年度末、別れの時期。
こんにちは! ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。一緒に人生と音楽を楽しんでいきましょう♫
さあ、年が明けたと思っていたらいつの間にか三月。年度末です。
音楽家にとっても決断の時期となる年度末です。
音楽家としての私についてはこちらをご覧ください↓
音楽家業を廃業する人も少なくない
私は若手と一緒に演奏する企画をしているのもあり、若手と接することが多くあります。
ハルモニームジークでは、なかなか演奏できない八重奏を若手が経験する機会として作っています。
ハルモニームジークに出てくれた音楽家の中にはオケに就職できたり、海外留学したりして活躍の場を広げている人たちもいます。
その反面、お別れもあります。
先日も三十歳手前になる音楽家から、地元に帰って音楽以外の職に就くという連絡を受けました。
残念ですが、社会は厳しい。二十代のうちに別の道に進む人も少なくないのです。
ネガティブなことではない
でも転職は今や珍しいことではありません。
音楽から全く違う業種に行けるというのも凄いことです。
私は数年前に友人のエンタメ系の会社の立ち上げを手伝って違う職種の人と触れ合うことで様々なことを学びました。
音楽を勉強してプロを目指して頑張ったことは人生の糧になるし、前向きに捉えて先に進んで欲しいです。
復活する人もいる!
かつて、ハルムジに出演してた若者が一度別の仕事に就職して楽器を辞めると言って最後の本番がハルムジ、気持ちよく送り出したのですが、仕事に余裕が出てきたらやっぱり楽器をやりたいと言って復活した人もいます。
それはそれで大変な道ですが、一時違う職に就きながら楽器を頑張って成功した人もいます。
私がウィーン留学時代に音楽祭で一緒に演奏した人で、銀行員として働く傍ら楽器を続けて、遂にウィーンフィルに受かり、今ではウィーンフィルの団員として活躍する人もいます。
歩まなければいけない道も人それぞれ。
険しい道ではありますが、そうやって成功した人もいることは勇気づけられます。
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今年は音楽家の地力が試される時期
前にも書きましたが、今年こそは音楽家の地力が試される時期です。
経済政策の方向性がいまいち見えない岸田政権。緊縮傾向であることは色々な人が予想しています。つまり、今までのように経済を上向かせるような政策が出てこない可能性があります。
そもそも、我々娯楽の予算は後回し。景気が良くなってもその恩恵を受けるのは最後です。となれば、コロナ禍後の経済の動きが良くても最後に恩恵を受け、悪ければ最初に厳しくなるわけです。
そんな中、我々音楽家は何ができるのか?自分が生きるには何ができるのか?考えていかなければなりません。
音楽業で生きる我々はより一層頑張りましょう!そして、一線を退き、転職した方々はぜひご応援いただければ幸いです!
コロナ禍後も音楽界を盛り上げていきましょう!
そして、音楽家から転職した皆さんも応援してください!
蛯澤亮でした!