久しぶりにがっつり楽器を練習してますw 土曜日はくつろぎ音Line Vol.6!!
こんにちは! ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。一緒に人生を楽しんでいきましょう♫
怒涛のように過ぎている10月。ほんとにいつの間にか月末です。今年は自粛期間もあったので動き出してからの日々があっという間ですね。
オンラインコンサートも六回目。文化庁の継続支援事業補助金の個人申請では該当期間最後の10/31です。
なかなか演奏されない難曲に挑戦
今回、挑戦的な曲が一つ。それはフランセの嬉遊曲。これがなんとも難しい曲なのです。
フランセという作曲家はフランス近代に活躍した人で、管楽器をやってる人のなかではフランセといえば「難しい曲を書く人」というイメージです。
とにかく複雑。リズムも音列も予想できない。なんでこんな書き方したの?って思わず思うところもたくさん。今日は初めての練習でしたが、それぞれが動きを理解しながら進めていくと、理解すると逆に正確に演奏するのが難しくなってくるというジレンマwww
でも、それでも「これは無理」っていう感じじゃなく、絶妙にできるかなという難しさなんです。今日も練習で三人で話してたんですが、ほんとそこが絶妙。
そして何より、やっぱり良い曲なんですよね。評価されない曲は難しいだけで楽しくないってのがよくあるんですが、フランセはちゃんと演奏できてくると楽しい。演奏してる方も楽しいし、実際、聴いてる方は難しさをあまり感じずにただ「良い曲だね」って言えるくらいの作品なんです。これがフランセが演奏され続ける理由でしょう。
いくらファゴットが跳躍を得意としても瞬時に約3オクターブ飛ぶのはなかなかきついですよwそんなところもなんとなくやってのけたいですね。お客さんから「え、そんな難しいの?」って言われるように演奏できるかがフランセの一つの目標。
今日も三人で「やっぱり良い曲」「楽しい」と話しました。それが本番でしっかりとできるか。ぜひお聴きください♫
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なかなか演奏されないカントルーブの作品
今回は実はリクエストされた曲が二曲入ってます。
一つは先ほど紹介したフランセ。これはトリオダンシュ(リード楽器の三重奏)の定番曲です。ある意味、「挑戦してみろ」っていう面もあると思いますw
そしてもう一曲がカントルーブの「田舎風」という三重奏曲。これは私の生徒さんが今度演奏するのでぜひ演奏してみて欲しいというリクエスト。しかも、レッスンも頼まれているので、それならやってみようと思ってやることにしました。
これが甘かったwww
アマチュアの方々がやる曲だからマイナー曲とはいえ、別に難しくはないかなと思っていたのですが、これが難しい。クラリネットの加藤は「これ、相当指が難しいとこがあるんですけど、なかなかこんなテンポで吹けないですよ」と言っていて、ファゴットも難しいところが結構あり、アンサンブル面でもテンポの切り替えが多いし、楽譜の書き方に謎なところがあることもあって途中止まって確認しながら合わせました。
やってみると結構映画音楽みたいで綺麗なところもあります。ずーっとファゴットとクラリネットが同じことを繰り返す感じもゲーム音楽や映画音楽ぽいし、民謡で有名な作曲家(フランセよりも少し前の世代)だったようで、どこかで聴いたことがあるフレーズが出てきます。
シリーズ企画の良いところはこういうマイナー曲も紹介できるところ。新鮮な気持ちでぜひお聴きください。
今回の生配信はクオリティが上がる予定!!
一回目の配信から比べると既にかなりクオリティが上がってオンラインでご視聴いただいている方々にもご好評ですが、今回はさらに配信レベルが上がるかもしれません。テストでうまくいけばですが、前回の時に動画をお撮りいただいた写真家の林さんに今回は配信もしていただける予定です。
*前回のくつろぎ音Lineで途切れた部分の動画は編集中ですのでしばしお待ちください。編集できましたらチケットをご購入していただいた方に動画をお送りします。
さて、どうクオリティが上がるかというと、まずカメラが定点ではなく、切り替えられます。それが一番ですかね。今まではiphone11のカメラで配信してましたが、ちゃんとしたカメラで配信します。ネット環境により、どこまで画質が上がるかはわかりませんが、今までよりも見応えのある配信になるかと思います。ぜひ地方の方、お越しいただけない方はご覧ください。
そして、現地にいらっしゃれる方はぜひ名曲喫茶カデンツァへお越しください。バーテンダーの作る美味しいドリンクも飲めますよ♫あと5席程度ありますのでぜひご予約ください。
それでは、皆様に良い演奏を届けられるように鋭意練習いたします。
いつもは二回練習なのですが、今回は三回組んでいます。それだけ、気合入れて組んだプログラムです。
それではまた。日々楽しみましょう!
蛯澤亮でした。