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【Part1】ネイティブも英語の五文型は理解していない/五文型はいらない

今日は「いらない」「わからない」「日本だけ」「必要ない」と大好評(笑)な五文型についてのお話です。
今まさに学習していて混乱している方もいるのではないでしょうか。
そして、「本当に外国人や英語がペラペラな人は五文型なんて意識しているのか?」という考えが浮かんだかもしれません。

このことについて、この記事では「英語で文型について話し合っているコミュニティ」を観察することで五文型を間接的に馬鹿にすることを試みます。

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五文型と英語力

先日自分のブログにて「英語を勉強する時に五文型なんてまったく必要ない」という記事を書きました。

日本では、英語を勉強するときの基礎として「五文型」が神聖視されています。そういったことに異を唱える記事です。

(ちなみにテストなどで五文型について聞かれるという方は、この記事に五文型の見分け方も書いてありますので参考にしてください)

そしてこの記事にはこう書きました。自己引用します。

日本以外で五文型はどう教わるか
結論から言うと、そもそも教わりません。五文型を「英語の代表的なルール」かのように喧伝しているのは日本だけです。「五文型 日本だけ」で調べると山のように記事が出てきます。

したがって、英語が話せる人であっても5文型など知らない、あるいは意識していないということがありえます。
「英語を英語以外で学習している世界」と言うのはあまりに広いのでここでは調査しませんが、英語圏の掲示板などではどうでしょうか。

このことについて更に掘り下げてみようというのがこの記事の主題です。

※この記事は「文型を理解していないネイティブを馬鹿にするため」のものではありません。「五文型なんてどうでも良い」ということを証拠付けるための記事です。

※私は「文法なんて必要ない」とは言っていません。五文型を神聖視して学習の軸にすることには大きな問題があるということを言っています。


解説を始める前に、もう一度SVOCAMのそれぞれの意味を復習しておきます。

Subject
sub-(下に)+ject(投げる)→従う→従えることから主題に

Verb
verb(言葉)という意味が動作を表すようになった

Object
ob-(に向かって)+ject(投げる)→対象物、目的語の意味になる

Complement
com(一緒に)+ple(埋める)+ment(モノにする)→一緒に埋めることで文を完成させる→補語

Modifier
modify(調節する)+ -er(物)→「文を調節するもの」
ちなみにmodeには「形」、-ify には「〜にする」という意味があります。補語は文章を「形にするもの」です。
省略可能な要素です。

Adverbial
adverb(副詞)+al(っぽい)…義務的な副詞句、省略可能だったり副詞(句)でないものはこれに当てはまらない
He is in the kitchen.のin the kitchenがこれにあたる

また、五文型は「SV」「SVC」「SVO」「SVOO」「SVOC」とされています。これにAを加えたものは七文型や八文型と呼ばれます。


ここから具体的に、英語圏の掲示板やコミュニティでどのように五文型について議論が行われているのか掘り下げていきたいと思います。

英語が読めなくても読み進められるように訳しながら解説しながら進めていきますが、英語が読めるほうが楽しめるかもしれません。文型の知識もあるとなおいいですね。

また、五文型(七文型)を用いた分析と解説も添えますので五文型を勉強したい方でも役に立つ内容となっています。文法用語もできるだけ噛み砕けるように努力します。

では、早速見ていきましょう。

下調べ・五文型ってそもそも英語でなんて言うんですか?

そもそも五文型を英語でなんて言うのかわからないことには「英語圏の掲示板やコミュニティでどう議論されているのか」など知りようがありません。

ということで、当たりをつけて調べてみます。

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