【原神】雷電将軍のあれやこれや
このnoteでは、雷電将軍への理解を深めるためのちょっと踏み込んだ情報を紹介します。雑学・知っ得情報・豆知識、みたいなものです。
自身の、雷電将軍の解像度を上げることを目的にしたためたものになりますので、拙い部分もあるかと思いますが、ご容赦ください。
はじめに
冒頭にもある通り、このnoteでは雷電将軍のちょっと踏み込んだ情報を紹介します。そのため、基本的な情報は大部分をカットして記載しています。
基本的な情報に関してはwiki等を参照していただきご確認ください。
wiki見とけば大体のことは書いてあります。
また筆者は螺旋TA、精鋭狩りTA、スコアアタックなどを本格的に取り組んでいません。雷電将軍を使用して自身の目標達成をモチベーションに緩くプレイしています。そのため本noteではそれらについての言及は極力控えます。
天賦
元素スキルの粒子生成
名称は神変・悪曜開眼といいます。これだけでも覚えて帰ってね。
wikiの記載は「初撃 0個、連携攻撃 0.5個/ヒット毎」となっています。連携攻撃が1回/0.9sなので、ざっくり秒間0.5個の粒子生成となります。この0.5個というのは粒子の0.5個分ということではなく50%の確率で1個生成するという意味です。
これは主に単騎での運用時に弊害が出てきます。
単騎では他者からの元素エネルギー供給がないため、元素爆発の元素エネルギー供給と元素スキルの元素粒子が頼りですが、この仕様のため元素爆発終了後の元素エネルギーリチャージ具合が毎回違います。極端な話、粒子が毎回出た場合と毎回出なかった場合とで約60も差が出ます(元素爆発時の元素チャージ効率300%想定)
なので単騎で使用する場合は粒子生成下振れも考慮して元素チャージ効率を多めに積む必要があると考えています。
聖遺物
杯と時計のメインステータス選択についてです。
まず大前提なんですが、最適解は手持ちの聖遺物によって大きく異なります。ここで説明するのはあくまで机上の空論、理論上の話です。
実際に何が適切なのかはご自身の聖遺物をもとにダメージ計算していただくべきだという点はご留意ください。
杯は攻撃力?雷元素ダメージ?
よく「杯のメインステータスは攻撃力と雷元素ダメージのどちらが適切か」という話題があがります。結論から言うとどちらか1つ選ぶのであれば雷元素ダメージなんですが、編成によって適切なメインオプションが変わるため、いくつかの編成で適した杯がどちらなのかを見ていきます。
■前提
計算で使用したバフ/デバフの設定は以下の通りです。
また、雷電将軍のステータスは以下の通りです。
九条裟羅の有無で会心のバランスを調整していますが、振り分け回数は同じです。
■雷元素ダメージが優位なケース
雷電ナショナル、過負荷HC、HCと、主要な編成はすべて雷元素ダメージの方がダメージ期待値が高いです。
数%なので誤差のように見えますが、例えば過負荷HC草薙R5の場合、攻撃力杯が雷元素杯を超えようとするとスコアにして約13の会心サブOPが必要になります。この「スコア13」という数字をどうとらえるかは個人差があると思いますが、少なくとも「どちらでもよい」といえるほどの差ではないかなと思っています。
■攻撃力が優位な編成
一方で、攻撃力杯が優位になる場合もあります。
代表的な編成の中だと単騎とフリーナ編成です。
フリーナ編成は構成メンバーの性質上バフが元素ダメージのみになります。そのため相対的に攻撃力の価値が上がっています。
単騎の場合も同様で、外バフがない状態だと攻撃力を伸ばす方が結果的に火力増強につながります。
時計は攻撃?元素チャージ?
【追記】2024/12/24 内容を一新しました。
杯と比べるとそこまでですが、「時計のメインステータスは攻撃力と元素チャージ効率のどちらが適切か」という話題も聞きます。
結論としては会心が同じでかつ元素チャージ効率を約250%にできるのであれば攻撃時計が適切となる、です。
要は、攻撃時計の方がいわゆる元素チャージ効率換算でのスコアが高い状態になりますので「そりゃそうやろ」って話です。なんですが、雷電将軍は基本的に「初期値でつく分には何かとトレードオフになることはない」という特性があります。(雷電将軍に限った話ではないですが)
まず、雷電将軍は突破ステータス+草薙r5+絶縁で元素チャージ効率が207.1%あります。(32%+55.1%+20%=107.1%の加算)
なので、250%(草薙効果で+50%し絶縁の上限となる数値)にするにはのこり42.9%を聖遺物のメイン/サブステータスで賄う必要があります。
時計が元素チャージ効率の場合はこの42.9%をメインステータスで補います。こんな感じ。
ただし、この場合サブステータスが有効活用できていません。
雷電将軍の有効なステータスは以下の4つです。
会心率
会心ダメージ
攻撃力%
元素チャージ効率
なので、理論的にはすべて有効なサブステータスにすることが可能です。そして、その中には元素チャージ効率が含まれており、これを活用することで時計のメインステータスに頼らず元素チャージ効率を稼ぐことができます。
※超開花編成だと熟知もですが、熟知型なら時計は熟知固定なので対象外です。
なので、上記聖遺物の例でサブステータスに元素チャージ効率が最大値でついたと仮定するとこうなります。
これで207.1%+6.5%*5=239.6%になります。
残り約11%なので、最大値で2回伸びれば約250%に到達します。無駄なサブステータス(実数など)が伸びている分が元素チャージ効率に回れば、攻撃時計の方が優位になる可能性があります。
ここまで読んでいただけていればわかると思いますが、条件は非常に厳しいです。メインステータスで攻撃力46.6%を上乗せできるとはいえ、
ほぼ同じような会心率/会心ダメージ(攻撃力%があるので、全く同じでなくてもよいはず)
ほとんどの部位に元素チャージ効率がついている、かつ伸びすぎていない
というのはなかなか達成しにくい条件だと思います。
ですので、攻撃力時計が必ず優位になるというわけではありませんし、たいていは元素チャージ効率時計の方が優位になる可能性が高いです。
ただ、サブステータスを有効活用し、バチバチに厳選した雷電将軍を目指すのであれば、攻撃力時計は一考の価値があるのではないでしょうか。
ちなみに余談ですが、全サブステータスが理論値をたたき出した場合は元素チャージ効率時計の方がダメージが出ます。
立ち回り
コンボ選択
元素爆発中のコンボは編成、より具体的に言うなら通常攻撃反応型の追撃持ち(家蘭、行秋など)がいるかどうかで変わります。
■家蘭・行秋なしの場合
編成例は単騎や各種HCなど。
この場合は 6N1CD がベターな選択肢になります。というよりは、雷電将軍の最大火力コンボが 6N1CD というだけの話です。
元素爆発中の完全中断耐性+ベネット等の継続回復で、敵の攻撃をある程度無視してこのコンボを叩き込めます。
ただこのコンボ、少し入力がシビアで、失敗すると 5N1CD+N1C(※後半は夢想の一心状態ではない)となりコンボの総合火力が約11%ダウンします。これは後述の 4N4D と同等なので、練度が低いのであればそちらを選択した方がよいです。
また、重撃後のダッシュキャンセルが早すぎると重撃が3ヒットせずこれまた総合火力が下がります。
要練習。
難易度以外の問題点としてスタミナ消費量があります。
このコンボを完走すると累計210のスタミナを消費し、ほぼ全てのスタミナを吐き出すことになります。(最大値は240)
これにより
移動等でコンボ開始前までにスタミナが減少していると完走できない
だけならまだいいが、スタミナ不足に気づかず重撃が出ずに棒立ち、なんとてことも
コンボ終了後スタミナが0で回避できない
などの欠点があります。ご利用は計画的に。
なおシュヴルーズ入りの編成だと固有天賦でダッシュのスタミナが-20%されるので総消費量は192となりいくらか余裕ができます。
■家蘭・行秋ありの場合
編成例は雷電ナショナルやフリーナ編成。
この場合は 4N4D がベター。
これらの編成は雷電将軍のダメージ割合が高くないため、雷電将軍の火力を出すよりも家蘭や行秋の元素爆発を最大限起動させることを重視し、通常攻撃主体のコンボを選択することになります。
逆を言えば通常攻撃を振れていればなんでも良いので、アドリブが効かせやすいのも大きなメリット。
深淵螺旋や高難易度イベントなど、一撃で沈めてくる敵の場合は回避せざるを得ないため、そういった場面でよりメリットを感じやすいです。
あくまで「完走できる状況なら」ベターな選択肢だという認識で問題ないと思います。
さいごに
雷電将軍の書き物を書きたいなと思い始めたnote執筆ですが、知識が乏しく想像以上に薄い内容になってしまいました。(ほんとは雷電将軍完全ガイドみたいなもの書いてみたかったですが、到底無理でした。)
気が向いたら、次は千岩雷電について書いてみたいなと思っています。