ラジオ
ラジオ。
radio。
レディオ。
壊れかけのRadio。
名曲だ。
中学1年の時から私はラジオと仲良くさせてもらっている。
中学に入学し、通学と勉強や部活で急に忙しくなっていた時、地元のローカルラジオ番組と出会った。
それは平日の夜の帯番組で、毎日聴くようになった。
聴き始めて数日後、メールを送ってみた。
すると、すぐにメールが読まれた。
読まれるのが嬉しくて、頻繁にメールを投稿するようになった。
ラジオを聴き始める前は好きな音楽しか聴いてこなかったが、
ラジオを聞くことで自分の知らない音楽に触れ
世界が広がった。
公開録音やイベントにも行った。
何回も行くと番組DJやスタッフさんに顔を覚えてもらえるようになり、私が名前を言わなくても
「おお!エビザイルじゃん!!」
と言われるようになった。
あ、エビザイルは私のラジオネームだ。
気づけば名物リスナーになっていた。
番組のゲストに好きな芸人が出演した時、メールを送り電話出演させてもらった。
高校の同好会で公演をやる時には学校に招待し取材してもらった。その日の夜の放送にも電話出演させてもらった。
大学進学が決まった時は真っ先に番組に報告した。
上京前最後の放送では電話出演させてもらった。
少なくとも5回は電話出演させてもらった。
ラジオは私の青春だった。
成人式で地元に帰った時、会場で取材をしている番組DJとスタッフさん達に会った。
「エビザイル!久しぶり!成人おめでとう!!大人になったね!大学生活はどう?」
しばらく会っていなかったのに顔を覚えてもらっていて
とても嬉しかった。
地元にはFMとAMとNHKくらいしか局がなかったが、
東京にはラジオ局が沢山ある。
最近はネットラジオアプリが増えて聞ける番組がさらに増えた。
今、地上波とネットラジオ合わせて、週に10本以上の番組を聴いている。
地元に帰省した時はJUNKやANN0や文化放送の番組などは聴けない。
今週の放送聴きたかったのに。
と思いながらラジオをつける。
あの番組が流れていれる。
「RN:エビザイル
お久しぶりです!今帰省してます!!」
と投稿する。
『おお!エビザイルおかえり!!』
ラジオから聞こえてくる声に安心する。