清く、正しく、美しく。
私が通っていた高校は女子高だったのですが
近々、男女共学になるらしい。
時代の流れか、
少子高齢化の波か、
母校が変わるというのはちょっと淋しいですな。
私が通っていた高校は
当時、他校から「お嬢様学校」と呼ばれていました。
なぜ。
実際にはそんなお嬢様教育ではないし、
普通にギャルやルーズソックスのパリピ女子高生もいたし、
特に変わった教育はございません。
私は料理や裁縫に特化したクラスにいました。
このクラスの凄いところは、包丁の「ほ」の字も知らない15歳で入学しても
卒業する頃までには全員がフランス料理のコースや自分のスーツ、浴衣を作れるようになること。
個人によって上手、下手の差はありますが、基本を叩きこまれます。
卒業して何十年も経つけど、やはり「基本」って大事だなって思う。
ちょっとした裁縫の技術や料理の下処理など習った基本が生きるんだよね。
それを応用できるほど器用な性格ではありませんが、針や包丁を握ると思い出します。
その経験が子どもの離乳食作りや子供服製作、入園グッズ準備の際に術式展開されました。
「お前も母にならないか?」
体中に変な青い模様が出ることは無かったけど。
伝統ある学校だったので、数年前に共学の話が持ち上がった時は
卒業生である大先輩乙女たちが反対の声をあげたらしい…。
私たちよりも上の世代はガチで「お嬢様学校」だったとの噂。
いろいろ変わるのは仕方ないけど、
残せる部分は残してほしいな…と思うペーペー卒業生乙女です。
とりあえず、
取り急ぎ男子トイレを増やさにゃいかんね。