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プライスレス。

我が家には山のようにアルバムがあります。
全部、わたし作。
ただ入れるだけでなく写真の周囲を飾り
「いつ・どこで・何をしたのか」を記入しまとめたものです。

一番古いものはかれこれ10年以上前。旦那さまと付き合い始めた頃から。
結婚式・新婚旅行・妊娠・出産・日々の生活…
あらゆるものを写真にしてアルバムにせっせと貼ってきました。

現在、主に稼働しているアルバムは長女用、次女用、わたし用。
長女用&次女用は互いに9冊目に突入。2人合わせて18冊あります。
わたしのアルバムは旦那さまと付き合っている頃からの力作なので18冊目。

ここまで来ると自己満足もしくは意地。

データで管理すれば楽なのは百も承知。
実際、データでも管理してるんだけど
その中からお気に入りを何枚か印刷してアルバムへ…というスタイルです。

正直、忙しいと溜まっていっちゃうし、一気に印刷するのも大変です。
では何故、こんなことをするのか。

それは旦那さまの祖父の影響かもしれません。
旦那さまのおじいちゃんは数年前に闘病の末、亡くなりました。

自分がいなくなったあとのことについて事細かく記したエンディングノートを準備したり
生前整理をしたり、とてもマメなおじいちゃんでした。
他にも俳句や短歌を詠んだり、日記を書いたり、カラオケしたり。
80歳後半とは思えないほど元気で、考え方だけでなく文字もしっかりしている人でした。
さらに、お喋りも上手。お茶目なおじいちゃんでした。

そんなおじいちゃんが亡くなって、家の中を片付けていたときアルバムが出てきました。
とても古い年代のものから、ひ孫の写真まで時系列でキレイに収められたアルバム。
何年何月にどこで何をしたのか、その時の様子はどうだったのか。
1枚1枚に思い出が細かく記してありました。

昔はデータで管理する時代では無かったし、写真自体が高価で貴重なものだったから
大事に大事に収めたのでしょうね。感動しました。
そして家族みんなが亡き祖父を偲んで頭を寄せ合い、アルバムを眺めました。

その時に「あぁ、私も自分がいなくなったあとに形に残るものを作りたい」と。
その時点で既にアルバム作りは始めていたのですが、続けようかやめようか迷っていた頃で。
おじいちゃんのアルバムを見て「やっぱり続けよう」と思った次第です。

そんなこんなで朝からプリンターと戦い、大量の写真を印刷したところです。
さて、これからアルバムに入れていきます。

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