見出し画像

22歳大学生、Chris Bumsteadを語りたいの話

こんにちは

突然ですが、皆さんこの方をご存じですか?

https://x.com/ScytaleNews/status/1845202727145701855 から引用

とんでもない肉体を持つこの方はクラシックフィジークのプロ選手、Chris Bumstead(クリス・バムステッド、以下からは彼の愛称「Cbum」とします。)

ただのプロ選手ではありません。世界最高峰の大会「オリンピア」を6回も優勝した素晴らしい選手なのです。
そんなCbumですが、先日6度目の優勝を果たした際のインタビューで引退を発表しました。彼の価値観やトレーニングとの向き合い方など、こうしたものを目指しているわけではないド素人の私も非常に勉強になる部分も多かったので惜しいですが、今回は素晴らしいキャリアへの祝福も込めて記事を書きます。いつもそうですが、今回は特に自己満足記事です。

そもそもこれ何?どのくらいすごい?

あまりにも前置きが短すぎた気がしたので、補足します。皆さんがイメージされるこうした肉体を競うジャンルとして「ボディビル」あるいは「フィジーク」などがあるかと思います。私も無知すぎるのでAIさんの力をお借りして、その定義を以下にまとめます。

メンズフィジーク

  • コンセプト「海が似合う男」

  • サーフパンツを着用

  • 上半身のみが評価対象(下半身は評価外)

  • 健康的で美しい肉体が重視される

  • 逆三角形のVシェイプが特徴

  • 肩と背中が特に発達している

クラシックフィジーク

  • 1970年代のボディビルダーの体型を目指す

  • 全身の筋肉のバランスを評価

  • Xシェイプ(上半身・下半身は大きく、ウエスト周りはシャープ)と呼ばれる体のシルエットが重要

  • 筋肉量はメンズフィジークとボディビルの中間

ボディビル

  • 極限まで鍛え上げた肉体を披露

  • ビルパンツ(ブーメランパンツ)を着用

  • 全身の筋肉量と定義を評価

  • 大きな筋肉が求められる

といった定義らしいです。細かい部分で異なる点もあるかもしれませんが、大目に見てください。

で、この中でもクラシックフィジークのカテゴリーで戦うCbumは1994年、カナダで生まれました。姉の夫の影響を受けてボディビルディングを始め、21歳でプロに。オリンピア2019で初優勝を果たしてから、オリンピア 2024まで6連覇。世界一を6連続で取っていると思ってください。偉業です。彼が若くして豪語した「新たなスタンダードを作る」を本当にやってのけた人です。

定義を見ていただいた上で改めて冒頭の写真を見ていただくと、その定義の象徴のような肉体であることがお分かりいただけるかと思います。

Cbumにハマるきっかけ

私が彼を知ったのはおよそ1年前、ジムでのトレーニングを本格化させた頃でした。どのようなトレーニングがあるかわからなかった私は世界一の選手のやっていることをすれば少しは効果があるだろうという考えで世界一は誰かを調べました。いたるところで彼の名前を見つけました。

初めて彼の写真を見たときの衝撃は今でも忘れられません。信じられないほど大きく、それでいて美しくかっこいい。それまでボディビルなどに抱いていたような「とりあえずゴツい」というイメージは一変しました。
彼のような体になるのは不可能かもしれないけど、せめて自分で自分の体に自信が持てるようになりたい、(今もまだまだですが)当時ヒョロヒョロだった私にロールモデルができました。

彼の持つYouTubeチャンネルでトレーニングの様子を見て、トレーニングの方法、メニューの組み方、フォーム…あらゆるものを吸収しようと試みました。正直、それだけ学べれば十分だと思っていたのですが英語で話しているので、せっかくなら英語の勉強にしようと勉強しながら彼の動画を聞き流すこともありました。

すると次第に、彼の現実離れした肉体だけではないところにまで興味を持つようになったのです。

王者として、父として、人間として

どの分野でもそうですが、トップランナーは単にその分野のスペシャリストであるだけではありません。素晴らしいメンタリティを併せ持っています。彼もそうです。

彼の動画内での発言、彼が出演するポッドキャスト内での発言からそうしたものが読み取れます。

1回1回のトレーニングをコーチと共に(あるいは1人で)充実したものにしようとする姿勢、自分の弱さや王者故の重圧を認めそれと向き合う姿勢、王者になってもなお過去の自分からの進化を目指し、周囲のライバルさえも高めようとする姿勢…

最近では父としての子育てにも奮闘。家にいる時間のVlogでは必ずと言っていいほど娘さんとのほっこりした様子が映し出されています。30歳とまだまだ脂の乗りそうな時期での引退も「家族や愛する友人との時間が一番大切」とのこと。大切な人々への愛を忘れず、自らを律して高める、そんな彼の人格にも惚れました。

そんな彼の素晴らしい人間性を象徴するのが、今回のオリンピア2024の優勝スピーチです。Youtubeで「Chris Bumstead Olympia 2024」などと調べると出てくると思います。ぜひお聞きください。(公式の映像を見つけられなかったので引用はやめておきます)

自分に生かせることは?

トレーニングはもちろん、今後働くうえでも彼の考え方には学ぶべきことが数多くあります。
うまくいっている時こそ謙虚に自分を高める。苦しい時は苦しいと認め、それに立ち向かう努力をする。時には大切な人に力を借りて、借りた以上の力を貸す。

私が今後目指すキャリアの中では彼のようにとまではいかなくても、壁にぶつかることは多くあると覚悟しています。それでも彼が見せてくれた姿を少しでも参考にして、彼のように多くの尊敬を集めるリーダーやトップランナーになりたい、そう思います。

素晴らしいキャリアとお手本になるような人間性に尊敬と愛をこめて、この記事を締めます。

Youtube

インスタ

https://www.instagram.com/cbum?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?