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頼りになる人。(内容はオーディオなお話)

『あの人は頼りになるなぁ』と、できればそう評価していただけるオトコでありたいです。もうそういう年齢ですから。

今号は回想と紹介と報告なカンジで。


*頼りになった人。(回想)

今は自営なワタシですが、お勤めしていた時代に『この人、すげぇなぁ』と本気で思える上司のもとで働いた経験があります。真逆もありますけど。

思えば心底すげぇなぁって思えた上司は2人。もうどちらもお亡くなりになっています。取引先にも大尊敬する方は何人もいましたが、常に身近でコミュニケーションをとらなければならない上下関係において、部下から尊敬されるのって本当に凄いことだと思います。

『部下が発した言葉を忘れない』『部下から頼られたら真っ先に行動する』

このふたつのことを履行していたな、あの方たちは。『ああ、調べておくよ』とか『今度聞いておくよ』って言われた記憶がない。即行動。忙しくてその場で対応してもらえないこともあったけど、でも約束は絶対に忘れない。本当に頼りになる人たちでした。

自分は部下をもつ自信も度量もないから直接の上下関係を構築しない主義だけど、もし今でも組織の中で仕事をしていたとしたら、あの人たちみたいになれていたかな?なんて思うことがあります。



*最近出会った頼りになる人。(紹介)

自分が関わる仕事において、最適施策の全てを熟知するなんてムリです。だから分からないことは誰かに教えを乞い、頼ります。

ワタシはオーディオと音楽の仕事をしていますが、ことオーディオ界だけをとっても、現在は『アナログ』とか『デジタル』とか『ストリーミング』とか道が細分化されていて、それぞれに技術は日進月歩です。特にデジタルな事案の進化スピードはとっても速くて、もうついていくのが大変。

居眠りせず、根気よく学ばなければならない必須チャンネルが、デジタルストリーミングとネットワークインフラ。

業務提携しているアイレックス社が取扱う製品には、最新技術満載な機器がたくさんあります。その中でも『最も要スキルなネットワークインフラ』な機器について、素敵な動画を撮ってくれたオーディオ専門店があります。

三重県の四日市ムセンさま。社長が直々に製品を紹介して下さいました。ありがとうございます、大感謝です。

インターネットに接続して音楽を楽しむために必要な、ルーターとハブのお話。かなりディープな事案ですが、とっても分かりやすく解説して下さっています。ストリーミングやネットワークオーディオにご興味のある方、ぜひご覧ください。ワタシもとっても勉強になりました。

こういう人(お店)が『頼りになる人』なんだよな。ホント尊敬します。



*ワタシも応えなければ。(報告)

アナログ道について、ここのところ数編投稿しました。コレとかね。

先日紹介したお気に入り製品『YMKのヘッドシェル』なのですが、なんとディストリビューターとして卸をさせていただけることになりました。

もともとディーラーとしてYMKは販売していたのですが、同業の販売店さんから『オタクから仕入れられないの?』なんていうお声をかけていただくこともありまして、そのような運びであります。

ワタシも頼りになるヤツにならなきゃな。
YMK製品にご興味のある方、販売店さま、何なりとお声をかけて下さい。

ということで前述号の追記みたいな内容になりますが、YMKの既存製品についてちょっとご説明します。

左がアルミナ製、右がジルコニア製。

セラミックのスペシャリストな会社が作る、アナログカートリッジ用のヘッドシェルです。素材はアルミナとジルコニアの2種類。アルミナは厚み(重量)違いを、ジルコニアは色違いをそれぞれラインナップしています。

左がジルコニアで右がアルミナ。
左がジルコニアで右がアルミナ。
アームとの接合端子の素材も違う。
アルミナについてるリード線は他社製品。
コレは新製品。
新製品ヘソ天の図。

ディーラーとしての自社サイト販売コーナー、貼っておきます。製品の解説もしておりますので。

どんな特性・特徴なの?と問われれば、若干寒色な音色傾向が個性だと答えますが『あえていえばそんな感じ』というだけで、再生にあたり不得手な音楽ジャンルはありません。マッチングさせるカートリッジの特性を歪曲させたりせず、レコードからピックアップしたシグナルを素直に支えてくれます。こういう小さなパーツが、驚くほど再生音に影響力を発揮するからアナログ道は深くて楽しい。

頑張って紹介していきますよ、YMK。


*頼りにも当てにもならない人もいるから。

デジタルとアナログ、音源のフォーマットが違うと音楽再生の楽しみ方も変わります。良し悪しではなくて、別の趣味と言っても過言ではない世界観。

80年代からオーディオの仕事を始めた自分の仕事スキルはデジタル道が本筋だったのだけれども、ここ数年はすっかりアナログ道に傾注。ハイレゾ音源については黎明期から関わってきたけど、アナログにウツツをぬかしているうちに世の中はストリーミングサービスが主流になってきて、デジタル道の知恵がちょっと薄くなっているのがワタシの現状です。

四日市ムセンさんや秋葉原のオリオスペックさんに教えを乞いながら、バランス良好な『頼れるヤツ』にならなきゃ。もういい年齢なのだから。

自分がいい年齢ってことは周囲もいい年齢の人が多いワケですが『坊や、いったい何を教わってきたの?』とプレイバック・パート2をお見舞いしてやりたいような残念人もいます。

自分は頼りにされるオトコになるべく精進しつつ、他人に対しては期待をしないという人生のスタンスも大切ですやね。そもそも頼れるパートナーたちは、コッチが期待するまでもなく嬉しい答えを確実に届けてくれているのだから。

いい年齢なのだから、そんな見極め術も習得していこう。

ではまたね。
2024.10.23






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