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組織アカウントと個人アカウントは「所有者」が異なる(混ぜるな危険)

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  1. マイクロソフトのクラウドサービスを使うなら「なにはなくともまずAzure Active Directoryが重要」

  2. M365とAzureを同時に使うときにAzure ADはどのように構成したらいいのか?

  3. CSP契約とAzure Active Directoryとの関係

  4. CSP契約の実際と注意点

  5. テナントを超えたコラボレーションの実現方法

  6. 組織アカウントと個人アカウントの違い

  7. 組織アカウントと個人アカウントは「所有者」が異なる(混ぜるな危険) ←本記事


組織アカウントと個人アカウントは見分けがつきにくい

個人アカウントと組織アカウントに類似性は多数ありますが、その背景やマイクロソフトの売り方をみると「別物」であることは明確に理解です。しかし、実際問題、エンドユーザーの立場としては「完全に見分けがつかない」というケースすらあるのです。これが混乱を呼ぶ原因となっています。

IDだけをみても見分けがつかない

たとえば、Teamsにゲストユーザーとして「xxxxx@example.com」を招待する場面を考えてみましょう。

Teamsでxxxx@example.comをゲストとして招待する際の画面

上記の画面でメールアドレスを入力しゲストを招待するわけです。ではこの時、このメールアドレスに対応するのは組織アカウントでしょうか?それとも個人アカウントでしょうか?考えてみてください。

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