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INIに出会って日本も悪くないじゃんって思えた話

こんにちは!えびです。

突然なんだって話ですけど、推しに出会って自分の今までの価値観がまるっきり変わってしまったことってありませんか?
「今までこんなことしたことなかったけど推しに出会ってするようになった!」とか、「今までこれが苦手だと思ってたけど案外好きになれた!」
とか。

私の場合もそれで、INIに出会って自分の価値観が大きく変わったり、元々好きだったけど今まで気付いてなかったことに気付いたことも多くて。
とにかく推しに影響されがち。仕方ないよねオタクだもん。


毎日X(旧Twitter)で散々アイドルに対して騒ぎ散らかしている私ですが、元々アイドルって結構苦手な部類だったんですよね。
根っからのアイドル好きの方ごめんなさい、見ての通り今は大好きです。

幼少期はテレビなんてくだらないとNHKのニュース番組くらいしか見せてもらえなかったし、良い音楽しか聴かせないという謎の両親の方針で小学生までクラシックかジャズ音楽しか聴いたことがなかったんですよ。
もちろんアイドルなんて言語道断。

そんな教育を受けて育った私はやっぱりなんとなくアイドルに対して相容れないような感情があったんですよね。

だから今でも青春時代に流行ったアイドルの話題になるとちょっと付いて行けなくなる時があります。カラオケに行った時によく友だちが歌ってた曲とか、遡って調べた知識のみ。

だからフェンファンがカラオケ大会の時端っこで手を叩いてるのを見て勝手に「分かるよ~」という気持ちになりました。すごく勝手ですけど。


色々両親からの制約があった私の幼少期や青春時代でしたが、それでも反発するのが若さってもので、親の目を掻い潜って中学生時代は漫画やアニメを見ていたし、高校時代は邦ロックに洋ロック、洋楽や海外ドラマに夢中になっていました。


長引く厨二病からか「やっぱり良い音楽は海外にしかないんだ!映画もドラマも海外が一番面白い!日本は小さい国だからつまらないんだ!」とまで思っていました。(当時高校生のガキンチョの言うことですからね、お許しください)


そんなガキンチョが大学生になった時に出会ったのがK-POPでした。
当時第3世代(BTS,TWICEあたりを指します)が世界的にブイブイ言わせ始めている時で、K-POPアイドル好きの友人に布教されまんまとハマりました。

その当時のK-POPサウンドは洋楽をベースに取り入れたサウンドも多かったので聞き馴染みが良かったのと、シンプルにその時の最推しの顔が好きすぎて自分がアイドル嫌いであることを忘れました。

あっけなかった。美しいものの前に人間は無力ですから。


ここまで全くINIの話が出てきませんでしたが、やっとここで登場します。

私が社会人になった頃、丁度コロナウイルスが蔓延しK-POPアイドルが来日出来なくなったんですよね。
そして新社会人として毎日ヘトヘトになりながら働いていたら、どこか「韓国語を日本語に変換して曲とコンテンツ楽しむの疲れたな...」みたいな疲弊感があって。

そんな時Youtubeでデビュー前のINIクラスと韓国Vlogがおすすめで流れて来て、それはそれはびっくりして。
「アイドルが日本語で喋ってるだと!?」って。 (※日本のグループなので当たり前です)

いやほんとびっくりした。突然自分がネイティブレベルで韓国語が上手くなったのかと思いましたからね。

そんなこんなあり現在に至るまでINIにハマり続け、推しが母国語で喋りテレビをつければ推しが映っておりグッズに関税がかからない有難みを日々感じている毎日ですが、最近ふと自分の価値観って結構変わったよなあと思ったんですよね。


まず今まで見たこともなかった日本の音楽番組も見るようになったし、バラエティー番組も見るようになりました。
リモコンで電源を入れればすぐにテレビはついたのに。テレビでずっと流れてたはずなのに。
INIを好きになってからやっと初めてちゃんと近くにあったものを認識出来たような感じ。

そうやって日本のエンターテイメントに触れるようになってから日本のテレビ番組の良さとか、特に「日本のアイドル特有のキラキラ感」ってこういうことだったんだなって最近少し分かるようになってきた気がします。

INIメンバーの中には元々日本の事務所に所属していたり、日本のアイドルを見てアイドルを目指すきっかけになった人もいると思うけれど、INIになった今その繋がりで共演したり曲をカバーしていることもとても多くて。

やっとそこで「こんな人たちだったんだ」「こういう音楽をやってるんだ」って今まで触れてこなかった日本のアイドルや音楽に対する距離が近くなった感覚があるんですよね。

K-POPアイドルしか知らなかったからどうしても「アイドルと言えばこれ」といった何を良しとするかみたいな考え方のベースが偏りがちになっていたなと思うのだけれど、価値観の間口が広がったような感覚にも近いかも。


間口が広がった分、色んなものに「面白い!」「素敵!」「楽しい!」を見つけることが上手になってきた気がします。

そしていつの間にか本当の意味で「日本のアイドルの音楽」に対する無意識的な偏見が無くなっていったような気がしています。


そして少し話は変わりこれは推しの許豊凡の話になってしまうけれど、彼はプラメやブログでよく自分の日常を切り取って文章や写真で教えてくれるじゃないですか。
それを読んでいるうちに「日本語って綺麗だなあ」と思ったり、「日本人の目にはもはや当たり前で、心に留まることもないこの景色がフェンファンの目にはこう映ってるのか」って、日本の良さを再発見したんですよね。

元々私自身書くことは好きでK-POPオタク時代もブログを書いてはいたけれど、日本語が好きだからとは思っていなかったし意識していなかった。

けれどフェンファンの文章を読んで「そう言えば私日本語が好きだったんじゃん」と思い出しました。
文字を目で追ったり空想にふけるのが好きで本を読み漁っていた幼少期や、放課後の職員室で先生にこっそり自分の文章を褒めてもらったのが嬉しかったあの青春時代とか。

そういうことを思い出させる文章を書くんですよ、許豊凡って。
きっと彼自身が文章を書くことが大好きだからだと思う。

フェンファンは邦画を観ることも多く、私もおすすめされたならばと観れるものは観るようにしているのだけれど、今まで洋画しか面白くない!と洋画や海外ドラマばかり観ていた私にとって大きな変化だった。

フェンファンは以前「邦画を観るのはコンテキスト(文脈、背景)を埋める作業に近い」と言っていたけれど、私が今彼の影響で邦画を観ることは彼とはまた違った意味で埋め合わせをしている感覚に近い感じがする。

「つまらない」と思っていたことが本当はとても意味のある尊いものだったり、日本語でしか表せない行間やニュアンスだったり、目の前にありふれている日常が切り取り方でこんなにも美しかったり。
自分の未熟さで勝手に決めつけて穴だらけだった自分の知識と価値観を少しずつ埋めている感じ。


ここまで早口で長々と語ってしまったけれど、とにかくINIは私の価値観を変えてくれた。
私の知ったかぶりで「日本ってつまらない」と思っていたものが、「日本も悪くないじゃん」にしてくれた。

改めて推しってすごいしオタクは影響されすぎですね。

影響受けすぎオタクがファンになっちゃってINI並びに許豊凡には申し訳ないですけど、これからも末永くよろしくお願いしますね。


あーーーーー!!早く月1回のフェンファンブログ更新日にならないかなーーーーーーーーーーーー!!!


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