空の飛び方。
スピッツといえば今も昔も変わらず透明感を漂わせながら時にロックに、時に切なく、時にポップに令和まで突っ走っているバンドだと思ふ。
特に草野マサムネ氏が放つ独特の世界観や歌詞、そして風が吹いたら飛んで行ってしまいそうな儚さ。
最近だと、コナンの映画で「美しい鰭」が流行って若者世代にも浸透したイメージ。
その子たちの話を聞くと「親が聴いてたから」と。
怖い。
もうそんな年月が経っているのか…スピッツよ。
CDを出したらミリオンとかTKサウンドとかBANDやろうぜとかそういう時代に育った世代です。
当時はヴィジュアル系とかロック系に寄っていたけど、なんかスピッツだけは別格だったな。
アルバムなんかを借りてきてはカセットに録音してね。(カセットですよ、カセット笑)
そんなことを夜な夜なコツコツやっていた世代です。
そしたらニュースで1994年にリリースされたアルバム『空の飛び方』が30周年記念盤として発売されると言っているではないか。
オリジナルアルバムに収録されている全11曲に加え、近年のライヴヴァージョン3曲がボーナストラックとして収録されるんだとか。
さらにCD・カセットテープ・アナログの全3形態。
カセットテープ!
3形態の中にカセットテープが入っとる!笑
もはや再生できる機器は令和に残っておるのか…。
なにはともあれ今も元気に歌い続けているスピッツ。
LUNA SEAも元気にツアー回ってるし。
50代めっちゃ元気やん!
本人もファンもお互い歳重ねたし、いろいろあったけれども。
今も歌い続けているし、コチラ側も聴き続けている。
そういうの、なんか良いですよね。
曲を聴くと当時の思い出も一緒に蘇ります。
良いことだけじゃなくて、悪いことや悲しかったことも頭を過るけど、10年、20年、30年経ったら笑い話。
それだけ一生懸命、生きてるってことにします。
その昔、旦那さまが失恋した後輩にスピッツの「夢追い虫」をエンドレスで聴かせて後輩が余計、落ち込んだという話がございます。
傷、エグるよね~。
厄介な先輩や笑。
その後輩も今は結婚して幸せにしとりますから、失恋も20年経てば笑い話です。
追い詰めちゃう性格だから「いつか笑えるさ♪」みたいなスタンスで過ごしたい。