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SUNNY DAY SONGをアジアツアーで歌ってほしすぎる話
はじめましての方ははじめまして。
SUNNY DAY SONGをアジアツアーで歌ってほしすぎ天皇と申します。
なお、天皇につきお気持ち表明をさせていただきます。
前提
1週間後に開催を控えたLoveLive! Series Asia Tour 2024 横浜公演。
(以下、アジアツアーと表記)
タイトルにもあるSUNNY DAY SONGといえば一般的に「すべてのスクールアイドルのための曲」として認識されているかと思います。
となると、やはり「せっかくの合同ライブだから歌ってほしい!」という声が上がります(というか去年のユニット甲子園でもめちゃくちゃ上がっていました)
対して、「μ'sのメンバーが揃ってないのに歌うな」といった声もあるようです(というのも、天皇故タイムラインの構築が上手なので上記ツイートに対する反応しか流れてこず、火元がイマイチわかっていません)
そこで、私個人として「SUNNY DAY SONG」を歌ってほしい理由などを備忘録として書き留めておく、というのがこのnoteの目的です。
「歌ってほしくない」に対して思うこと
や、正直わかる。いや、わかります(天皇)
「SUNNY DAY SONGは一般的にすべてのスクールアイドルのための曲として認識されている」と記しましたが、それはそれとして現実においてはμ'sの曲としてリリースされている以上、深く考えずともオリメン歌唱が聴きたいと思うのは当然のことです。
特に劇場版ラブライブ!(無印)において大きな役割を担うこの曲では殊更に、でしょう。
加えて、恐らく当時を知るひとりひとりに、この曲に、μ'sに対する並々ならぬ思いがあるかと思います。
そのうちのひとりである私に、その思いを否定することはできません。
しかしながら、(メタ的視点では)ご存じの通りこの曲のオリメン歌唱は現状かなり難しいと言わざるを得ません。μ's全員を集めるのも難しい状況、ここで「A-RISEも!」となるとほぼ不可能でしょう。
となると、「ずっと眠らせておくより歌ってくれたほうが嬉しいだろ」というある種"安易な"意見が出るのも自然な流れだと言えます。
「歌ってほしくない」という思い。
これに対し、あえて悪意ある言い方をするならば、「10年近く前の曲にしがみつく偏屈者、あるいは老害の戯言」と認識されかねないわけです。
これにより、私の知らんところで知らん対立が生まれているのではないかと思います。
私もSUNNY DAY SONGを安売りしてほしいわけではありません。
今では伝説になった(なってしまった)μ'sの曲、合同ライブなんだから歌ったら盛り上がるやろwみたいな考えで披露されても何も嬉しくはないわけです。
しかし、それでも私には「歌ってほしい」と考える理由があります。
「ラブライブ!」という作品において
「どうやってもAqoursはμ'sに勝てない」
かつて仲良くしていた友人に言われた言葉です。
μ'sは「伝説的な存在」「ラブライブの原点」「人気絶頂の時期に解散した」「社会現象を起こした」。
いずれも事実でしょう。
そして私自身、「ラブライブ」というコンテンツの名を冠しない「Aqours」と出会っていた場合、恐らくAqoursに触れることはなかったでしょう。
よって、過去の私であればこの言葉を否定できなかったでしょう。
実際に、μ'sからAqoursへの移行時期においては「ぽっと出の新グループ」という心無い扱いも見受けられました。
しかし、今もそうでしょうか?
聡明な皆様であれば「否」と答えるでしょう。
ラブライブ!の知名度を大きく上げたμ's。
ラブライブ!を1つのシリーズとして成立させたAqours。
そこに優劣など付けられるはずもありません。
そして、現在は全6ブランドが存在し、(自分のように兼任も多数いますが)現実世界でもそれぞれにそれぞれのファンがいる。
各コンテンツが、それぞれに異なった層のファンを取り込んでいるのです。
今回のアジアツアーにスクールアイドルミュージカルは参加しませんが、この現状を見てどこが上だ、下だなどという指標はもはや意味をなさないかと思います。
また作中視点でも、今回参加する5ブランドはラブライブ優勝、ならびに同点という結果を経てのプレーオフでの勝利を成し遂げていたり、競技としてのラブライブにこだわらず大きなイベントを立ち上げていたりと、優劣などない、「対等な」存在だと言えるのではないでしょうか。
ラブライブ!フェス
さて、ここでいったん5年前の話をします。
5年前、初開催された合同イベント「ラブライブ!フェス」についてです。
これはファイナル以降μ'sが初めて参加したイベントで、当時のファンのほとんど(私を含む)はμ'sを見られる!と参加を決意したことでしょう。
この頃より「全員のSUNNY DAY SONGが聴きたい」という意見は非常に多かったように思います(29人のSuper LOVE=Super LIVE!を聴きたいという意見もありました)
しかしながら、このイベントではSUNNY DAY SONGの歌唱はありませんでした。
当時の私は残念がりました。
しかし、今思うとあの場で仮にSUNNY DAY SONGが歌われていた場合、
「すべてのスクールアイドルのための曲」ではなく
「みんなで歌う"あの"μ'sの曲」になっていたのではないか、とも思います。
閑話休題。
もしもこのアジアツアーにおいて、SUNNY DAY SONGを出演者全員で歌った場合。
それは「μ's」の曲でしょうか。
それとも、「すべてのスクールアイドルのための曲」でしょうか。
私は「すべてのスクールアイドルのための曲」にできると信じています。
言い換えるならば、どのブランドグループにも「SUNNY DAY SONG」という「伝説」に見劣りしない魅力があると私は信じています。
拙い文章とはなりましたが、要するに「今のお前らならμ'sにだって負けねえよなぁ!?SUNNY DAY SONGをすべてのスクールアイドルのための曲にしてくれ!!!!!」と言いたいんだな、と思っていただければ。
いちファン心理として
これは嘘のような本当の話なのですが、ラブライブ!(無印)って昔の作品らしいです。本当に?本当か。ファイナルからでも9年経ってるもんな。
というわけで、新しめのブランド(スーパースターやら蓮ノ空やら)からラブライブに入ってきたファンって、我々が思ってるほどμ'sのことを知らないんですね。なんならAqoursもよく知らん、って人も割と多いです。
(特に蓮ノ空は「蓮が初めての二次ドルコンテンツ」って方なんかが多いように感じます)
しかしながら、ラブライブというコンテンツに生息しているのであれば、いずれ何らかの形でμ'sに出会うことになるかと思います。
そこでアニメを観るか、曲だけ聴くか、なんとなく流れてきた情報を眺めるか、それは人それぞれでしょう。
そんなμ'sのことをあまり知らない若いファンの方も含め、「SUNNY DAY SONGを聴きたい!」と言ってくれているんですよ。
こんなに嬉しいことがほかにありますか?
悲しいことですが、伝説となったμ'sだとしても、時間の経過やファン層の変化の中で徐々に忘れられゆく存在なのでしょう。
それでも今なお輝きを放ち、若い方々にも感動を与え、私たちにはあの頃も思い出させてくれる曲、それがSUNNY DAY SONGなのだと思います。
おわりに
再度申し上げますが、私は「SUNNY DAY SONGを歌ってほしくない」という思いを否定しません。そんなことは絶対にできません。
逆に、「せっかくだから歌ってほしい!」という、ある種安直ともとらえられる気持ちでも、否定することはしません。
μ'sをよく知らない世代の方々にそう思ってもらえること、それそのものが何よりも嬉しいからです。
それらも全て踏まえて、あくまで「私は」、"オトナの事情"なんかではなく、現実・作中両方の視点から、今こそSUNNY DAY SONGを出演者全員で歌ってほしい。
そして、名実ともに「すべてのスクールアイドルのための曲」として聴きたい、そう願っています。
written by SUNNY DAY SONGをアジアツアーで歌ってほしすぎ天皇