BJ ELECTRIC社から、またしても新製品。
新しいシグナルケーブルを発売したばかりのBJ社ですが、今度はUSBケーブル砲発射です!供給側の手前味噌ながらコレは傑作だと確信しております!
*要するに上位後継モデルです。
ご好評いただいておりましたEpisode-3というUSBケーブル用の線材ストックが底をつきました。大切に使ってきたPCOCC銅線が無くなってしまったので、新型ではPC TripleCを採用。端子もちょっと豪華な感じです。
新型の名前はEpisode-5と申しまして、前述Episode-3の後継であり上位のモデルになります。
-5の仕様違いでEpisode-6という製品も用意しているのですが、コレについては後述致します。
ご存知の通り、USBケーブルってヤツはシグナルと電源を同時に伝送しております。とても微弱なデジタルシグナルが電源線と並行に同走しているワケですから、繊細な音質を楽しむオーディオ趣味においてコレはあんまり気持ちの良い規格ではないですね。
Episode-3時代より、BJ ELECTRIC社のUSBケーブルはシグナル線と電源線を完全に分離する構造を採用しております。上記写真のメッシュ外皮の中に2本のケーブルが存在するということです。
さらにそれぞれの線材はアルミ箔でシールディングされておりまして、これは外界からの電磁ノイズをシャットアウトし、内部からノイズを放出しないという理屈です。よってメッシュの中でシグナル線と電源線が並行に走っていても悪影響が発生しづらいという塩梅。このシールディング構造は、先日ご紹介したシグナルケーブル『新型MLシリーズ』にも採用されております。
*さて、音色は?
工業製品ですから、どんなモノでも生産販売を終える時がやってきます。代わる後継機種が発売されると『前型と比較して云々』というコピーを書きたくなるのが供給側の性ですが、コレは仕方がないこと。だって前型のクオリティーを越えようと、メーカーは頑張って新型を作るのですから。そんな含みをご理解頂き、以下インプレッションを読んで下さると幸いですっ!
こんなふうにして比較試聴をしました。
音源の送り出し機器はmacです。再生ソフトはroonを使っています。ココからMOONの280DというDACにシグナルを送って、以降のアンプとスピーカーは同一なモノで比較試聴。
うぬ、一聴瞭然。すごいわ新型。
前型Episode-3も情報の欠落が少なく、ケーブル固有の音質(クセ)を持たず、なるべく沢山のシグナルを純度高く伝送するというポリシーで作られていたので、相当に気に入っていたUSBケーブルでした。
が、新型ケーブルは更にそのメーカーポリシーを明確に謳ってきます。
具体的に申しますと。
・音の質感がシルキー。でもフニャっていなくて腰が座っている。
・聴感の音域が広がった、上も下も。
・よくあるバスドラムとベースのリンク、それぞれの音がよく分かる。
・声がだいぶ立体的に聴こえる。
・そして基本的な音色は、BJ ELECTRICのソレそのもの。
です。
*発売時期と販売価格について。
まずはワタシ自身が製品のキャラクターを正確に知るため、自分が週末に預かっているオーディオ専門店と、それからチョイチョイとお節介を焼いているカーオーディオの専門店(下記URL)で試聴を繰り返しました。
なんと試聴に立ち会ってくれた方、全員から新型のご注文を頂いてしまいました。とっても嬉しいです。これでこの製品が傑作であると確信した次第。やっとボチボチと『試聴者特権』な方々へデリバリーを開始したところです。
なので本日以降、正式にご注文を承ります!!
・Episode-5
Type-Aオス→Type Bオスの端子を持つ『一般的なUSBケーブル』です。
・Episode-6
Type-Aメス→Type-Aオス端子仕様。いわゆる延長USBケーブルです。カーオーディオマーケットからのリクエストにより作った製品です。
・価格は
1.0m:¥36,850(税込)
1.5m:¥43,450(税込)
2.0m:¥50,050(税込)
端子はUSB2.0仕様、Episode-5/6は同一の価格になり受注生産品です。
基本的に2m以上の長さのご注文は承ることができません。USB3.0以上への端子アップグレードも行えません。
*今週のまとめ。
その音色に惚れてワタシはBJ ELECTRIC社製品の販売元を担当させて頂いております。今回の新作群はどれも素晴らしい!
ワタシはメーカー勤務歴が長いので『販売店さんやユーザーさんに後ろめたい言い訳をする必要がなく、自身が本当に良いと思った製品』を取り扱える事がどれだけ幸せなことか、よーーーーく分かっております。
どうか皆さま、ご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
2023.9.27