迫り来る確定申告。少しずつ準備していこう!
こんにちは! ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。一緒に人生と音楽を楽しんでいきましょう♫
さて、年が明けたと思ったらもう二月も一週間が過ぎました。二月といえば確定申告です。自営業者や副業をしている人たちにとって二月半ば〜三月半ばは大事な期間です。
年末に実家で休みながら少しずつ仕分けをしていた私ですが、これから実際に様々な事務作業が必要です。特にフリーで活動している方は税理士に任せている人以外はコツコツとやるのをお勧めします。フリーはいつ忙しくなるかわかりません。「この期間にやれば良いかーって思ってたらそこに大きい仕事やってきた!」ってこともあります。時間を見つけては少しずつやるとやるべきことも把握できるので良いと思います。
尚、学のない音楽家の認識で書いてますので間違いがあればご指摘お願いします!
音楽家としての私についてはこちらをご覧ください↓
領収書、ありますか?
まず、個人事業主(フリーの音楽家)は給料でもらう会社員(オーケストラ団員など)と違って税金が天引きされていません。例えばN響などのオケ団員は給料から既に社会保険料や税金などを天引きされた形で入金されます。これが手取りってやつですね。
フリーの場合は全体の収入から経費や控除を抜いた額「所得」に税金がかかります。そこから社会保険料も決まります。なのでこの経費と控除が大事です。
白色申告、青色申告で差はありますが、どちらも経費を計上するのは一緒です。その経費を証明するための領収書、これが大事です。楽器調整費、楽器修理費、リード代、楽譜代など仕事に関わるものは経費計上できます。去年、楽器を高いオーバーホールしたのに領収書がない、なんてのは一大事です!探しましょうw
どんなものが経費?
ちなみに音楽家の場合、どんなものが経費になるんでしょうか?
前述した通り楽器関連のものは明らかに経費ですよね。楽器修理、楽器調整、備品購入、リード代などなど。
コンサートで着る衣装代も経費です。ドレスやタキシードなども経費になります。特にドレスはコンサート以外に着ないでしょうからw、完全に経費ですよね。
それから意外と大事なのは交通費。塵も積もれば山となるって感じで、通勤の移動料金はかなりの額です。フリーの場合は仕事場が仕事によって違うのでいちいち面倒ですよね。私は仕事用Suicaと私用Suicaを分けて使っています。仕事用をモバイルSuicaにしておくと記録も簡単に見れるので便利です。さらにそれをfreeなどの確定申告サービスと連携しておけば簡単に仕分けできます。
そんなこと今から言われたってどうすりゃいいんだよー!って人は、わかるものだけ申告しましょう。例えば決まった仕事場があったとすると、
家からその最寄駅までの往復代✖️去年行った回数
これでその現場の仕事で使った交通費が計上できます。ちゃんと計上する内容をメモしておきましょう。
今週はハルモニームジークがあります↓
意外と盲点なのがレッスン料!
若手フリー音楽家にとって盲点なのがレッスン料です。
「え、レッスン料は収入で計上するでしょ?」
いえいえ、あなたが払ったレッスン料です!
若手だとまだレッスンに行ったりしてませんか?地元の先生、大学で習ってた先生、はたまた社会に出てから新しく習い始めた先生もいるかもしれません。そういうときにレッスン料払ってますよね?
それって仕事のためですよね?例えば他のフリーランスの職業でも研修費とかセミナー費って経費計上します。それって音楽家にとってレッスンですよね。
だからレッスンも経費計上しましょう。勇気を持って先生に「領収書をいただけますか?」ときいてみましょう。「領収書の紙がないよ」って言われるかもしれないので領収書の紙も持参すると良いでしょう。しっかりと宛名(自分の名前)と金額をしっかり記入したものを渡して先生に書いてもらいましょう。
ちなみに嫌がる人はレッスン料を収入として計上してないかもしれません。でもレッスン代って高額な先生もいますよね。ただでさえお金のない若手音楽家がそれを経費にしないなんてもったいないです。
ちなみに私は個人レッスンでも領収書が必要な場合は言ってもらえれば出します。領収書を出してない個人レッスンも現金収入の帳簿に記載して確定申告で計上しています。
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ということで今回は経費について簡単に書いてみました。今年は領収書を取ってなかったって人はぜひ今からでも来年の確定申告のために取っておいてくださいね。仕事に関連するというものはとりあえず取っておきましょう!
さて、特に青色申告の複式簿記で出す方々はこれから色々と面倒な作業がありますね。お互いがんばっていきましょう!
それではまた!
蛯澤亮でした。