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【超重要!】AzureのVMからインターネットへのアクセスができなくなります【事実上の値上げ?】

皆さんこんばんは!胡田です!

皆さんのところにも「Retirement notice: Transition to a new method of internet access for your VMs in Azure」という件名のメール、届きましたよね?きちんと読んで理解してすでに対処済みでしょうか?

Azureも歴史が長くなってきて最近はサービスリタイアや仕様変更のお知らせもずいぶん多くなってきました。実際に利用していて直接関係があるものに関してはお知らせメールも送られてきますが、英語であることもあってさらっと流してしまっている人も多いと思います。それでも全然問題ないものも多いのですが、本件はものすごく影響が大きいので本当にご注意ください。そしてこれは事実上の値上げにもつながってしまうのです…。

まずメールの文面を確認しましょう。まずはまるっと引用しますね。

Default outbound access for VMs in Azure will be retired—transition existing VMs to a new method of internet access

You’re receiving this email because you use virtual machines (VMs) in Azure with default outbound access.

In Azure, VMs that are created in a virtual network without a defined explicit outbound method are assigned a default public IP address that enables internet connectivity. On 30 September 2025, default outbound access connectivity for VMs in Azure will be retired.

After this date, all new VMs that require internet access will need to use an explicit method of outbound connectivity such as Azure NAT Gateway, Azure Load Balancer outbound rules, or a directly attached Azure public IP address. Existing VMs that use default outbound access will still have internet connectivity, however, explicit outbound methods improve reliability.

Recommended action

To ensure more reliable internet connections, transition any existing VMs that rely on default outbound access to use an explicit method of connectivity.

If you deploy VMs on Azure Cloud Services (extended support), this retirement won’t affect you and you don’t need to take any action.

Help and support

If you have questions, get answers from community experts in Microsoft Q&A. If you have a support plan and you need technical help, create a support request:For Issue type, select Technical.
For Subscription, select your subscription.
For Service, select My services.
For Service type, select IP Services.
For Resource, select the resource you need help with.
For Summary, type a description of your issue.
For Problem type, select Public IP Addresses.
For Problem subtype, select Configuration and Setup.

Microsoftからのメール「Retirement notice: Transition to a new method of internet access for your VMs in Azure」から引用

英語が苦手な方もいると思いますので、ざっと日本語に翻訳した文章も書いておきますね。

AzureのVMのデフォルトのアウトバウンドアクセスが廃止されます—既存のVMを新しいインターネットアクセス方法に移行してください
このメールを受け取っているのは、デフォルトのアウトバウンドアクセスを使用してAzureで仮想マシン(VM)を使用しているからです。

Azureでは、明確に定義されたアウトバウンド方法なしで仮想ネットワークに作成されたVMには、インターネット接続を可能にするデフォルトの公開IPアドレスが割り当てられます。2025年9月30日に、AzureのVMのデフォルトのアウトバウンドアクセス接続が廃止されます。

この日付以降、インターネットアクセスが必要な新しいVMは、Azure NAT Gateway、Azure Load Balancerのアウトバウンドルール、または直接接続されたAzure公開IPアドレスなど、明確なアウトバウンド接続方法を使用する必要があります。デフォルトのアウトバウンドアクセスを使用する既存のVMは、インターネット接続を維持しますが、明確なアウトバウンド方法は信頼性を向上させます。

推奨されるアクション
より信頼性の高いインターネット接続を確保するために、デフォルトのアウトバウンドアクセスに依存する既存のVMを明確な接続方法を使用するように移行してください。

Azure Cloud Services(延長サポート)でVMをデプロイする場合、この廃止は影響しませんので、何も行う必要はありません。

ヘルプとサポート
質問がある場合は、Microsoft Q&Aのコミュニティエキスパートから回答を取得してください。サポートプランをお持ちの場合、または技術的なヘルプが必要な場合は、サポートリクエストを作成してください。

問題のタイプとして、「技術的」を選択します。
サブスクリプションとして、あなたのサブスクリプションを選択します。
サービスとして、「私のサービス」を選択します。
サービスタイプとして、「IPサービス」を選択します。
リソースとして、ヘルプが必要なリソースを選択します。
要約として、問題の説明を入力します。
問題のタイプとして、「公開IPアドレス」を選択します。
問題のサブタイプとして、「設定とセットアップ」を選択します。

Microsoftからのメール「Retirement notice: Transition to a new method of internet access for your VMs in Azure」を翻訳

ポイントをまとめておきましょう。

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