が一致して、デイサービスに週1度行けるようになった。
今思い出すと、もっと早く内科の先生に「両親の介護がしんどいんですけど、どこに相談したらいいんでしょう?」と一言聞けば、済む問題でした!(笑)
介護で、自滅しそうなウツウツの方に、オススメ!
鳥居りんこさんの本!そう、ちゃんと聞きに行けばいいんだよ!
と勇気がもらえます!
イライラしがちな介護を明るく乗り切るための超初心者必携バイブルを、最新情報満載の増補改訂版。
「福祉は自己申告。やったひとだけトクするしくみ」「待ってるだけでは何も始まらないのが介護サービス」を合言葉に、
実際にお母様を看取った「りんこ流バカを見ないための裏ワザ」が炸裂!!
介護する方は、身内の事ってなかなか言い出せない。
特に私のような「見栄っ張り」は、内科の先生にも「心療内科」にかかっているとは言えませんでした。その後は、内科の先生になんでも相談して、ケアマネージャーさんと密に連絡を取り、しばらくはホッとできるようになりました!相談できる人ができるって、本当に心の重荷がスゥッと軽くなる。
悩んでいたら、まず市役所に相談できるってことを覚えていてくださいね!
介護うつとは、介護を通して溜まった疲れやストレスなどが原因となって発症するうつ病です。しかし、原因が明確であるため一般的なうつ病と比較しても改善や回避ができる可能性があります。
「うつ」の原因がハッキリしているのですから、1つでも心の重荷を減らせることをやっていくしかないんです。頑張りましょう!