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母と息子と娘。

うちの母と弟はいわゆるひとつの「おとぼけ」さんです。
母は歳のせいなのか、なんでもかんでも娘や息子に甘える一面があって。
電球ひとつ替えるにも弟に電話がかかってきます。
弟も仕事終わりや週末など時間がある時に実家に行ってくれているようです。
先日その現場に偶然、居合わせました。
 
電球を替える弟。当然、部屋は真っ暗です。夜に蛍光灯を外しているんですもの。
まず「夜に替えるなよ✋」ってツッコミたいところですが、親孝行の弟ということで、そこは何も言わずに我慢。
 
隣の部屋から漏れる光を頼りに試行錯誤しますが…まぁ、見えないよね笑。
「懐中電灯で照らそうか?」と聞くと「大丈夫。」と。
そしたら何を思ったのか脚立から降りて、スイッチのところへ。
「どした?」と聞いたら
「いや、暗いから電気つけようと思って」と。
 
「いやいや…君が今、替えようとしているものは何だね?笑」
「あっ…」
というようなやり取りがありました。これは立派なおとぼけ認定です。
 
そこへ「大丈夫?できたの~?」と入場してきた母。
「あらぁ、ダメじゃない。こんな暗い部屋で。電気つけなきゃ。」と。
 
いやいや!!だから息子は何を交換に来たんだよ!?って話です。
ダブルでおとぼけ認定です。
昔からこんな感じなので、ツッコミするのも疲れてきました笑。
 
この他に「分かんない」「やって」「ちょっと実家来て」が母の常套句です。
たしかに歳は取りましたが、まだ高齢者に分類するには若すぎる気がします。
突き放すわけじゃないんだけど、今のところ病気や事故もなく健康に生きているから
自分で出来ること、考えたら解決できることは自発的にはやってほしいな…と思う、今日この頃です。
 
親が近くにいる環境は有難い。長生きしてほしい。
大事な親です。困った時や介護や世話が必要な時は、いつでも行くつもりでいます。
でも年齢的にそれはまだもう少し先の話かもしれない。
 
今は母の時間を自由に楽しんで、生き生きしてもらいたいと思うのです。
自分のやりたいこと、行きたいところ、まだまだ前のめりで人生を謳歌してほしい。
娘はそう思いますが…母は性格的に陰な部分が多いので、無理強いはできないし、なかなか難しいですね。
 

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