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ドラゴンフライ。

我が家の外壁にトンボが止まっていました。

隣にクモ(名前はフワちゃん)がいたので、はじめはクモの巣に絡まったのかと思っていたのですが、どうやら違うみたい。
トンボのクモの膠着状態か!?とそのまま放置。

そして全く動かないまま3日ほど経過。
最初に見た位置から微動だにしていないトンボ。
外壁に掴まったまま死んでしまったのでしょうか。

そして4日目の朝。
我が子が起きてすぐに確認に行ったところ「まだいる!!」との報告が。

見かねた旦那さまが「ちょっと様子を見てみよう」と長い棒でツンツンしたところ…

飛んだ!

生きてた!

良かった!

あれ?

でも低空飛行。フラフラしてる…。弱っている…。
力なく庭に落ちてしまったトンボを踏まれない位置へ。

トンボの生態に詳しくないのですが、近所の小学生の話だと越冬するトンボというのはほとんどいないそうで。
ほとんどの種類は成虫になると死んでしまう、と言っていました。小学生すごいなぁ。

登校班を待っている間、みんなでトンボの動向を見守る。
みんなに見られて一瞬だけパワーがみなぎったのか、トンボが空高く飛んだ!
お隣さんの屋根よりも高く舞い上がり、そして見えなくなったトンボ。

「おぉ!」とどよめく小学生の集団。
いやぁ、良かった。良かった。

…と思ったのも束の間。

トンボ戻って来たー!!
我が家の外壁の別の場所に戻って来たー!!
そうか。そんなに我が家の外壁が気に入ったのなら、好きにせい。

調べたところ、人生(トンボ生?)を生ききるトンボは非常に少なく、そのほとんどが捕食されたり、事故にあったりして死んでしまうらしい。

大空を自由に飛び回っているあの姿がトンボが1番輝いている時なのか…とか考えたら切ない気持ちになりました。

自然の世界で起きることは私たち人間にはどうすることもできないことばかり。
みんなそれぞれのステージで一生懸命、生きているんだと感じた出来事でした。

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