出禁。
私ではありません。ノリスケおじさんの話です。
ノリスケさんは国民的アニメ「サザエさん」に登場する波平の甥っ子。
波平の妹の子どもであり、サザエ・カツオ・ワカメの従兄でもある。
タイコさんの夫であり
「バブー!」と「チャーン!」で世の中を渡り歩くイクラちゃんの父でもある。
出版社に勤務していて
磯野家のお隣に住む伊佐坂先生の原稿を待っている。
そのついでに磯野家にも出没しちゃう。
土用の丑の日に合わせて磯野家を訪ねてはウナギをごちそうになったり
最寄りの駅で波平を待ち伏せし
「おじさーん!ここで会ったのも何かの縁。どうですか一杯?」と持ち合わせもないのに飲みに誘ったり。
ノリスケは、ちゃっかりおじさんである。笑
さて、冒頭の出禁問題。その理由は以下の通り。
フネが庭にいると、隣のお軽ちゃんが血相を変えて飛んできた。
波平が急病で病院に運ばれたというのだ。
フネが慌てて波平の会社に電話すると、波平はピンピンしていた。
実はノリスケが会社を休む口実に「伯父が急病」と嘘をついていたのだ。
それが伊佐坂さんの耳に入ったそうで。
当然、これを聞いた波平は激怒。
ノリスケに「当面、磯野家出入り禁止」を言い渡す、という話らしい。
あらすじを読んだだけで「バッカモーーーン!!」という波平の怒号が聞こえてきそうな案件である。笑
やっちまったな、ノリスケ。
私の親戚にも良い歳を過ぎて悠々自適な独身で、来るたびに同じ自慢話を繰り返すおじさんがいたなぁ。
年末とお盆にだけひょっこり現れて、ちゃっかり2泊ぐらいして帰る…という。
私が小学生くらいの時の話だけどね。
「え?今日もいんの?おじさん?」って幼いながらに思ってた。笑
そういう時代ですかね。どこにでもいる親戚のオモシロおじさんって感じの人でした。
さすがに歳をとったから全く遊びに来なくなったけど、元気なんだろうか。
吉幾三にめっちゃ似てたんだよね。笑
ちなみに出禁にはならなかったけど
亡くなった祖父が「いいかげん良い人見つけて落ち着いたらどうなんだ!?」って来るたびにぼやいてたなぁ。