『夏目友人帳』⑳ヒノエはあの放火犯「八百屋のお七」なのか?
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ヒノエはあの放火犯「八百屋のお七」なのか?
呪いについて知識豊富な妖(あやかし)のヒノエ。和服を着た、粋な姐さん風に描かれていますね。ヒノエは大物の妖の一人で、その知識で主人公の夏目が助けられるシーンも多く、頼りになる存在。
貴志が受けた呪いの余波でニャンコ先生の妖力が安定せず、小さくなったり大きくなったり…結局、ニャンコ先生は『友人帳』から用心棒として他の妖「三條」を呼び出すことに。
呼び出した妖の「三篠みすず」は、貴志の腕の印を見て『五日印』であることを見抜きますが、呪いについては詳しくないことから、別の妖を寄こすことになります。それがヒノエですが、男嫌いで夏目貴志に協力するなんて、イヤなこったと思っていたけれど「お節介好き」「世話焼き」はやっぱり貴志を助けることになります。
「約束の樹」では、かつてのヒノエとレイコの出会いのエピソードも語られています。
ニャンコ先生曰く、「ヒノエとレイコの出会い話はビミョウだ」とのこと。たしかに、このシチュエーションでなぜ?という感じがしますが、ヒノエは人間らしくないレイコの突飛な行動と度胸に感銘を受けたのではないでしょうか?
ヒノエ:丙(へい、ひのえ)は、十干の3番目である。 陰陽五行説では火性の陽に割り当てられており、日本では「ひのえ」(火の兄)ともいう。
丙午(ひのえうま)とは?西暦年を60で割って46が余る年が丙午の年となる。つまり前回の丙午は1966年ということになり、次は2026年です。
「ひのえうま産まれの女の人は、気性が強く、夫を殺すことがある」 伝説の発端は、江戸時代、八百屋お七の放火事件です。 1681年、火災の避難場所で出逢った男性と恋に落ちた、 八百屋の娘お七は、ふたたび会いたければ、また火事になればよいと、 火事場泥棒にそそのかされて、放火してしまいます。 お七はこのとき16歳で、1666年産まれのひのえうま、 それで、ひのえうまの女性は、気性が激しい女という俗説ができあがる。
ヒノエはオシャレな姉御肌の妖怪です。いつも被布コートを着てキセル煙草をくゆらせているので、「鉄火女」という印象も与えられる。レイコとの出会いのいきさつの「かんざし」を肌身離さず持っているのは、惚れた男一途の証。人間嫌いなのも、妖になったのも「その男」と関係があると深読みしています。
ともかく「情熱的」で「後先を見ず」「命賭けた男以外は、全人類どうでもいい」というぐらいの気性の激しさ。ふつうの男性なら「惚れられたが最後」逃れることはできないでしょう。
ヒノエは1666年生まれなら「お七」と被る。でも、大正とか昭和初期の女性の名前カタカナが多いんですね。キセル煙草に被布コート、キノエは「大正モダンガール」だとわかります!
そういうヒノエのキャラも表している「名前」。作者のネーミングのうまさに舌を巻くことしきりの『夏目友人帳』です!
おばあさんの名前は「ゴムゴロウ」というところでも紹介しましたが、出生届を役場で「口頭」っていうのもあったらしい。「和子」さんは、東北の方で「カジコ」となまったまま届を記入された。でも父から「和子」とつけたと聞かされていたし「カジコ」も気に入っている、というエピソードもある。カタカナの女性の名前
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