強強エンジニアだけの会社を作ったらどうなる?(前編)
派遣(SES)のお仕事をしているとよく言われるのが
「うちの会社に入りませんか?」
派遣業界あるあるネタですよね。
ただ、たまに
「一緒に起業しませんか?」
って言われる事がある(*´ω`*)(たまにじゃないか…)
今回の記事は、そんな起業のお誘いの中で一番印象に残っている人のお話。
1.桃園の誓い
地元のエンジニア3人🐠🦑🦐が集まって飲む事となった
(20代前半の時のお話です)
それぞれ、新たな門出を迎える事となったので今後何をするかを語り合う飲み会となった。
~~ 登場人物紹介 ~~
<熱帯魚さん>
🐠「うちの県はどこのIT起業も派遣だらけ。だから自分が自社開発の会社を立ち上げる事にする!」
※🐠さんはギター一本で海外を旅して日本へ戻ってきたというキャラの濃いエンジニアさん。
(後に強強エンジニアのみが集まるソフトハウスを立ち上げる)
<いかさん>
🦑「えびさんに教えてもらった知識を東京で活かしたい。東京に行けばレベルの高いエンジニアに会える。自分は東京の大手で活躍する!」
※🦑さんは、元ヤンさんだけどエンジニア職に触れて、作る事の楽しさを覚え、これを自分の仕事にしたいと思うように🦐に洗脳されたエンジニアさん。
(後に一部上場大手でPMを担当する)
<えびさん(自分)>
🦐「派遣社員としてダラダラお仕事続けま~~す」
(15年ほど派遣でダラダラする)
3人はバラバラになるけど
今日ここで飲んだエンジニア同士、今後もお互い連絡を取り合おう、お互いどうなったかを共有しよう
そんな話をしながらお酒を飲んだ。
2.起業家の思い
実はこの集まり、🦐と🦑は超仲良しエンジニアなんだけど、🐠がどうしても自分に会いたいと言って飛び入り参加してきたのである。
で、この🐠さんが起業する理由について自分の許可なく自分に向けて熱く語りだした。
🐠「えびさん、VisualStudioって知ってますか?」
🦐「あ、はい。」
🐠「僕、開発経験がほぼ無いんですけど、このツールを使えばWindowsアプリが一人で作れたんですよ!」
🦐「へぇ… 良かったね。」
🐠「これって、ビジネスチャンスです!このツールを使えばアプリが作れる!アプリを売ってお金にできる!これ、ビジネスです!」
🦐「そうだね。」
🐠「さらに高い場所を目指す為、えびさんのスキルが必要です!!僕と一緒に起業してくれませんか?!」
🦐「やだ。」
昔(高校時代)っから超顔の広い自分は、怪しい自己啓発グループに”起業しよう”とよく誘われまくり、痛い目見てきた自分は華麗にスルーした。
「VisualStudioに夢をかけるってなんなんよそれ?」
って思ってたからね。
(Linux使いな自分にマイクロソフトで絡むとは不届きじゃ!)
ただ、🐠さんとは凄く気が合い、この飲み会の後も何度かあって仲良くしていた。
3.とあるRuby使いとの出会い
自分は派遣でダラダラ仕事をしていたのですが、ダラダラといってもIT派遣業界は色々と大変です。
そんな大変なIT派遣業界ですが、炎上プロジェクトの前線で活躍しているとそれなりに地元で名が売れるし、同じようにして活躍している人の名前もチラホラと聞くようになる。
地方都市のエンジニア業界って「○○さん?あぁ、噂は聞いた事ありますよ」
とかそんな狭い世界。
そんな中、「Ruby使いの🦈」という名前をよく聞くようになった。
噂を聞くと彼のスキルはなかなかのもの。
しかも彼は「Perl使いの🦐」という存在を知っているようだ。
(自分はPerlスキルが高いわけじゃないけど、どんな言語の現場でもPerl使ってツールとか作るからPerlの人というレッテルが貼られていた)
いや、、、なんでワシを知ってるのよwww
<つづく>