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#4 【AL編】BOOM / UNICORNを語る

こんばんは〜麻です🌙*゚

UNICORNの1stアルバム発売から昨日で37年…
中途半端な年ですが折角なので今日から少しずつ

"ユニコーンのアルバムと、その当時のメンバーについて"

語っていこうと思います !(合間合間に日常も書きますよ !! )

私は当時リアルタイムで聴いていた訳では無いので、「え?その情報間違ってるんじゃない?」みたいな事もあると思いますが、ご了承ください🙇🏻‍♀️💦(解説は公式の書籍からの情報なので多分合っているはずです🙆🏻‍♀️)

是非このnoteを読んで思い出に浸ってもらえると嬉しいです✨

メンバーの名前は苗字で書かせて頂きます.

◇BOOM / UNICORN

1987/10/21

37年前の今日、発売されたユニコーンの1stアルバム.

「リズムがハード、旋律がポップ」を基本とした作品である.

現状、後にリリースされる全てのアルバムの中で、このアルバムのみ全曲奥田がヴォーカルを務めている.

デビュー後4ヶ月で脱退した向井が唯一参加しているアルバムである.

後にメンバーとなる阿部がマニピュレーターとして参加している.

◇BOOMリリース頃のユニコーン

まず最初に…
BOOMが発売されたデビュー当時のUNICORNを見てみましょう.

堀内(Ba) 手島(Gt) 奥田(Vo) 川西(Dr) 向井(Key)

白黒で服装も髪型もBOØWY系が多かった.
当時はメンバーそれぞれ服装もバラバラだった.

奥田が珍しくカメラを真剣に見つめている.(睨みつけている)
しかしそれも最初の頃だけだった.

基本的に雑誌のインタビューでは右側の3人が喋っていた.(堀内と手島はあまり喋らなかった)

◇当時の奥田民生(Vo)

当時22歳

デビュー当時から溢れ出るスター性.
言わずもがなメンバーは皆、奥田の才能を認めており、2度の勧誘を受けたほどUCにとって欠かせない人物であったのである.

甘い顔立ちでハの字眉の困り顔な彼からは想像出来ないほど、秀逸な才能と能力を持ち合わせている.

緊張しいでインタビューやMCもあまり得意ではない様子.
しかし初々しい奥田のMCは何故か観ていて虜にされてしまう. ルックスだけでなく声までも甘い.

奥田は1度UCへの勧誘を断っており、奥田が入るまでは別の人がヴォーカルについていた.(最初は向井を歌わせるなんて案もあった)
しかしその5人でオーディションを受けるも不合格.
奥田加入後にオーディションを受けるとトントン拍子で合格した.
やはり奥田のヴォーカルあってこそ、ユニコーンなのである.

◇当時の川西幸一(Dr)

当時28歳

この方無しではユニコーンを語ることは出来ないユニコーンの元リーダー.

当時26歳. 社会人になっており、バンドと疎遠になっていた川西だったが、奥田の在籍していたバンド「Ready!」のサポートドラマーをして再びバンドに目覚める.
その後サラリーマンを辞めてユニコーンを結成.

リズミカルでダイナミックなドラム捌きがファンを虜にしている.

当時のライブではドラムを叩かずに奥田の横で前に乗り出して客を煽る様なこともしていた.

BOOMの中には作詞を手掛けた曲がある.(Limbo)

◇当時の手島いさむ(Gt)

当時24歳

「ユニコーン」の名付け親であり、川西と共にユニコーンを作った発起人の1人.

とにかくギターが大好きで、ライブ中自分のソロ以外は右端で仁王立ちをしていた.
コーラスもあまりしていなかった様子.

初期の頃はMr.マリックの様な格好をしていた.
デビュー前「貴方は他のメンバーとルックスの系統が違う」と言われグラサンを掛けることに…

この方が居なければ、ベーシストの枠は違う人だったかもしれない…

◇当時の堀内一史(Ba)

当時22歳

川西・手島によって結成されたユニコーンの中で一番最初にメンバーとなった.(所謂ユニコーンの初期メンである)

デビュー初期は今とは違い、「クールかつワイルドで無口なロッカー」という印象が強かった.
雑誌の取材でもほとんど喋らなかった.(しかしよく笑っていた様子)

その甘いマスクとスタイルの良さから奥田とユニコーンの人気を二分していた.

ガバッと長い脚をワイルドに開き、腰より低い位置で素早いダウンピッキングをしていた.(パンク出身故のスタイル)

BOOMの中には作詞作曲を手掛けた曲がある.(Limbo、Alone Together)

◇当時の向井美音里(Key)

当時22歳

ユニコーンの紅一点であり、の女性キーボーディスト.
デビューから4ヶ月間ユニコーンメンバーとして活動していた.

ライブ中はメンバーの中でも特にノリノリで、リズミカルかつセンスの良い演奏をしていた.

PV中では肌の露出が多い衣装を着ていたため「ケバい女」と言われていた.
が、実際はそうでもなくファンにも親切で、ポニーテールがユラユラ揺れる可憐なキーボーディストだった.

1988/01/31をもって、「健康上の理由」で脱退.

◇BOOM全曲解説

◈Hystery-Mystery

結成直後に制作された曲であり、1曲目から飛ばす様なキレの良いビートと何処か色気を感じさせる曲である.

イントロのキーボードから始まり、ベースとドラムが一定のリズムを繰り返す、あまり転調のない曲である.

つい「Hystery! No-No-No Mystery!」とコーラスをしてしまう程中毒性のある歌詞.
やたら横文字が多い.

初期は頻繁に演奏されており、BOOM Top3のうちの1だと勝手に思っている.(個人的に H.M. M.B. P.P)

奥田は結成当時「このバンドの魅力はリズム隊だ」と考えていたため、川西のドラムと堀内のベースを意識して作られた.

CBSソニーSDオーディション中国地区予選でSUGAR BOYと共に演奏された.
MOVIE6には奥田と向井が顔を見合わせながら歌っている映像が見られる.

◈Game

ヒスミスが終わった後にいきなりスカ風の不思議な曲が入る.

奥田らしい「女に翻弄される男」を描いた歌詞であり、後にリリースされる「PANIC ATTACK」に入っていても違和感がない.

1番の「メデューサ」は元々「クソババ」と言う歌詞であったが、レコ倫の規制により変更された.
しかしライブでは元の歌詞のまま歌っている.

◈Maybe Blue

初期ユニコーンの代表曲であり、今でもファンの人気を誇る曲である.

向井のキーボードから始まり、川西特有のドラムがハネ、奥田の悲壮感のある熱唱が堀内のコーラスとマッチする.
そしてラスサビ前の手島のかき鳴らされるギターソロが上手く曲調と組み合わさっている.

タイトル通り、ブルーで奥田の色気のある声が悲しい世界(不倫)を上手く謳っている.

THE・昭和歌謡曲感のある、今では中々聴くことの無いタイプの曲調がポイント.

PVでは奥田のはだけたパーカーが色気を醸し出しており、歌詞と合わせて聴くと切なくなるような、しかし曲の中に吸い込まれそうな程不思議な世界観を感じさせる.

本人達はあまりやりたくない様子.(若い頃に作った曲なため、歌詞が恥ずかしい)

◈Concrete Jungle

向井の滑らかに走るキーボードがフェードインし、ハーモナイザーの効いたギターがかき鳴らされる.
ベースのフレーズが16ビートとかなり悪っぽさを感じさせる.

ユニコーンらしくない、かなりのマイナーさと若さを感させるジャングル・ビート.

あまりギターが目立たないBOOMの中では、かなり目立っている曲である.

◈Limbo

川西が作詞を担当し、堀内が作曲を担当した.

堀内の独特な作曲センスが全面的に出された曲で、上手いことポップな感じに仕上げられた.

歌詞がこれまた独特で、川西のユーモア溢れる常人には思いつかない様な不思議な歌詞がラテンのリズムと上手くマッチしている.

◈Sweet Surrender

洋楽チック(アメリカ)でハード・ロックな曲.
転調が用いられている.

奥田はこの曲を書いたことにより転調の仕方を見つけたとか.(憧れは矢野顕子さんだとか)

◈Alone Together

作詞作曲を堀内が務める.
堀内にとって初めて作った曲でもある.

堀内の好きな10cc風な作風でサウンドがポリスに似ている.(ポリスの作風に酷似してしまい修正に苦労したというが、直してもポリスに似ている)

歌詞は一見、恋愛系の内容かと思えばストリーキングに遭遇した事を題材としている.

◈Sadness

奥田がReady!時代に書いた曲であり、ユニコーンで最初に合わせた曲でもある.

Ready!解散の翌日1986/03/23に本曲を録音し、ラジオ番組へ応募したことがデビューのきっかけとなった.
また、本曲をユニコーンの母体がコピーして奥田を勧誘した.

奥田がアマチュア時代に書いた曲であるため、ユニコーン全曲の中で最も古く、ユニコーン屈指のマイナー曲でもある.

BOOMの中でも特に人気を誇る1曲である.

◈Fallin' Night

元々はバンド的な曲であったが、レコーディング中に打ち込み系の曲へと変化した.

川西と堀内はほとんど収録に参加していない.(堀内はライブ中ベースを弾いておらず、キーボードを弾いている振りをしていた.)

打ち込みがメインなため、キーボードの向井が注目を集める曲でもあった.

歴代ユニコーンの曲の中でも最もユニコーンらしくない曲だろう.

堀内のお気に入りの1曲でもあり、「スライム・プリーズ / ケダモノの嵐」ではマルチトラック・テープが流用されている.

◈Pink Prisoner

BOOMラストを飾る1曲で、ユニコーン解散前の中でも屈指の人気を誇る初期曲の1である.

今の奥田からは想像も出来ないような歌詞が、ポンポンと出てくる.(ピンクの手錠で繋がれた囚人など)

初期ライブ後半の盛り上げ用の曲として演奏されていた.

フェードアウト中「ピンク・プリズナー」とコーラスがされているが、実はテープを逆さまにして逆再生されていた.

◇まとめ

ユニコーンデビューアルバムという事で印象が薄いと思われがち(後にリリースされるアルバムのインパクトが強すぎる)ですが、「BOOMが一番好き ! 」という人も沢山居ますよね.

「売れ線」を目的としたアルバムだった為、メジャー感のあるコードとフレーズを盛り込んだ完成度の高いアルバムとして作られました.
そのため、本人達はあまりこのアルバムを好んでいません.(レコーディングにも納得がいっていないとのこと)

しかしユニコーンを語るにあたって、1番と言ってもいいほど大切な1です.

昨日は発売から37年.(本当は21日に投稿したかった…🥲)是非全曲通して聴いてみてくださいね😊✨


ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました🙇🏻‍♀️
皆さんのBOOMに関する思い出コメントも待ってます🙌🏻

次回は何を書くか悩み中ですが、また近いうちに2ndアルバムの「PANIC ATTACK」も書くつもりです.

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