Netflixオリジナル映画「Paddleton」
このnoteには映画好きの三人が今まで見た映画の感想などをゆるーく書いていく予定です。
今日書いているのはひろこですよ。
Ebisuの由来などは他のメンバーが書いてくれるかも?期待。
今回紹介したいのはNetflixオリジナル映画の「Paddleton」
数ヶ月前に観た映画だけど今でも強く印象に残っている。
ストーリー
末期がん宣告を受け、症状が悪化する前に自分で人生を終わらせようと決めた中年男マイケルは、親しくしている隣人アンディーにその手助けを依頼する。
(主人公のマイケルは脚本も手掛けている)
死に関する日本の映画はドラマチックに見せるものが多いが、私はそれが嫌いなので自分から観ようとすることはない。
それらの映画とは反対に、Paddletonはいわゆる中年と呼ばれる男性二人の日常と死を淡々と描いている。
末期ガンを宣告され症状が悪化する前に死にたいと決意するマイケルと、闘病しながらも生きて欲しいと願うアンディ。
死ぬ側と残される側。
人生で誰もが一度は経験するであろう心が引き裂かれるような痛みと喪失感。
様々なレビューにおいて二人は親友と書かれているのを見るが、私はそれ以上の感情があったのではないかと思う。
心から愛していて、でもそれを伝える勇気はなかった。または口にしなくてもお互いにわかっていたのか…
死ぬ直前にマイケルが「怖い」と泣いたのは、この映画で死ぬ側のマイケルが唯一感情を露わにするシーンだった。
観ていて苦しい場面も多かったが、心底羨ましく感じた場面もあった。
それはマイケルの「信じてないけどもしあの世があって、何らかの方法で君に連絡できたら、して欲しい?」という一言から始まる会話。
一番大切に想っている人と最後にこんな会話ができるのは理想ではないか?
Netflixに契約しないと観れないけど、いろんな人にオススメしたいです。なかなか重いテーマではあるけど、クスッと笑えるシーンもたくさんあるので。
特に、誰かを失った経験のある人は考えさせられることがたくさんあると思う。
観た方はぜひ感想など、何でもコメントして欲しいです〜。