生きる!
実家の母から「葬儀屋さんに一緒に行ってほしい」と電話がありました。
「急にどしたん?」と聞いたところ、祖父が終活らしきことを始めたと。
祖父は先月91歳を迎えました。祖母も春には91歳。
2人とも足腰は弱っていますが、よく食べ、よく眠り、お酒好き。とっても元気です。
でも日常のふとした瞬間に祖父の頭を過るのは
「人生の終わりをどう迎えるのか」という想い。
母は一人娘なので、こういう時に話せる兄弟姉妹がいません。
なので、何かあると娘の私が頼り。
祖父母の人生の終わりなんてまだ考えたくないけど
本人が終活らしきことを始めたのなら
できる限り手伝ってあげるのが娘として、孫としての務めかな、と。
祖父は新聞の折込チラシで見つけた葬儀屋さんの会員になりたい、と母に頼んだようです。
普段、葬儀屋さんに行くことって無いですよね。
担当者の話によると事前に会員になっておけば
「もしもの時」に24時間いつでも対応してくれるんだとか。
ほほぅ。
とりあえず母が会員申し込みをする過程を見守ってきました。
「もしもの時に、頼れる場所ができて、なんか安心した。」
母は葬儀屋さんを出たあと、そう言いました。
どう生きるか、
どう死ぬのか、
生きるを生ききる。
「生きる」を生ききった。
そう胸を張って言える生き方ができたら幸せ。