そこにダダはあるのかい?
ダダイズム。
ヨーロッパの移民や亡命者によって
1916年スイス・チューリヒを起点に広がった芸術運動のこと。
既成概念の否定や破壊に端を発する思想。
その後、ダダイズムはシュルレアリスムやポップアートへと派生していきました。
自分でも調べていて、混沌に陥っています。笑
難しいよね。
さて、現在「シン・ウルトラマン」が話題になっていますね。
シンではなく
どちらかというと旧ウルトラマン世代ですが
敵役であるウルトラ怪獣も魅力的。
なんでダダイズムの話からウルトラマンなのかっていうと
ダダイズムからヒントを得て生まれた「ダダ星人」ってのがいましてね。
全身が白黒の幾何学的な縞模様で覆われている怪人です。
3つの顔を器用に使い分けるんだって。
物体をすり抜ける移動能力、人間に憑依する能力、テレポートする能力など様々な超能力も使えるらしい。
ダダイズムの超現実的な不安感と破壊性をダダ星人にも投影させよう、って思ったのは当時の制作陣。
言われてみれば
白黒モノトーンのスタイルもなんだかアーティスティック。
ダダ星人はダダイズムを怪獣化した姿なんだって。
知らなかった。
考えてみれば
ウルトラマンが地上で3分しか戦えないってのも刹那的。
これはボクシングの1ラウンドに由来するとか。
「3分」という長くもなく短くもない時間に
当時、多くの子どもや大人が夢中になった、ってわけですな。
ダダ星人も良いんだけど、メトロン星人も好き。
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