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僕がバーテンダーになったキッカケ

えびはらは大学時代、半年ほどバーに勤務していました。

でも、元からバーで働きたかった訳じゃ無かったんです。

始めたキッカケ

キッカケはお世話になった人からの紹介でした。

一緒にご飯を食べていると、
「知り合いのバーがあるんだけど、良かったら働いてみます?」

何気ない会話の後に唐突に言われ、
すごい困惑したのを覚えています。

「一晩考えさせてください」と言い、
帰りの電車の中で揺られながら考えました。

「多分、バーで働けるチャンスは二度と来ない」

だけど、そのバーは港区にある会員制のお店
そんな場所が自分に見合うとは思えなかったし、
働いたら迷惑かけちゃうんじゃないかと思った。

でも、
・迷惑かけてでもやってみたい
・このチャンスを活かして自分を変えたい
と思い、迷いながらも始めてみることにした。

人生初のバー

初回勤務の前に、軽い面接を行うことになった。

「僕みたいなコミュ障は落とされるかもな」
「働きたい理由はなんて言おうかな?」

なんて思いながら足を踏み入れた、
あまりにも華やか過ぎるバー。

初めてみるシャンデリアを見ながら歩く店内は、
やっぱり場違いに思えた。


でも、そんな僕を従業員が受け入れてくれたて、お酒を飲むと緊張がほぐれた。

特に、店長は凄い気さくな方で、
「ディズニーではゴミを拾うことを夢を拾うっていうじゃん」
「だから、ゲロを拾う時も夢を拾うと思ってやって欲しい」

なんて冗談を言っていました笑

不安とドキドキが混ざる中、結果は採用

後で分かったのですが、このお店は紹介でしか
募集しない代わりに面接に行けばほぼ採用されるシステムでした。

しかも、雑談しながら飲むだけの面接。

だから、行きの電車で必死に考えた
「コミュニケーションが苦手だけど、この仕事をきっかけに自分を変えてお店にも貢献できるような人間になりたいです!」
なんてありきたりな話もしないまま終わっちゃいました笑

初日の勤務

無事に採用され、いざ初日になったものの、
お酒の作り方が分からない

お酒の種類も分からなくて、コークハイと緑ハイの『ハイ』が同じだと思ってるレベルでした。

コークハイはコーラ+ウイスキー
緑ハイは緑茶+焼酎

で、同じお酒を使ってなかったんですよね笑

お酒の知識を先輩に教えてもらったけど、
お客様のオーダーは教わっていない注文も多い。

お酒の知識がほぼ0の僕は誤魔化しながら乗り切ることにした。

お客様に「カシオレ作って」と言われたら、
その場では「かしこまりました。」と分かってるフリする。

その後は「カシオレって何だ?」って思いながらカウンター下でスマホで検索。

「カシオレってらカシスのお酒+オレンジジュースなのか!」 
と分かったら、急いでお酒を作る。

「お客様に見られたらなんて言い訳しよう笑」
って思いながらも無事に初日の勤務を終えることができた。

自分でも働けるかもしれない!
そんな希望を感じたバーテンダー初日でした!

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