Vicuna-13B: ChatGPT(GPT-4)の90%の品質を謳うオープンソースチャットボット
概要
Vicuna-13Bは、UCバークレー、CMU、スタンフォード、UCサンディエゴのメンバーからなるチームによって開発されたオープンソースチャットボットです。
ShareGPT.comで収集されたユーザーが共有した会話を用いてLLaMAをファインチューニングして訓練されており、GPT-4を使っておこなった評価では、Vicuna-13BはOpenAI ChatGPTとGoogle Bardの品質の90%以上を達成し、LLaMAやStanford Alpacaなどの他のモデルを上回る性能を示しているとのことです。
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この評価ではBardよりもVicunaの方が良い性能という結果になっていますね。ChatGPTにも部分的に勝つ面がある…と。
これだけの性能を発揮していながら、Vicuna-13Bの訓練コストはたったの約$300とのことです。訓練および提供コード、オンラインデモは、非営利目的で一般に公開されています。
Vicunaの特徴
Vicunaは、以下のような特徴を持っています。
オープンソースであるため、誰でも自由に使用することができます。
BardやChatGPTに対しても90%程度の高い品質があります。
自然言語処理技術を使用して、人間のように自然な対話を行うことができます。
トレーニングにかかるコストが低い。
Vicunaの利用方法
Vicunaのデモは、以下の方法で利用することができます。(※ただし、私が2023年4月1日にアクセスした際には高負荷のためか、利用できませんでした。)
https://chat.lmsys.org/ にアクセスします。
「Try Vicuna」ボタンをクリックします。
Vicunaとの対話を開始します。
すでに「大規模言語モデルベースのチャットボットのトレーニング、サービス、評価のためのオープンプラットフォーム」は下記のGitHubレポジトリで公開されています。
しかし、モデル自体の公開は方法を検討中。また、トレーニングに用いたデータセットの公開は予定していないという事です。
情報源
胡田の視点
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