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完全初心者のG検定合格体験記(2024年第一回合格)

自分が合格体験記をだいぶ参考にして勉強していたので記録を…
要旨が全てだけど、おすすめ参考書とかリンクものせてみます。


筆者

  • バイオ系の修士出身

  • 統計だのプログラミングだのは全く触れていない

  • 数学が苦手すぎて大学入試で0点だった

  • 社会人

とにかくAIだの機械学習だのといったバックグラウンドは全くないし、得意でもない。
受けたのは最近バイオインフォマティクスに興味があり、何かに使えるかなと思ったから。

アブスト

  • 勉強時間は毎日1〜2時間、2〜3ヶ月位あればよいと思う。土日は直前期だけ4時間とか勉強した。

  • 公式テキストは受験対策として厳しい、ガチの初心者なら1回は読んだほうがいい。

  • 問題集orネット上の模試はマスト。参考書はちゃんと勉強したい人向け。

  • 公式サイトのシラバスが重要。用語が説明できれば概ね受かるだろう。

  • 本番は1問30秒。したがってノート作りは見やすく、検索しやすく。

  • ノート作成1ヶ月→模試解いてノート補強1ヶ月→模試1ヶ月でOK!


本文

ここからは筆者の記録をダラダラ書く。
ちになみに3ヶ月で行けると書いたが、筆者は途中で入院してるので4.5ヶ月かかった。

参考書・問題集

書籍は以下の3つを購入した。

① 公式テキスト

これは本当に初心者の場合だけ、一周読み通せば十分かと。
筆者も一周メモを取りながら読み、その後二度と開かなかった。
各説明は結構わかりやすいが、載っている用語の数が少なすぎる。
頻出の画像認識関連のあたりは写真も多くて親切。同じく頻出の法律とかは全然載っていない。

②本チャンの参考書

AIの基本的な用語を理解するにはこのテキストが一番わかりやすいのではないかと思う。例題もあって優しい。
初心者には必須だと思うが、これ1冊で受かるかと言われたらきびしい。
問題集か、ネットの教材と一緒に取り組むべし。

③問題集

正直結構難しい。参考書読み通しても、初見で解ける人はなかなかいない。
しかし、G検定自体微妙にクセのある問題が多く、この問題集はそのクセを適度に再現してくれている。
解説も丁寧なので、これ1冊でもそれなりに勉強はできる。

勉強の流れ~シラバスを読め~

さて受験しようと思い立ちて、参考書も買ったならば。
筆者は以下の順番で勉強した。

  1. 公式テキストをメモ(用語とその意味を書く)しながら読む。1~2週間かける。

  2. 参考書をメモしながら読む。読んだ章の問題を問題集ですぐに解く。2~3週間かける。

  3. 時間を計りながら模試を受けてみる(意外とキツいことに気が付く)

  4. 公式シラバスをExcelに落とし、その意味をすべて記述したファイルを作成する。

  5. 模試を受けまくる。同じ模試はノートなしでも解けるようにする。

ここで重要なのが公式シラバスである。

公式シラバスをチートシートに

公式シラバスは、G検定の公式サイトに掲載されている出題範囲の一覧、公式チートシートである。
ここに掲載されているキーワードをもとに出題されるため、これらの意味を十分に理解できればそれだけでよいという前提なのである。
 
公式サイトの下の方にご丁寧にExcelのダウンロードボタンがあるので、まずはこれをダウンロードした。
そしてひたすらに意味を書いていく。これは結構骨が折れるが、ほとんどはzero to oneさんが提供しているG検定(AI・人工知能)用語集でカバーできる(素晴らしいサイトです)。
zero to oneさんは実践トレーニングや模試も提供しているので、ブクマは必須である。
 
というわけで、こんな感じのスプレッドシートを作成した。
 

 なんでcsvかって・・・?オフィス税を払っていないから・・・
シラバス&教科書で勉強した単語、全部で415個。
こんなには必要ないかもしれないが、200単語くらいは必須かと思われる。

意識した点は
検索のスムーズさ
本番は時間との勝負。検索に時間を割くと厳しい。
英語とカタカナ、テキストやその時によって両方で表記される単語がある(例:アルファ碁/AlphaGo)。セルの中に両方書いておけば当日どっちで検索しても出てくるので、「書いたはずなのに検索で引っ掛からない」という事態を回避可能。
 
内容的に近い単語は近くに
シラバス通りに作っていれば問題ないが、自分で付け加えていくと段々順番がおかしくなってくる。検索→ヒットした周辺の単語を読んで解決することもあるので、面倒だが単語が「AIの歴史」「画像認識」「文章生成」など、なんの話なのかを書いてソートしておくと便利。
 
そんな大げさな、と思うかもしれないが、当日はそれなりに時間がない(200問程度、120分)ので、できることはやっておいた方が良いと思う。
作るの面倒という人は、筆者のものも自由に使用していただいて構わないし(重ね重ね、内容の正しさの保証はしない)、インターネットで「G検定_チートシート」で探せば載せてくれている人もいる。
だが、自分で作った方が確実によいでしょう…

模試

チートシートの作成が終わったら、模試を解き続けるのみである。
無料の模試のサイトをいくつか引用する。

Study - AIさん
利用申請(無料)が必要。本番より少し難しいくらいなので、
やっておけば合格はかたい。
ディープロさん
会員登録(無料)が必要。ITパスの模試もあって便利なサイト。
G検定Web模試さん
テスト10問は誰でも受験可能。是非書籍も購入しよう。

模試解く→チートシートの改良を2週間くらい繰り返すのみである。
筆者は最初(チ-トシート作成前)は3割だった(逆にすごい)。
8割〜9割取れるまでになったので焦る必要はない。

当日

当日は解答用PC、チートシート&検索用PCの2台で挑んだ。
 ブラウザ的にはWindows+←→の分割画面でもできるので、1台しかなくても問題はなかったように思う。

本番はすこし焦ったが、見直しもできた。
模試をそれなりに解いていれば、問題はパターン化されているので見たことあるヤツが殆どになってくる。とにかく模試である。
あとお手洗いは先に行っておくべきである(途中行きたくなって焦った)。

まとめ

助長な文章になってしまったが、以上がG検定体験記である。
とにかくシラバス、チートシート、模試の繰り返しであった。
(こんなに長く書く必要はなかったが、歳を取るにつれ話が長くなっている)

心配性の筆者は合計3カ月もかけたが、超初心者でも2か月1日1時間とかで問題ないと思う。

実際勉強してみて、AIの界隈の雰囲気と、ざっくりとしたAIの仕組みを学ぶことができたので、AI関連のニュースを読みやすくなった。
研究でAIを使用するには至っていないが、AIを使用した論文も圧倒的に読みやすくなった。

あと少しイキれる。
筆者は概ねの資格をイキりのために取っているので、十分すぎる。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
皆様が無事合格できますように!

以上


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