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21歳大学生、資格取得のススメの話

こんにちは

私は大学に入学してからここまでの3年半で下記の資格を取得しました。
・TOEIC865
・日商簿記2級
・FP3級

詳しくはこちらから

今回はこうした資格取得までの経験談を共有させていただきます。
攻略法というよりかはこうしたことが待っているぞ、これに苦戦したぞというのがお伝えしたいことです。


TOEIC865

TOEIC865、世間的にはまあまあな点数という分類になるかと思います。990点満点ですから、やや高得点扱いになるでしょうか。Xなどを見ると満点がゴロゴロいるので決して自慢できるもんではありませんが。

私は純ジャパ、普通の小中高に通っていたので英語と特段強い関わりはありませんでしたが、ここまではいけました。ただ、1回で取れたわけではありません。5回目の受験でここまで来ました。

1回目:大学1年の6月 655
2回目:大学1年の6月(3週間後)655
3回目:大学1年の7月 740 (L:390,R:350)
4回目:大学2年の4月 795 (L:400,R:395)
5回目:大学3年の6月 865 (L:465,R:400)

*3回目は大学の英語のテスト代わりでした。
少しずつ成績を伸ばしたのが、ご覧いただけるかと思います。いかにして伸ばしたのかをここから説明していきます。

655~740

たった1か月でここまで伸ばした要因、それは真剣に対策をしたことです。
たったそれだけ?と思われるかもしれませんが、本当にこれだけなのです。

初めて試験を受けたときは正直全くと言っていいほど勉強をせずに臨みました。唯一勉強したことと言えば、問題用紙に書き込みをしてはいけないということ。試験中に「ああ、こんな形式なんだ」と思いながら解きました。今思えば、試験料がもったいなかったので皆さんは絶対にこんなことをしないでください。

1回目を終え、もう1回見たからいけるだろうという油断で2回目もサラッと参考書を見て臨みましたが足踏み。まったく点数が変わりませんでした。繰り返しになりますが、試験料がもったいなかったので皆さんは絶対にこんなことをしないでください。

3回目はそろそろ本気でやらないとまずいという思いで、ようやく参考書1冊を1か月かけてすべて解きました。問題の癖、自分なりの解き方、時間配分といった作戦を練った結果、一気に700点の壁を突破しました。
YouTube等からテクニックを学ぶことはできますが、1番は経験を積むに尽きます。やればやるほどリスニングでどこを聞けばいいかわかるし、リーディングでどう読めば正解を見つけられるか掴めるはずです。とにかく量をこなしましょう。

740~795

1年後に自分の英語力の成長を確かめようと再受験。上記の対策に加え、それ以前から洋楽を聞いたり、洋画を見たりしていたので確実に英語に触れている時間が長いという自負がありました。
結果はリーディングが大きく伸びての55点アップ。TOEICの参考書を解くだけでない勉強法が効果的だと感じた一方で800点に届かなかった心残りもできてしまいました。

ちなみに洋楽を聞く際には歌詞を読んでその意味を理解する、リンキングに慣れると言ったことを心がけました。また、洋画は英語訳や日本語訳をこまめに見て、気になった表現や単語はメモ帳に残しました。そして問題を解く中で出てきたものには印をつけて、TOEICにおいて高頻度で出てくるものは何かを見極めていきました。

795~865

オーストラリアへの1か月間の留学後、せっかくならと受験を決意。850を目標にし、無事に達成しました。ご覧いただくとわかるようにリスニングが一気に伸びました。495点満点ですからかなりの高得点でしたね。

その要因は言うまでもなく留学です。生の英語を1か月浴び続けたことで、試験会場では「こちとらオーストラリアで1か月生活しとんじゃい!」と自信にあふれていました。冗談ではなく、CDプレイヤーから聞こえる音声がゆったりとクリアに聞こえました。冷房少し強いなと感じる余裕すらありました。

一方で、リーディングはほぼ伸びず。留学中も英語に触れていましたが、こればかりはTOEICならではの問題に対応できなかったといったところでしょうか。今後も生成AIなどを活用するので、英語を自ら読解する機会が減るかと思います。あえて時間をかけて英語を英語のまま理解する機会を設けて、リーディングも伸ばしていきます。

ちなみにここで行った対策はほぼありません。留学に行くというのが最高の対策になりました。学生のうちに行ってください。私は短期でしたが、行けるなら交換留学等で長期で行ってください。

参考書紹介

単語はこれ1択。これ以上もこれ以下もいらない。

問題集は数を重視。こちらは5回分。

文法につまづいたときにはこちらを使いました。これも数重視。


日商簿記2級

学生のうちに取っておいた方がいい資格として挙げられていたこともあり挑戦。もともと経済・経営を勉強していたので簿記には馴染みがありました。3級はあっさりと突破。2級に挑みました。

2級の簿記試験には商業簿記と工業簿記の2種類あります。以下で違いを説明します。(生成AIのCopilotさんに質問)

商業簿記

工業簿記

商業簿記は商品の売買に焦点を当てており、工業簿記は製品の製造過程におけるコスト管理に重点を置いています

商業簿記は3級で経験していたので比較的簡単に理解できましたが、工業簿記の理解には時間を要しました。

商業簿記

商業簿記の対策はまず3級を受けることで大体の対策はできます。専門的な用語を覚え、仕訳ができれば高い確率で合格ができます。
2級ではそこからもう1歩、2歩進んだものになりますが、ベースは3級のものになります。

工業簿記

工業簿記がどれだけできるのかでこの2級の合格不合格が決まると私は考えています。なぜこの工業簿記が難しかったのかを今振り返ってみると、おそらく身近に感じることがないからではないかという結論に至りました。
商業簿記は上記の通り、小売業や卸売業が対象です。スーパーに買い物に行ったとき、そういった業種でアルバイトをしているときなどの経験で理解がはかどることがありますが、工業簿記は製造業向け。よほどのことない限りは身近に感じる場面がないのです。

私がこれをどのように乗り越えたか、これはずばりイメージを頭に描くことです。参考書の中には図で解法を示してくれることがありますが、あれを頭の中に描くのです。

こんな感じで https://www.bing.com/images/search?view=detailV2&ccid=dktfQ2Gz&id=9E89EC05CD3B6B6F0736F704A7451E567B5E80AB&thid=OIP.dktfQ2GzUTqY_x0oVFNWXwHaGc&mediaurl=https%3A%2F%2Finuboki.com%2Fwp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2021%2F02%2Fkoubo0-3a.jpg&exph=800&expw=920&q=%E5%B7%A5%E6%A5%AD%E7%B0%BF%E8%A8%98+%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8&simid=607995936371130135&FORM=IRPRST&ck=5E9118394A89381D955D5EC977902029&selectedIndex=0&itb=0&cw=1346&ch=791&ajaxhist=0&ajaxserp=0

今は材料の話をしているのか、機械の話をしているのか、製品の話をしているのかなど自分が今どこにいて、どんなことを聞かれているのかを繰り返し問題を解く中で身につけていきました。

とはいえ、工業簿記の理解は非常に難しいものです。商業簿記のパートで高得点を稼ぎ、工業簿記のパートで最低限の得点を取って逃げ切るというのが理想的なパターンでしょう。

参考書紹介

この5冊で受かりました。

むやみに手を出さず、このくらいに収めましょう。合格トレーニングがなくてもいい人もいるかもしれません。インプットをある程度したら、とにかく問題を解いて慣れる。これに尽きます。

FP3級

得点率60%と資格取得のハードルの低さですので、ぜひ挑戦してください。勉強時間は夏休みの1か月半ほど。決して理解が早い方ではありませんが、それでもこの期間で合格できたので皆さんであれば大丈夫です。

唯一懸念する点があるとすれば、広く知識を身に着ける必要があるという部分でしょうか。

  1. ライフプランニングと資金計画

  2. リスク管理

  3. 金融資産運用

  4. タックスプランニング

  5. 不動産

  6. 相続・事業承継

一見難しそうに見えますが、これらの入り口の部分が出題されます。不動産マスターにならなくても、資産運用のプロフェッショナルにならなくても大丈夫です。

参考書紹介

この2冊でいいです。あとは過去問を解けば十分。


ということで、資格取得のススメをお伝えしました。勉強をしていない情けない様子も、まあまあまじめに勉強した様子も感じ取っていただけたでしょうか。

今後の社会人生活で資格取得の利点を感じたらまたお伝えします。学生の時間がたっぷりあるうちにこうした資格に挑戦してみてはいかがでしょうか。

それでは、また。

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