組織アカウントと個人アカウントの違い

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  1. マイクロソフトのクラウドサービスを使うなら「なにはなくともまずAzure Active Directoryが重要」

  2. M365とAzureを同時に使うときにAzure ADはどのように構成したらいいのか?

  3. CSP契約とAzure Active Directoryとの関係

  4. CSP契約の実際と注意点

  5. テナントを超えたコラボレーションの実現方法

  6. 組織アカウントと個人アカウントの違い(←本記事)

注意:Azure Active DirectoryはMicrosoft Entra IDに名称変更されていますが、名称変更せずAzure Active Directoryという名称のまま記事を書いています。

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組織アカウントと個人アカウントの違い

本章ではAzure Active Directoryに招待可能なもう1種類のアカウントである個人アカウント(マイクロソフトアカウント)について説明をします。Microsoftは法人のみならず個人に対してもサービスを展開しているため法人向けと個人向けで同じような技術を若干切り口を変更してサービス提供しています。その結果残念なことに事情を知らない人は容易には把握できない複雑怪奇な状況が存在しています。ハッキリ言って混乱し苦労している組織が非常に多い領域の話です。

本章では組織アカウントと個人アカウントについて解説します。かなり複雑で込み入った話になりますがリラックスして取り組みましょう。Microsoftのクラウドサービスを管理する管理者にはもっとも重要な話しの1つとなります。

Azure Active Directoryテナント内に存在する3種類のアカウント

前章までで、下記2つのアカウントの種類が存在していることを説明しました。

  1. 管理者が自分の管理するAzure Active Directory内に作成した通常のユーザー

  2. 外部のAzure Active Directoryテナントに存在しているユーザーを自テナントに招待したゲストユーザー

どちらも元々Azure Active Directoryに作成されたユーザーです。Azure Active Directoryには誰でも自由にユーザーを作成できるわけではありませんから、このユーザーを作成したのは実際には管理者です。このようにAzure Active Directoryに管理者によって作成されたユーザーを「組織アカウント」と呼びます。組織の管理者が作成し組織のユーザーが使うアカウントです。

前章では触れませんでしたが、実はAzure Active Directoryに招待可能なアカウントには組織アカウント以外にももう一種類あります。それは「個人アカウント」です。

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