【聖地巡礼】劇場版BLOOD-C The Last Dark編
TV版から半年後の東京を舞台にした劇場版作品。
劇場アニメはこんなに凄いものなのかと、映像のクオリティーに度肝を抜かれたのを覚えています。あのProduction I.Gだし…。あと田舎もんで劇場行く文化がないし、そもそもこれ公開されてる映画館が県外に行かないとなかったんですわ。ハハッ…。
公開から早10年、渋谷の宮下公園付近は再開発が進み、当時の様子とは大きく異なりますが、昔の写真と共にまたこの作品をご覧いただければ嬉しく思います。
撮影ができなかった場所、難しい場所などはGoogleマップから引用しています。誤りがある場合や、追加の情報などがあればコメントで教えていただけると幸いです。
実際に訪問・撮影される場合は周辺住民や利用客のご迷惑にならないよう、十分ご注意ください。また、現在閉鎖されている場合や営業時間外には行かないようにしてください。
冒頭地下鉄のシーン
冒頭地下鉄のシーン。全体的に丸の内線がかなり近いです。
劇中では新池袋線となっていました。ちょっと抵抗があって撮りませんでしたが、車内もかなり似ています。
音楽はテレビシリーズに引き続き佐藤直紀さん。ALWAYS 三丁目の夕日、海猿、コードブルー、暗殺教室などの劇版音楽を担当されている作曲家です。
メインテーマと思われるこのシーンの音楽は木管とストリングスの複雑なハーモニクスが地下鉄のブレーキ音を、ギターのリズムとトロンボーンのポルタメント、パーカッションで電車の走行音や軋む音を表現されているように感じました。自分の楽曲においても参考にさせていただいてます。
地上へ出てからの戦闘シーン
霊園北の入口あたりに追手が来たので東側の道から逃げた感じですね。
この後はサーラットの車に乗り込んで追手とカーチェイスになります。
カーチェイスからの移動
追手の車とヘリから逃げているシーンは殯の屋敷との位置関係から春日通りと思っていましたが、よく見ると霊園北側の道を西に進んでおり、大きく迂回したようです。
ナビの映像から三の橋の文字が見えるので港区南麻布二丁目交差点は確定でしょう。中央分離帯と歩道橋の形状が一致します。
緯度経度の情報も表示されていますが、一致しませんでした。おそらく演出でしょう。
交差点を曲がったところでなぜか道幅が明らかに違ったので、後のカットから特定したのですが、鳥居坂の通りに瞬間移動しています。
スピードを上げて交差点へ駆け下りていくカット。
月山が交通システムを乗っ取り信号機を操作した交差点。
港区立麻布十番公共駐車場の看板が見えるのでこれも確定。
「陸運局へのハッキング」とセリフがあるので品川陸運局にでもハッキングをしたのでしょうか。
実際にネットを介して遠隔操作できるのかはわかりません。
続いて暗闇坂。名前がたまらないですね。車道が狭い点が違うのですが、ガードパイプと右側の建物の形状は一致します。
上空からのカットも回転させればおおむね一致。
トンネルに入っていくカットは新宿御苑トンネルですね。カメラがパン振っていて情報量が多いわりには特定が難しい場所でした。
トンネル内部はまた構造が異なり、特定はできませんでした。劇中ではかなり長い距離を走っている感じだったので、一般道の可能性は低いと思っています。(情報求ム)
特徴的な直角カーブのあるカット。斜めに切れた形の建物があったのでこれはすぐに池袋大橋だとわかりました。電車のトラスビームも一致。
ホテルワールドは作中ではHOTELワドールとなっていました。
実際には防音壁はなく、一部改変されてます。
都内をいろいろ巡ってたみたいですね。
追手を撒くためにあちこち走っていたんだと解釈しておきます。
塔の本拠地から見る夜景
文人がグラスを片手に飲んでいるシーンから。
お台場周辺の夜景が見られるので、この時点でもう塔の本拠地はだいたい予想できました。
殯蔵人の屋敷
最終的に殯の屋敷に到着。
上野にありました。暖炉もありましたし、内部までそっくりです。
中に入ることはできますが一般に撮影可能なのは外観のみ。必ず現在のルールに従い、長時間の撮影は控えてください。
真奈との移動
願いを叶える店に向かうシーンです。
宮下公園付近は再開発により現在大幅に変わっています。
上空からのカット。終盤にも同じようなカットがあります。
監視員がいた場所は角にABCマートがあるところですね。どうやら都の青少年保護条例で未成年の夜間外出やインターネットの利用が制限され、監視員が取り締まってるそうです。ディストピアかな。未成年のネットより小夜が銃刀法違反してるほうがまずいんじゃないの…
殯邸カット
渋谷から戻ってきた時に少しだけ映ります。
この後地下へ行くシーンがあるのですが、地下室は立ち入り禁止なので見ることができませんでした。もしかしたら地下のモデルも旧岩崎庭園かもしれません。
私立辻学園(内部)
文人が私立辻学園で公演をするという情報を得たサーラット。真奈がたまたま辻学園の生徒だったので、制服姿で潜入することに。
まさか早稲田大学だったとは…。ハッキングの腕も凄いようですし、真奈さんエリートだったんですね。
講堂内はかなり細かい部分まで再現されています。劇中古きものが現れる天井部分までそっくりです。
講堂内部のみ一致で、外観は特定できませんでした。ベルリン大聖堂のようなネオバロック様式の建物が近いかなと思います。(情報求ム)
ところでエンディングがやしきんさん作曲、Elements Garden編曲、水樹奈々さんが歌うMETRO BAROQUEなんですが、これでメトロ要素とバロック要素がどちらも出ましたね。
殯邸シーン
殯とのやり取りが少しあり、また映ります。
「求めよ さらば与えられん」「尋ねよ さらば見出さん」「門を叩け さらば開かれん」という台詞は新約聖書からの引用ですね。
明け方、真奈が塔の本拠地を見つけ出します。
東京湾中央防波堤埋立地。何もないところですが、実は偽の衛星画像が埋め込まれていた、という設定でした。いや無理あるでしょ…あの規模のビルはそれくらいじゃ隠せないと思うよ…。目視できる距離だし。
潜入
情報を得られたサーラットは塔の本拠地の近くまで行き、小夜が単独で潜入することになります。
松尾が車を停めていた場所は背景のゲートブリッジとビルの位置関係から城南島海浜公園を疑っていたのですが、Pの看板、時計、照明の特徴が暁埠頭公園駐車場のものに似ているので、モデルは多分こちらだと思います。
殯が文人のもとへ向かっているカットが入ります。
レインボーブリッジとお台場の夜景が見えるので確定ですが、遠くから望遠レンズで撮らないと構図が合わないです。
確定ではないのですが、塔の地下へ行く際に飛び降りた縦穴は首都圏外郭放水路に似ています。こういうのは取水排水施設のどこかだと思います。
小夜が去ってから
ビルが崩壊し、野次馬が集まっているシーン。
位置関係と、付近の建物の構造が似ていることから中防大橋の交差点あたりですね。中央防波堤埋め立て地周辺は歩行で行くことはできませんのでご注意ください。
網野が都知事になり、映像が流れていたビルはMAGNET by SHIBUYA109のモニター。
サーラットのメンバーが終盤会話している店付近。無国籍通りの坂の辺りです。私道のためご注意ください。
ラスト付近のカットでまた殯邸が映ります。
ここでは全体が緑に覆われ時間経過が窺えます。
地図にまとめました↓
以上!劇場版BLOOD-C The Last Dark編でした!
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