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蛯澤亮
2020年4月27日 20:22
今回はファゴットの祖先とされるドゥルツィアンについて紹介する。ご覧の通り、長い楽器に金属のボーカル(クネっとしたやつ)、ダブルリードというファゴットを想像するに硬くない見た目だ。ファゴットは二本の管が束ねられていることから「薪束」を意味する「ファゴット」という名前になったという話だが、このドゥルツィアンの木は一本だ。しかし、管体の中にはファゴットと同じように二本の管が通っており、ボーカルから入
2020年4月26日 15:30
今回は動画の解説記事です。動画は下記。Figaro Overture ; Bassoon part 「フィガロの結婚」序曲;ファゴットパート本日、フィガロの結婚序曲の139~171小節の部分だけの録音をyoutubeで出してみました。動画分数36秒!!短い!!はい、オーケストラの入団試験や音大の試験などでオーケストラスタディというオーケストラの難しい部分だけを抜き出した本(通称;オケス
2020年4月26日 13:42
ファゴットは珍しく、名前が三つもあります。日本語ではっきりと統一されていません。一番一般的な呼び方はファゴット。語源のラテン語(薪束と言う意味)、イタリア語、ドイツ語などで呼ばれています。二番目はバスーン。これは英語の呼び方です。かつて、アメリカ留学から帰国した奏者たちは「私はファゴット奏者じゃない、バスーン奏者だ」と頑なに言い直していた人もいたそうです。そんなこともあってか未だに併記され