荒野に散ったコンバット・マグナム。
1979年に放送されたルパン三世2ndシリーズ第99話のタイトルです。
ルパン一味はみんな大好きだけど、次元大介が特に好き。
普段、髭の男性はあまり好みではないのだけれど…
次元だけは別次元ってことで。笑
5年前、次元がストーンマンという男との決闘をすっぽかしたところから話は始まります。
決闘のやり直しを迫られた次元。
来たる日に備え、入念に銃をメンテナンスします。
開始数分で既に物凄くカッコイイ。
そして迎えた決闘の日。
次元は銃を構えようとしたけど…銃が無い!
代わりに
「ハジキ(拳銃)は預かった。国境までの目印を置いておく」というルパンからのメッセージが。
今回、忍び込んだ国は16時に国境の門が閉まってしまうらしい。
悠長に決闘なんてしていたら閉門に間に合わない。
そこでルパンは次元の銃をバラバラに分解して、国境までの道のりに置いて行ったわけですね。
ストーンマンの銃弾から逃げつつ、銃の部品を拾いつつ、組み立てつつ。
次元は物陰に隠れながら
「バラまいて行くんだったら、お宝だって良かったんじゃないのか?ルパン。」と呟きます。
いつもクールで冷静沈着な次元大介。
でも、ふとした時に見せるお茶目な一面や
ぼそっと呟く愚痴のような、ぼやきのような発言も彼の魅力。
あと、実はロマンチスト。
機械みたいに正確な狙い撃ちとは反面、妙な人間らしさを感じますね。
その対比が素敵。
一方、事の次第を聞いた不二子は「酷い人ね」とルパンに言いますが、
「ハジキを組み立てることぐらい、目を瞑っててもやれる男だ。」とニヤリ。
このシーンで
ルパンがどれだけ次元大介という男を信頼しているかが分かります。
こういう信頼関係、憧れる。
国境近くまで逃げてきた次元は、最後の部品であるシリンダーを手に取ろうとしますが、ストーンマンに邪魔されてしまいます。
そこにルパン登場。見事なアシスト。
銃を完成させ次元は無事、決闘を果たします。
ジャンプして空中でシリンダーをキャッチ。
そのまま空中で銃にセットし、着地と同時に撃つ
…という離れ業をやってのけた次元。凄すぎる。そしてカッコイイ。
しかし、
お宝を奪って車で逃げつつ、次元の銃を奪い、さらにバラバラに解体しながら国境までの道のりにバラまいたルパンが1番、凄いんじゃないか説ある。
Part6もスタートしたし、ルパンの話はまだまだ語りたい。それはまたの機会に。