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些細なことだけど。

もうすぐ我が子たちが夏休みに突入。
「忙しくなる前にランチに行こうぜ!」と夫婦そろって街中へ繰り出しました。

…が、甘かった。
市の中心部へ行けば何とかなるだろうって思ってたけど
思った以上に中心部は寂れていました。

DOINAKAは「地域活性化」が永遠のテーマ。
中心部のシンボル的存在だったテナントやビルが次々と撤退。
商店街もシャッター通りと化しています。

大きなビルもそこに存在するだけで、中身はすべて撤去。空っぽです。
学生のころ買い物しまくっていたビルだけに寂しさも倍。

結局、商店街を端から端まで歩いても撤退や定休日、休業のオンパレード。
「ここ!」というお店が見つからず、以前2人でランチを食べに行ったカフェに落ち着きました。

蔵を改装した店内。店を切り盛りするのはスナックのママ風のおばちゃん。
ハンバーグやナポリタンなど「The・洋食屋」って感じのメニューが並び、カフェというよりは喫茶店に近い雰囲気です。

旦那さまはハンバーグドリア、私はナポリタンを注文。
バターたっぷり濃いめのナポリタン。家では再現できない美味さがあります。

食後のコーヒーを運んできてくれたスナックのママ風おばちゃんが
「エアコン寒くないかい?大丈夫?」と気さくな感じで声をかけてくれました。

「大丈夫です。外がものすごく暑かったから逆に涼しくて快適♪」と答えると
「そうなのよー!私もさっき外から帰ってきて暑くて暑くて。温度下げちゃった!」って。

些細な会話だけど、こういうやり取りを自然にできるお店って嬉しい。
私たちは2階で食事していたんだけど
1階のカウンター席では、年配の方の笑い声や話し声が小1時間くらい賑やかに続いていました。
おばちゃんの人柄と気配りで、自然と人が集う店になっているんですね。素敵です。

お会計の時に領収書もらったんだけど、日付のところに思いきり「8月」って書いてて。
「あっ!やだぁー!まだ7月じゃなーい!」って。
このおばちゃんがみんなに愛される感じが分かる。

こういうお店がいつまでも愛されて、長く続けていける地域であってほしいと思いました。
DOINAKA万歳!

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