ゴミを減らそう
プラスチックは、焼却され、埋め立てられた後、埋め立て場から有害物質が海や川に流れ出すことがあります。
また、プラスチックは基本的には成分分解されません。
灰になった後、地球の循環には戻れません。
プラスチックを分解する微生物も現れましたが、様々な問題があり、現状では、ゴミ処理には利用できません。
運良く川や海に行かず、焼却炉へ行ったプラスチックも、埋め立てられ、半永久的に地球のゴミになるのです。
ビニール袋がゴミに混ざっていると、薄くて発熱量が高いため、焼却炉の餌になるそうです。
生ゴミだけ燃やすと、余計に原油が必要となり、逆に資源のムダ使いになり、エネルギー回収の効率が悪いとのことです。
その為、ビニール袋廃止ではなく、政府や企業主導で、根本的に石油の使用量を減らすことが重要だと言っている方がいらっしゃいました。
本当にその通りで、根本的な石油使用量を減らすことが問題の最大の解決につながります。
しかし、そもそものゴミの量を減らすことも、同時にとても大事です。
焼却時の省エネにビニール袋は有効ですが、生ゴミはコンポスト化できます。
その大量のゴミも、焼却の燃料も、餌となるプラスチックも、結局地球の資源を大量に消費しています。
大量生産・大量販売しないと経済が回らないこの世界の仕組みが歪んでいるのです。
経済効率や利便性も大事ですが、地球への負担、という観点で見ることが重要だと思います。
人は地球によって生かされているのです。
地球へ負担をかけずとも、人は地球上で、幸せに生きられるのではないでしょうか?
手放すべき利便性もあるでしょう。
逆に技術の進歩によって環境への負荷がなくなることもあります。
環境への負荷を下げる為の研究開発に優先的にお金や人を投入し、一方で無駄を減らして行く。
新しい社会を探して行く。
そして一人一人の意識を変え、行動を変える。
それが地球を守ることにつながると思います。